アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

防潮堤か避難専用道路か

2015年05月26日 | 思う事
防潮堤を作るか、避難専用道路を作るか
議論されているらしい。
今始まった議論ではないだろうけど…


巨大防潮堤はどこまで人を守れるのだろう?

もちろん巨大津波を予想した数値で出された高さだろうけど
でも、実際は来てみないとわからない。
防潮堤が高すぎて海の様子も音もわからないって声もあったりする。

アユが居た社宅アパートは
海から実はすぐで
そのアパート辺りまでが
割と新しい女川の中心部だった。

震災の時
捜索でその奥まで入って行ったけど
道路と道路の間には
線路が邪魔して入れず
遠回りをしないと高台へは行けなかった。
しかも
奥の道は
多分、昔ながらの民家が多く
車がやっと一台通れる細い道が続いていました。

そんな中
どこをどう行けば避難出来たのか
海から離れた道を行けば行くほど
わからない街並みでした。

せめてすぐ裏山に
避難路があれば
小さな赤ちゃんを抱いていても
その避難路で高台に上がれたはずだと思う。

イヤイヤイヤイヤ
そんな事を考え始めると
悔しくて悲しくて悔しくて
涙が出そうだから
もうやめます。

防潮堤も
避難専用道路も
どちらも大切だと思いますよ。

どちらも
アユと凛
沢山の方々が踏み台ですけど…
コメント
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