九月末に三泊四日で出張だったオット。
巨大台風24号が近づく前に出張先に着いたのだが、復路は予定していたフライトがキャンセルになったらしく、
ぎりぎり運航できるかもという福岡→那覇便に乗ることが出来て、無事に帰宅出来たのです。
28日のことでした。
博多あまび(あまおう苺入りわらび餅)
予定外だった福岡空港でオットが買ってきてくれたお土産。
美味しかったー!
そして夜が更けるにつけ、暴風雨が窓や壁を打ち付ける恐ろしいくらいの音が聞こえ始める。
ひえ-っと思いつつも、テレビを見ていたらポンッと音がして何か落ちてきた!
見ると壁に取り付けられている換気口の蓋が風圧で押されて外れ落ちてきたのでした。
落下の衝撃を物語る
リビングテーブルに落ちてなかったら、誰かのアタマを直撃していたのだろうか...
その中にかすかに缶からの転がる音も聞こえていたのだが、この時はまだ気にも留めてなかったのです。
明けて29日。
まだ暴風雨はおさまっていないが、ベランダを見るとひえー!
でた!人生二度目の避難戸破損!
暴風域を抜けたのか台風の目に入ったのか分かんなかったけど、一時穏やかな時間帯があったので
そのすきにザザッとベランダを片付けたのですが...
イヤでも目に入るこちらの光景。
ベランダに置かれているモノの状態よ。
缶から瓶から...
そう、夜の間に聞こえていた缶からの音は、隣のベランダからウチのベランダに転がってきてたモノの音だったのです!
あの暴風雨で、万が一缶でも瓶でもが風に煽られて、それがガラスに打ち付けられて、ガラスが割れてたら...と思うと冷や汗が出たのです。
経験者からのアドバイスで古タオルケットを目隠しに
枠の下に挟まっているケープの空き缶は隣のヤツやから、ワタクシは絶対に触りません!
(今日現在まで触ってない)
なぜかこのタイミングで、ガス台の乾電池が切れかけるというハプニングがあり、
穏やかな時間帯を縫って、あちこちの開いてるお店(主にコンビニ)を巡りました。
(案の定売り切れている店がほとんど)
「巨大って言ってた割には停電もせんかったし、よかったねー」なんて言ってたのにー...
吹き返しの風が強くなってきたな、と暗くなってきた夜の7時チョイ前でした。
ついに停電そして断水。
あんなに強かった東南の風に負けなかったのにー、西の風にはすんなりギブをするという此処いらの電気系統って、何なの?
これが29日夜だったのです。
明けて翌日は県知事選挙の日。
近所にある小学校が投票所になっているのだが、ウチは停電してるのに大きな道一本隔てた向こうは停電してないの?とじわじわ焦る。
それでも、そのうち(今日中とか?)復旧するだろうと編物して時間つぶし。
建設的思考のオットは、どっちに転んでもいいようにと明るい内にご飯を食べておこうと、準備をしてくれる。(ありがとうございます)
懐中電灯が頼り
幸いだったのは、チャーミーが去った後の風がえらく爽やかで、汗をかくことなく、まるで秋っぽくって過ごしやすかったこと。
30日は結局復旧せず。
明けて10月1日。
オット氏は出勤。ワタクシは「今日こそ復旧するかも」と淡い期待を抱きつつ、出来る範囲で掃除など家事を済ませて
ひたすら編物修行に精を出しました。
確か日中の間に沖電の復旧見込み予定が2日と出たので、「もう一日の辛抱だわ」と思ったのでした。
さすがに2日シャワーに入ってないと、いくら汗をかいてないっつってもね、ワタクシはともかくオット氏はマズいぜ、ということで
ひっさしぶりにラブホテルでお泊まりすることに。
あんまり久しぶりすぎて、選ぶ基準がよくわかんない。故に道路沿いに出ている看板で良さげな処に入ってみたのですが...
なんともトイレバスが一緒のアメリカンスタイル、なのにシャワーカーテンなし、というめちゃ古いタイプのホテルだったのでした。
それでもふんだんに温かいシャワーが使えるのが嬉しくって。
2日。復旧見込み予定日。
どの時点で復旧するのかドキドキしつつも、洗車しに行ったりコインランドリーに行ったり。
近隣はたいてい復旧しているので、洗濯機使用の競争率はそれほど高くなかった
一周編むのに約40分かかるので、丁度良い時間つぶしになりました。
ジリジリしながら画面を更新する
そうこうするうちに夕方になり、2日復旧見込みってガセ?などと思い始めるワタクシ。
帰るコールのオット氏もまだ点いてない?と聞いてくるが、未だなのです。
今日ラブホに行くか?でも一応晩ご飯をどっかで食べてから考えようと近隣マックに避難。
小一時間ほど過ごし、ミスドでもちょいとお茶をし、満を持して我が家に近づくも...
焦る気持ちは止められない
ベランダからの光景
すぐそこまで電気は来てるのに、なぜこの一帯だけ来てないんだ!
分かってるんです、沖電さんが不眠不休で頑張ってくれてるのは!
でもでも!
明日の朝起きたらきっと電気が点くわ!と思うことにしてベッドに入ったワタクシ達。
するとこんな状況になったのでした。
ああー、そうきたか
この時点で宜野座の友人宅より復旧が遅れている沖縄市...
なーんて寝ていたらオットの声が聞こえた!
「やったぜ!」
0時45分、ついにキター-!
明るい我が家
テレビやら水道やらトイレやら、やること満載でした。
停電断水してから約78時間。
つっかれたー!
南の島でも数時間の停電しか経験しなかったのに、本島に戻ってからこんなマジ停電に遭うなんてどうよ!?
ホッとしたのもつかの間、またすぐ25号コンレイがこっち向きに来たのですが、
それなりだったモノの大きな被害はなく、やり過ごせたのでした。
地震や台風、大雨など至るところで災害が発生しています。
普段から防災意識してないとダメですね。