映画と周辺

レンタルDVD映画の勝手なインプレッション。車や音楽、その他もろもろ脱線予定。。。池袋の定点観測もする。

24(トゥエンティフォー)シーズン1

2004-08-31 11:02:43 | ドラマほか
CXで深夜にやってたやつを録画してあって最近になってやっと観た。

コレ、実は夢オチだったら笑える。最初に本部に呼び出されたところで、眠くて眠くてつい寝ちゃった・・・みたいな。気が付いたら、暗殺計画は部下たちの手によって無事阻止されてたりして、、、んなわけないか。

観終わっての率直な感想。ふーん、そうっすかーって感じ。確かにあの終わりかたは衝撃的ではある。後半の展開はバウアー家にとってツキに見放された流れになっていて、あのラストがその象徴だろう。あと、ジャック・バウアー強すぎ。ていうかドレーゼン親子がアタマ悪すぎ。ま、やっぱりというか、語るほどのものではなかった。。。話のネタに、と言いたいところだが、思った以上にみんな観てない。

ハッシュ!

2004-08-30 11:13:13 | 映画
これはイイ映画。このテーマには普遍性がある。ゲイという要素を無視するわけにはいかないが、とにかくドラマとしての完成度が高い。誰だって、いくつになっても親の影を背負って生きていかなくちゃならない部分はあるはずだ。三者三様の家庭事情が痛く伝わってくる。軽いタッチで描いたのも正解。また、片岡礼子が信じられないほどの演技を見せている。子供を作って欲しいと、プールの前で告白するシーン。リアルすぎて鳥肌が立った。

マトリックス・レボリューション

2004-08-27 11:02:27 | 映画
戦争アクションのシーケンスと悩める主人公のシーケンスが同時進行する王道ともいえるパターン。SWシリーズではおなじみで「帝国の逆襲」なんかがとっさに思い浮かぶ。「ロードオブザリング」の2作目や3作目もこの方式をとっていた。一本道ではないが、かといって時系列的には同時なのでわかりやすい上に物語に厚みを持たせることができる。先駆的作品だったマトリックスも凡百のSF戦争ものと同じ土俵まで落とし込んだと言える。真新しさはもはや無い。

シティ・オブ・ゴッド

2004-08-26 11:07:51 | 映画
予想以上。エンタテイメントとして極めて高い完成度。バイオレンス描写は思ったほどではなく、というか殴ったり蹴ったりとかそんな面倒なことせずにさっさと撃ち殺してしまう。子供を撃ち殺すシーンでは血の気が引いたが、それ以外はテンポよくイイ感じで楽しめた。キャストはほとんどが子供だが、バランスの悪さを感じさせなかった。物を語る才能、臨場感のある演出、キャスティング、完璧な脚本、音楽、ユーモアセンス、どれを取っても一級品。巨大ディスコでのシーンは青春映画の名シーンとして語り継がれるのは間違いない。

ミニミニ大作戦

2004-08-25 11:23:45 | 映画
ノリの似ているオーシャンズ11よりはまだまし。各キャラがちゃんと立ってる。オーシャンズ11におけるA.ガルシアとこの映画のE.ノートンと比べた場合、悪役の攻撃力で言うとこっちのほうが断然上。弱っちぃA.ガルシアに11人で立ち向かったのに対して、凶悪なE.ノートンに立ち向かうのはせいぜい5~6人。バランスはいい。ただ、お話はご都合主義的展開の目白押しで、正直しらけてしまうが、ま、この手の映画は何を期待して観るかで評価が分かれる。カーアクションは可も無く不可も無くというところか。手に汗握るほどのものではない。ミニらしいカーアクションのアイデアは色々と盛り込まれていて、そういう意味では、まぁ観て損は無いレベル。

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

2004-08-24 11:02:53 | 映画
やっと観た。やはり劇場で観るべきだったと痛感。映像業界の片隅に身を置いている者として、“二つの塔”の映像美には鳥肌が立ったが、今作における完璧なプロダクションデザインはもはや当たり前のものとしてそこにある。これはベンチマークにはならないだろう。これに迫る映像作品が現れるとは到底思えない。好き嫌いでこの映像を論じるのは滑稽だし、特殊効果だけに目を向けるのは愚かだ。また現実世界で巻き起こっている勢力争いと重ね合わせて批評したり、白人至上主義の匂いを感じ取るといった鑑賞の仕方もアリだとは思うが、この映画に関してはそういう観方はやぼだ。これは強靭な精神力を持ったファンタジーおたくが、強い信念と実行力のもとに作り上げた自己満足の結晶だ。と同時にしっかりと物語りをしようという姿勢も感じられる。とにかく尊敬に値する制作姿勢だ。自分の好きな小説や音楽を妥協なしに映像化してみたいというのは、映像制作にたずさわる人間なら一度は実行してみようとするものだが、ほとんどの場合途中でくじけるか、だんだんと妥協のカタマリになってしまい、結局は愛着をなくしてほったらかしにしてしまうのがオチだ。しかし、P.ジャクソンはここまでのものを作り上げてしまった。ハリウッドに刺激を与えようとか、現代社会へのメッセージをこめて・・・なんて考えてるとは思えない。

アイデンティティ

2004-08-23 11:48:58 | 映画
すごくよく出来ているし、実際ネタばらしされるまではわからなかった。脚本とキャスティングの勝利だと思う。雨の効果もなかなかイイし、非現実のさじ加減も押さえが利いている。とはいうものの、どうも違和感が残る。B級の匂いがぷんぷんするのだ。とりあえず、カウンセリングのシーンが適当すぎるのは明らか。ラストシーンも普通。そうかと思えば、「デッドコースター」ばりの死の演出。マルコムの想像力の幼稚さがしらけてしまう。

プジョー306xsi

2004-08-20 11:16:33 | くるま
という車に乗ってるのだ。2年半ほど前に中古で買っていまだに現役で頑張ってくれてる。正直、メンテナンス費が購入金額を上まわってしまっているが、なーんか手放せないんだなぁこれが。エアコンOFFにしても涼しい風が吹き出してるし、ちっちゃいくせに小回りきかないし、左のスピーカーが死んじゃってるんだけど(つーか直せよ)、それを補って余りある魅力に溢れてて・・・。ここで細かく説明し出しちゃうと、興味ない人が引いちゃうのがわかるんでやめとこ。とにかく愛すべき車です。

というわけで車の話もたまにはいっかなぁなんて。失礼しました。

時計仕掛けのオレンジ

2004-08-19 11:14:27 | 映画
久々に観た。個人的にキューブリックのベスト。色彩感覚が抜群。暴力・ファッション・ポップカルチャー・音楽などへの言及のさじ加減が絶妙。原作における、ニュータイプの発する言語を忠実に再現しすぎかなぁと思えるのがやや難点か。しかし、映画史に残る傑作なのは間違いない。それにしても後味の悪さも天下一品で、何度も観ようとは思えない。それも含めてすごい映画だ。

シェフと素顔と、おいしい時間

2004-08-18 11:12:52 | 映画
何だコレ。無駄な映画を観てしまった。どうでもいい話。レノとビノシュの適当で打算的な自己満演技。ラスト、父親との対面を無理やり感動ポイントにし、なおかつメキシコロケで画(え)を変えてみちゃったりするその安直さ。かえすがえす腹立たしい。

半落ち

2004-08-17 11:21:09 | 映画
途中から違う映画になっているのは誰もが感じるところだと思う。後半部分をこの映画の最大のテーマにしたかったのだろうが、どうも前半の警察と検察の裏取引が重過ぎる、というか過剰だ。もっとすっきりすれば豪華キャストも減らせて予算もそっちに回せたのに・・・、なんて思ってしまう。泣きそうになってしまった場面もあったので駄作と言い切れない面もあったりするが、結局は観る側の感性とその置かれている環境に思いっきり頼った、ものすごくストレートで深みの無い映画になってしまった。ん~、介護問題と殺人をこんな形で結びつけて、それの是非を問うってのもどうなんだろう??ま、原作への注文になってしまうが・・・。

フォーンブース

2004-08-16 11:21:44 | 映画
ハリウッドはやはりあなどれない。低予算でここまでのものを作るとか、脚本のうまさとかそういうことではない。役者の層の厚さだ。北野の「BROTHER」でも感じたが、見たことも無い役者がふつうにウマいのだ。ストリッパー集団とその用心棒、ピザの配達人など、なんてことない役だがリアルでうまい。

ザ・シークレット・サービス

2004-08-09 11:18:20 | 映画
微妙。無理する老人の映画ばかり作ってるイーストウッドらしい作品。正直それしかネタがないようだ、この人は。悪くは無いのだが、それはないんじゃないの?という強引な展開が見受けられる。R.ルッソとのロマンスもものすごくお約束感が否めない。ラスト近く、大統領を会場からリムジンに乗っけて逃がす部分は大いに笑わせてもらった。まるでコント。

女はみんな生きている

2004-08-05 11:12:12 | 映画
これは萎える。しかし映画としては見事。話の展開があっち行ったりこっち行ったりするが、それらがことごとく映画のテーマに収束していく。回想シーンはもう少し何とかならんもんかとも思うが、それもこの映画の個性として割り切ってしまえば納得できる。それにしても萎える映画だ。男ってホントばかだね。

男と女

2004-08-04 17:26:46 | 映画
金が無いなら無いなりに映画は撮れるものだ。本人のセンスと才能が如実に現れる。物語自体は月9。ただその撮り方に監督自身の持って生まれた才能を感じる。車と海と映画と男と女と子供。それぞれが有機的に結びついて、オリジナル感は色あせていない。