百合の花が狂い咲き。
雄しべは花粉が散るので取ったほうがよいそうだが
取ると色味が減ってメリハリがなくなる。
花びらの白と、葉の緑と、雄しべのオレンジ色で
色味的に完成された百合の花。
なんてよくできているんだろうと思う。
「オール・ザット・ジャズ」という映画で
振付家の主人公が
いいアイデアが出てこなくて悩んでいる時
薔薇の花を手にして
「神は薔薇の花をこんなに完璧につくったのに、
俺はダメだ!」と、ぼやく場面がある。
英国のTVドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」でも
ホームズが薔薇の花を手にして
「薔薇は完璧に美しい。それだけで僕は
神を信じることができる」と言っていた。
(セリフはいずれも うろ覚え。)
目前の百合の花を見ていると
神=自然はすごいなあと、
人間はやっぱりかなわないなあと
改めて思う。