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白牡丹

あれこれ2年と8カ月と13日


いつものように「何度でも何度でも何度でも...(Dreams Come True)」を歌いながら鑑賞しています


「白牡丹」は日本富貴蘭會銘鑑 第1号(109品種、1939年春)から記載のある歴史ある品種です。その「白牡丹」の縞には別名「春霞」という銘が付けられていました。


春霞の銘鑑登録は第5か6号です。第6号(1944年春)には春霞は別格貴品(計20品種)に、「白牡丹」は別格稀貴品(計6品種)とそれぞれ記載されています。

登録時は「金牡丹」(白牡丹)と「金牡丹縞」(春霞)といったような関係性だったのでしょうか。

この解釈に基づいて「真砂白牡丹」の縞を「春霞」と言ったら、どつかれるでしょうねぇ


いまや「春霞」は「白牡丹」の地味柄というのが一般的な解釈です。

きっと「建国殿」と似たようなことが起こったのでしょう(「建国殿」は第66号(2015年度)で解釈が修正されました)。

25年後の第21号(1969年春)で「春霞」は衆望品になってしまいました。この時点で「白牡丹」の地味柄と解釈が変更された思います。


前置きが長くなりました。富貴蘭を文化として楽しむのが当ブログの目指すところなのでお付き合いください

さて、この木の子供は上柄に育っています


しかし、親木は地味柄に

それでも写真では分かりずらいですが散り斑は残っているのです


日の摂り方が弱いのか...

ベストな置き場所にどこなのか悩んでいます

白牡丹は青になることが多いので「春霞」が白牡丹の地味柄となった理由でもあるのでしょうね

10001回目は何か変わるかもしれない♬

何度でもます。


0160200白牡丹(はくぼたん)(奈良県某神社神木)【富貴蘭】【月型付け、泥軸、ルビー根、白花】大型、葉は広く肉厚、白縞。発芽白く雲を浮かべながら暗んでいき、下葉では無地葉となる。最上柄は白色の幽霊地に緑色の散り斑をわずかに乗せる。香川→徳島→神奈川と棚を移動。2020年12月19日、四国山草園。

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