■８月３１日

涼しく過ごしやすい朝です。
今日もリハーサルが続きます。
良い感じで進行しています。

８月３１日というのはいくつになっても、
何か特別な響きを感じます。
一冊の本を読み終えて、
次の本の表紙をめくるという感じ。
夏休みが終わるからですね。

面白い本を読み終えてしまったどこか寂しい気持ちと、
次の本ではどんなストーリーが待っているだろうと、
ワクワクする気持ちが同居する。

今よりももっと多感な頃、
夏休みというのは特別なシーズンでした。

夏休み前～夏休み後では、
見た目も変わりますが、
内面はさらに大きな変化があった。

２学期の始まりは、
もしかしたら卒業よりも、
僕らを変えたんじゃないか。

人の心はカレンダー通りに切り替わらないので、
身体は付いていこうとするけれど、
気持ちはスピードに付いていけずに置いていかれてしまう。

慌ててページを一度にたくさんめくったところで、
またいつか、そこ読むために、
飛ばしたページに戻ることになる。

そんなアンバランスな加減の中に、
キラキラしたものが潜んでいたのではないか、
潜んでいるのではないか。

時々、はみだしてもいい。

時々、足りなくてもいい。

むしろ、はみだした部分こそがあなた自身であり、
足りない部分こそが、あなたそのものなかも知れない。

ザラザラ、ゴツゴツ。

たまに引っかかっても痛くてもいいじゃないですか。

はみだした部分をあまりトリートメントし過ぎることのないように。

それが２学期への僕の思いです。