髪をショートにした。
ずっとこの雰囲気にしたかったんだ…と思った。
フロレスタの○○さんは、似合うヘアスタイルにしてくれるとても腕の良い美容師だ。いつもにこやかで柔らかな物腰の男性(ひと)…そんな彼もお子さんに怒りをぶつけるという。そこから、子育ての難しさについて話は及ぶ。
「子供にこうなって欲しい…よかれと思ってやっていることは結局は親のエゴかも知れないですよね」
その言葉に、分かっていたつもりの自分がストンと落ちた。人間が“何”に長けるかは人それぞれ。たまたま勉強だった子は成績をメキメキと上げるだろう。スポーツの子はその道へ。美容の子は相手が美しくなることに喜びを。料理の子は美味しいと舌鼓を打つお客さまにまた次も…と感ずるだろう。なぜ多くの親は勉学の優劣で一喜一憂するのか?一流大学、一流企業が全てではないし、その子にとって向いているとは限らない。
○○(娘)は何をしたいのか。どうなりたいのか。そのために何を学ぶのか。そしてどの学部に進むのか?大学ではなく学部が大切で、4年先の未来を見据えてどれだけ楽しみながら学べるか…なのだ。
私は高校時代の努力が足りなくて志望校に遠く及ばなかった。でもその時に希望を叶えることができる“学部”を選ぶことはできたはずだ。努力と選択…後悔しない精一杯の努力とブレのない選択があれば、やりたいこと、なりたい自分に繋がっていく。“球”は本人にしか投げられない。私はベンチでありったけの応援をしよう。
(手帳より:原文ママ)
☆今年の母の日に…☆