天童温泉松伯亭あづま荘女将四季日記

天童温泉松伯亭あづま荘の女将が四季折々の出来事や感じた事を綴る日記

若松様

2010-10-05 20:29:00 | お駒会
 
去る十月二日に天童市に在る歌にも出てくる「めでた~めでた~の若松様」にて
縁結び祈願祭が行われました
ここは自覚大師が開山したもので、昔は東の出雲大社・西の若松寺と言われる位縁結びで栄えたお寺です
来年の天童温泉開湯百周年に向けて
今月からJR 企画商品でお出でになるお客様とのご縁を願って女将達が考えた献立料理を奉納致しました
このお寺の正式名は鈴立山若松寺(れいりゅうざん じゃくしょうじ)でも地元では皆、親愛を込めてわがまっつぁま(若松様が訛った)と呼びます。
男女の縁は勿論の事、人間関係の全てが良縁であることを願って1302年もの間多くの人々に信仰されてまいりました

縁結び御膳は昔から冠婚葬祭のお膳に供された料理です
えご・カラカイ・乾物昆布巻き・そして小さな塩結びおにぎりは語呂合わせ
えごは海藻の天草を加工した物でカラカイはエイヒレを干した物又昆布巻きは中ににしんを入れて・・・海が遠いこの地方に海産物を使った独特の料理方が考えられたのでしょう。野菜の干し物は雪深い山形の冬の食卓に欠かせない栄養源でした。
ご希望のお客様にはお出し致しますのでご予約の時に縁結び御膳でと言って下さいネ!

境内は沢山の若者で埋め尽くされ
大きな声じゃ言えないけれど
こちらのご住職と握手をすると
益々良縁に出会えると評判で
遠くからもお出でになるとか
この日も握手を求める長い列が
出来ていました♪


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