映画と周辺

レンタルDVD映画の勝手なインプレッション。車や音楽、その他もろもろ脱線予定。。。池袋の定点観測もする。

砂の器

2004-07-30 12:47:22 | 映画
原作の素晴らしいところはどこか。それは回り道だらけの捜査にある。刑事の汗を読み手に感じさせ、一歩進んで二歩下がる的に遅々として進まない捜査を見事に語っている。この原作の素晴らしさを映画はそこそこ達成できていると言える。一番の違いは協力者の不在にあるが、これはしょうがないところか。さらに映画が長くなってしまうし・・・。ただそのおかげで冒頭の亀田への出張が全く意味を成していない。

アメリカン・ヒストリーX

2004-07-29 11:22:58 | 映画
最初の30分はどうしようかと思った。このまんまちょっとスタイリッシュなネオナチ礼賛バイオレンスムービーだったら、怒り心頭だったと思うが。。。いくらなんでもノートンがそんな映画出演受けるわけないよね。悪事を働けば、きっちりけじめをつけさせられるというのをちゃんと表現した良質の映画。バイオレンスシーンをさらっと流すなんていう、ハリウッドお得意のパターンには決してはまらずに、執拗に丁寧に暴力シーンを描写している。

遠い空の向こうに

2004-07-28 11:04:28 | 映画
なんかこんな映画観たことあるぞ、と思っていたら、「ブラス!」じゃん、これ。すごく似てる。夢を見つつも生活に追われるところなんて激似。主役の男の子(名前なんだっけ?)が文系顔でかつ夢見がちな雰囲気を漂わせていてなかなかグッド。博士キャラも欠かせないね。他の2人の存在がどうも薄いのがもったいない。父ちゃんもアメリカの田舎の頑固オヤジキャラが板についててすごくイイ。怒鳴り散らすんじゃなくて、なんかこう静かに恐いっつーのかな。泣き顔系女優のL.ダーンは今回は印象が薄いね。

ラスト・サムライ

2004-07-27 16:38:22 | 映画
記念すべき初回はコレ。特に理由はありません。最近観たもんで・・・。

そこそこ面白いのは予想通り。しかしコレを傑作という人がいることは理解に苦しむ。ニッポンの描き方が見事?そうかぁ?いかにもニュージーランド的風景(というかLORっぽい)の芝生の上での合戦がとにかくずっこける。勝元が天皇に心酔しすぎてるのも違和感を禁じえない。サムライとネイティブを同列化してるのも、なんだかなぁといった気分。一番気になったのは弾着のしょぼさ加減かな。