映画と周辺

レンタルDVD映画の勝手なインプレッション。車や音楽、その他もろもろ脱線予定。。。池袋の定点観測もする。

用心棒

2005-04-22 12:12:59 | 映画
会社の同僚に「用心棒借りたけど観る?」と誘われた。というわけで、夜仕事終わってから、花見で余った酒片手に、社内で「用心棒鑑賞会」。つっても4人だが。

クロサワ映画を初めて観たのは、小学生の頃、家族で観にいった「影武者」。小学生に理解できるはずも無く・・・。それ以来、クロサワからは遠ざかっていたが、大人になって勤めた会社の社長に強引に薦められて一通り観た(抜けてるのももちろんあるが)。初見の「用心棒」の印象はいまいちだった。期待しすぎたというのもあるかも。なんかこうつかみどころが無いというか。話があっちいったりこっちいったりして、三十郎のキャラ設定にも入り込めなかったし。

で、こないだの鑑賞会だが、4人のうち2人はクロサワ映画自体が初見だったらしく、かなり盛り上がってた。「あの人って水戸黄門だよね?」「でけぇー、誰あの巨人」「仲代、若ぇ~」。。。(うるせぇ~)

で、2回目の印象はというと・・・、そんなに変わらなかったりして。映画としての技は存分に感じることができたが、物語自体にどうも入り込めない。こんなプロットでこんな展開でこんなキャラがいて・・・、なんかクロサワに踊らされてると一度でも感じちゃうと、もう駄目。三十郎が家一軒、刀でなぎ倒す場面があるが、あそこは目を見張った。あれって1テイクでまさかやり切ったんだろうか。何度も何度も撮り直しできないよなぁ。
最後の決闘シーンの2人の動きも魅せる。一歩間違うと、笑っちゃうようなセンスだけど、ぎりぎりで踏みとどまってる印象。
でも、仲代の死に際、しつこすぎじゃない?