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■楽曲制作ノート 05 天国でもう一度マリーミー! Collaboration with 加藤いづみ

馬場俊英 制作ノート 05

■天国でもう一度マリーミー! Collaboration with 加藤いづみ

元キマグレンのISEKIくんが横浜赤レンガで開催している「毎日がクリスマス」に数年前から参加しています。2015年にはKANさん佐藤竹善さんをゲストにお迎えしましたが、そのときに披露する曲として2015年の秋にクリスマスソングを2曲書きました。ひとつが「ブラック・クリスマス」で(笑)、もうひとつがこの「天国でもう一度マリーミー!」です。タイトルはどこか映画の邦題のようでとても気に入っています。

おじいちゃんと、おばあちゃんのクリスマス。僕らも気がつけば、おじいちゃん、おばあちゃんになってもおかしくない世代となりました。でもまだまだみんな若いですよね。一年の終わりに、年の瀬に、クリスマスの季節に甘く切ない気持ちになるのは今も昔も変わりません。この歌では、パートナーを亡くした女性がクリスマスに相手を想い、男性もまた「死んでも君を離さない」と天国で誓い、いつか天国でまた一緒に・・と互いに願う、新世代(旧世代?)のPOPで誠実なクリスマソングとなりました。

この、おじいちゃんとおばあちゃんのラブソングをキュートに歌ってくれるのは、この人しか思い浮かびませんでした。そうです、加藤いづみさんとのコラボレーションです。加藤いづみさんとは、1995年頃、僕がまだデビュー前に女性シンガーの佐藤聖子さんのソングライティングをしていた頃に、聖子さんといづみさんがとても仲が良かったことで知り合いました。

スタジオに来てくれたいづみさんの第一声を聴き、あまりの素晴らしさに感激をしました。歌唱はもちろんですが、イントロのいづみさんのセリフ、「Happy Christmas おじいちゃん」を何度も繰り返し聴いては制作陣の全員が立ち眩みをしています。こう言われるなら「おじいちゃんになってもいい」と(笑)。

いづみさんと時を経て、一緒に作業をできたことも嬉しかったです。いづみさんの存在無しではこうした形に完成できなかったと思います。素敵な仕上がりになりました。素晴らしいアレンジは神佐澄人さんが担当してくれました。かんちゃんナイス!こういう曲をずっと作りたいと思っていました。

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