天童温泉松伯亭あづま荘女将四季日記

天童温泉松伯亭あづま荘の女将が四季折々の出来事や感じた事を綴る日記

奥の細道

2010-07-14 23:00:00 | 日記
昨日7月13日は俳聖芭蕉が天童の紅花畑を通り、山寺にて「閑けさや~岩にしみ入る 蝉の声」を詠んだ日なのです
それに因み昨年完成していた天童~山寺間の「奥の細道・山寺への道」の完成お披露目が行われました。
山寺立石寺官主の祈祷から始まり山形市長・天童市長のご挨拶そして関係各位のテープカット
その後参加者全員で平成の芭蕉さんと曾良さんを先頭に321年前に歩んだであろうお二人に思いを馳、正に細い道(幅1M 位)を辿りました。
この道素敵です。両脇が果樹や農作物が犇き合って手をの伸ばせば届く感じ。小花が咲いていたり、野鳥も囀り、昆虫も一杯いました。お子様方と歩いて観察なんていいですね。
      野苺の群生・じゃが芋の花・茄子・トウモロコシは私の背より随分高いでした・山形のりんごは美味しいですよ・さくらんぼ・ぶどう棚とその下の茗荷

忘れもしない2007年11月10日「仙山線全線開通70年記念式典」の折、湯茶接待係で山形市長と天童市長を前に話題に困りつい言った私の言葉・・・「山形市長さん、芭蕉さんが歩いた天童から山寺の小道なんですが、天童側は整備が完了したんですが、両市の境界線から山形側は丸で手つかずなのですが何とかなりませんか」天童市長も力説してくれ、山形市長はその場に居た担当者を呼び「OO 君そんな事は明日からでもすぐ着工しなさい!」の一言で決まった私にとっては大変な事件でした。勿論私は話の糸口で前天童市長がキーポイント。そんな思い出も含めてとても嬉しい日でした♪

さくらんぼ狩り

2010-07-04 23:55:00 | 日記

まさにルビーに例えられるに相応しい風情ですね。緑の葉っぱの間からぴかぴかに光ってますよ
今年は開花が大幅に遅れたので佐藤錦は今が最盛期。これから南陽・紅秀峰と大玉の横綱クラスが出回ります。今年はまだまださくらんぼ狩り大丈夫ですよ~

さて贈答用は別として、自分家で食べる分としてはお金を出して、生まれてこの方買ったことがない私です。毎日色んな所から戴きます。感謝しなければいけませんね~





こちらは戴いた手作りバッグなんとも暖かい心が伝わってきます。九十歳過ぎたお爺ちゃんが呆けないようにと一針一針丁寧に作られた物です。デザインも中々ですよ
ありがたい事に私にもと送って下さいました。山口様毎年ご贔屓くださり本当にありがとうございます。長寿にあやかれます様に大事に使わせて頂きます。

PK戦

2010-06-30 22:30:00 | 日記
昨夜のワールドカップ皆様は何方と見られたでしょうか。息子は友達と盛り上がると出かけ、私はぷーまを膝に一人で観戦致しました。始めはボールに反応していた2にやんも膝暖で眠くなりちょっと位声を出しても起きません。
まったくの互角でございましたね~これといって手に汗握る場面も無く淡々と試合は進み、流石に後半40分を過ぎた頃には精神的にソワソワ感がつのり座っている状態ではなくなりました。そっとぷーまを置くと部屋中を歩き周り「日本!ちゃちゃちゃ!」」を繰り返しました
そんな私を不思議に思ったのでしょうnanaは椅子の背もたれに跨って私を応援してくれました。毎回出てくるこの赤い布は私のお気に居りの膝かけです。3にやん共大好きなのです。広げると全員集合状態です

さて延長戦で力尽きた私はPK戦は結構冷静でした。これはもう時の運・・・結果勝利の女神はパラグアイに微笑んだのでした。選手達の涙を見て私も涙しました。その涙は悔しさの涙ではありません。日本を代表して若き青年達が計り知れないプレッシャーの中、見事なプレイを見せてくれた事への感動の涙でした。「いや~よぐやたな~えらがった、えらがった」傍に居たら頭なでてやりたかったよ♪


前島様先日はご宿泊戴き又今年も苗をお持ちくださりありがとうご座いました。雨が止んだら大事に植樹いたします。

風薫5月

2010-05-18 23:00:00 | 日記

みちのく山形もやっと初夏らしい気候になってまいりました。山々の新緑も美しく
天童温泉通りにある藤棚も満開を迎え良い香りを放っております。
藤の花を見て頭に浮かぶのは日本舞踊の藤娘。日本髪にゆらゆら揺れる藤の簪の姿が
風流ですね~正に和の風情とでも申しましょうか。

さて和といえば先日すごい舞踊の会(乾ふじ会)が天童市民文化会館で公演されました。
浄瑠璃を始め長唄・三味線・お囃子まで全て生演奏で、舞台装置も本格的。紋付袴姿の
イケメン後見まで付き衣装がこれまた艶やか。
特に最後に踊られた会主の乾先生は「清元累」を約一時間熱演され、天童で見ている事を忘れ
歌舞伎座で歌舞伎を見ているような錯覚を覚えたほどでした。

これは地元の女流舞踊家で中央でも活躍されている藤間乾先生が主催されたものです
天童温泉女将の会「お駒会」で何時も私を支えてくれる副会長のつるやの女将の姉上なのです
幕の合間に舞台で挨拶を終え客席に降りていらした天童市長、私達を見つけ、隣に座ればいいものを遠慮して一席空けて腰掛けたのですが、質の高さに唸っておりましたよ。

さて日本人形のようなお二人何方でしょう?
つるやの女将とそのお嬢様、母娘で(羽根のかむろ)を舞いました。
どちらがお母様かお嬢様か解からないぐらい可愛かったという事にしておきましょう♪


さくらんぼ

2010-05-08 20:56:55 | 日記

山形といえば=さくらんぼを思い浮かべる方結構いらっしゃるでしょうね。頂いちゃいました!
まだハウス栽培で路地物ではないので、太陽の恵みを一ぱい受けた本来の味には今一ですが、とても美味しゅうございました。

今は丁度開花時期、真っ白な花が咲くのですが、天候が悪く蜂が飛ばなかったり、霜が降りたりすると凶作になってしまいます。生産者の方にとって一番お空の気元が気になるところでしょう。でも大丈夫このところ毎日いいお天気が続いておりますから。
どうぞ今年も美味しいさくらんぼが沢山実りますように♪

幸多かれ

2010-02-17 22:33:12 | 日記
 杜の都仙台の次の日は花の都東京でした。長年ご家族で御贔屓くださるお客様のお嬢様の結婚式にご招待を頂いたのです。会場は一度は行ってみたかった日本橋に在るマンダリンオリエンタル東京。ここは五星以上というだけあって中々でしたよ。式の間何回かお化粧室に行ったのですが入る度にごみ箱にごみが無いのです。何処かで見ているのかしらと辺りを見回したぐらい。

新郎新婦入場に続き御媒酌人様の挨拶があったのですが「取り立てて言うことでも無いのですが新婦は十年前に1度結婚しております。俗に言うバツ一です。」という言葉から始まっちゃったのにはもう驚き!そりゃ半分以上の方々が前回と同じ招待者だとしても・・・・・私も前の結婚式を知っている一人です。そしてこの10年の花嫁の悲しみ、それを見守るご両親の苦しみを知っているだけに今度こそ幸せになってもらいたいと強く思いました。
新郎はお見合いの席で新婦に一目惚れ「こんな綺麗な方に僕でいいのでしょか?」とても純朴で誠実な青年。この素直な言葉に彼女は惹かれ自分に自信を持ったのかも今日の新婦は晴々として輝くように美しく、そして初々しくもありました。「綺麗よ、とても綺麗よ!」と応援の意味も込めて何回も叫ばずにはいられませんでした。  
さて写真の新郎様お仕事柄特別なヘヤースタイルです。ご出席の方々も同じ方が随分おられました。誤解を招くといけませんので一言仏教界の方ですよ。マンダリンのフルコースも良かったけれどシャンパン飲み放題で(勝手に私だけ)超リッチでご機嫌なひと時でした♪



同級生

2010-02-15 20:33:56 | 日記
久しぶりに杜の都仙台に行って来ました。大好きな仙山線に山寺駅から乗車する事小一時間仙台駅の改札口を出ると人の波が押し寄せ、くら~と人酔いする位。4時からの講演会なのに駅に着いたのが4時07分計画的遅刻。足早に会場に向かう途中「吉田!吉田!・・・」なんか懐かしい響き、大きい声で呼んでるのに速く気付てあげてよネ~とか思いながらふと顔を上げると「吉田だろ!」彼は私を呼んでいたのでした。こんな事ってあるんですね。彼は中学の同級生、吉田は私の昔の名字。十数年振りの再会にビックリ「キャー元気!そのうち同級会やりたいね!」時間があったら一緒にお茶位飲みたかったよ相沢君。でもあんな人混みで私を見つけるなんて、余程変わってないって事かな~勝手に好い方向に解釈する私でありました♪

七草「納豆汁」

2010-01-10 12:37:50 | 日記
山形の七草は納豆汁を食べるのが定番でしょう。この時期雪にすっぽり包まれるこの地方、草なんて何処にも見当たりません。今でこそスーパーに行けば何でも揃うけど昔はあるとしたら湧水付近に原生する芹位だったはず。そこで考えられたのが郷土料理「納豆汁」ではないかと思います。正月のお節の残りの根野菜の切れ端など全てサイコロに切り、具だくさんが私流。冷蔵庫の整理にもなります。これに豆腐・油揚げを加え何より芋がらを入れるのがお決まりそしてひたすら叩いた納豆を混ぜ合わせ味噌で味を調えて出来上がりです。器に盛り付けてから生の芹と葱をがばっと入れ七味をどどっと振りかけます。食べている内に体の芯から温まってくるのがわかります。青野菜は冷え、だから夏に沢山食べます。訳がわからない風邪が蔓延するこの時期予防の為にも根野菜を沢山摂取して体温を上げたいものです。そんな意味でも納豆汁は最高です尚且つヘルシー。旬の物って本当に美味しいですよネ~♪

雪灯籠

2010-01-06 21:33:03 | 日記
正月から降り積もった雪で灯篭を作りました。蝋燭の灯がゆらゆら揺らめいて情緒を誘います。ここまでは良かったのですが、これを作ったのは息子(あづま荘フロントにおります)。彼は雪の降りしきる中軽装で外を歩き回ったせいか次の日熱を出してしまいました。夜間j診療でS病院で診察した結果新インフルエンザと診断されたのでした。自分の部屋から外出禁止令が出され、非国民的扱いを受け納得出来ない息子は「昨日の医者は耳鼻科の先生だからどうも信じられない」と言って今度はK内科へもう一度検査しに行きました。結果はただの風邪!こういう事ってあるんですね。一軒の医者だけ信用しないで自分で納得がいくまで調べるって大切かも。勿論その後熱は出ないし元気になりましたよ♪

仲秋の名月

2009-10-05 12:41:25 | 日記
10月3日(旧暦8月15日)は俗にいう芋名月でした。夜空に浮かんだ神秘的なその姿に思わず手を合わせました。幼き頃 月にはうさぎがいると信じて疑わなかった。しかし間もなく普通の人さえ月に旅行出来る時代が来るという。古人(いにしえびと)が神や仏と崇めてきたものが科学的に解明されてゆく現代・・・何んとも味気ない世の中になったものである。♪