1972年ミュンヘンオリンピックの最中に、イスラエル選手団がパレスチナゲリラにさらわれ銃殺されるという事件が起こる。イスラエル政府は、モサド構成員の中から暗殺チームを組織し報復に打って出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/28/c784caebc027ffeac7d1052bfbecc759.jpg)
年代的にこの事件にあまり現実味が持てない、というのもあるが、それだけじゃない、このフィクション性。
スピルバーグ演出、というのが大きく作用しているようだ。とにかくエンタメ指数が高く、観てて純粋に面白いと感じてしまう。少々演出が不器用なぐらいが、この手の実話モノにはしっくりくるのかも。
スピルバーグの立ち位置はイスラエル側でもパレスチナ側でもなく、非常にニュートラルで、それで何とか踏みとどまっているようだ。例えばこれがどちらかに肩入れしたものになってたら、スパイ・サスペンス映画の傑作と言われても否定はできないだろう。
そうなんだよなー。スピルバーグの久々の傑作だと思うよ、コレ。
なんか小手先の技で撮ったような作品が続いてたんで、こういうの観るとやっぱこの人は飛び抜けてると改めて思う。
時代性や外交の不思議さ、人それぞれの生き様。
確かに2時間44分は短いとは言えないけど、観てて長いなぁと感じた瞬間は一度たりとも無かったのも事実。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/d7/cf54b048774cfac788ab0f7b23297b97.jpg)
この映画の中で一番印象に残ったのは、殺人の難しさ。
人はたくさん死ぬが、どれもこれも簡単に殺せてない。プロ集団が素人のオリンピック選手団に意外と抵抗されたり、爆薬の量を間違えたり、口径が小さく即死してくれなかったり。。。
死に方の特殊メイクよりも、死に様にリアルさを感じた。
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年代的にこの事件にあまり現実味が持てない、というのもあるが、それだけじゃない、このフィクション性。
スピルバーグ演出、というのが大きく作用しているようだ。とにかくエンタメ指数が高く、観てて純粋に面白いと感じてしまう。少々演出が不器用なぐらいが、この手の実話モノにはしっくりくるのかも。
スピルバーグの立ち位置はイスラエル側でもパレスチナ側でもなく、非常にニュートラルで、それで何とか踏みとどまっているようだ。例えばこれがどちらかに肩入れしたものになってたら、スパイ・サスペンス映画の傑作と言われても否定はできないだろう。
そうなんだよなー。スピルバーグの久々の傑作だと思うよ、コレ。
なんか小手先の技で撮ったような作品が続いてたんで、こういうの観るとやっぱこの人は飛び抜けてると改めて思う。
時代性や外交の不思議さ、人それぞれの生き様。
確かに2時間44分は短いとは言えないけど、観てて長いなぁと感じた瞬間は一度たりとも無かったのも事実。
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この映画の中で一番印象に残ったのは、殺人の難しさ。
人はたくさん死ぬが、どれもこれも簡単に殺せてない。プロ集団が素人のオリンピック選手団に意外と抵抗されたり、爆薬の量を間違えたり、口径が小さく即死してくれなかったり。。。
死に方の特殊メイクよりも、死に様にリアルさを感じた。