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美の渉猟

感性を刺激するもの・ことを、気ままに綴っていきます。
お能・絵画・庭・建築・仏像・ファッション などなど。

百合の花

2023-02-25 19:58:15 | その他

百合の花が狂い咲き。

雄しべは花粉が散るので取ったほうがよいそうだが

取ると色味が減ってメリハリがなくなる。

花びらの白と、葉の緑と、雄しべのオレンジ色で

色味的に完成された百合の花。

なんてよくできているんだろうと思う。

 

「オール・ザット・ジャズ」という映画で

振付家の主人公が

いいアイデアが出てこなくて悩んでいる時

薔薇の花を手にして

「神は薔薇の花をこんなに完璧につくったのに、

 俺はダメだ!」と、ぼやく場面がある。

 

英国のTVドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」でも

ホームズが薔薇の花を手にして

「薔薇は完璧に美しい。それだけで僕は

 神を信じることができる」と言っていた。

(セリフはいずれも うろ覚え。)

 

目前の百合の花を見ていると

神=自然はすごいなあと、

人間はやっぱりかなわないなあと

改めて思う。


「知る」ということ

2023-02-17 19:21:43 | その他

私が選んだ「植治の庭 三部作」、何とか執筆。
細部に修正は必要だが、結論まで書けた。

今はインターネットがあるので
ちょっとわからないことがあったら
座って執筆しながら調べられる。
便利なものだ。

それにしても、何かを「知る」ということは
知らないことが減っていくのではなくて
何かを知ったら、さらに知らないことが出てくるという
袋小路。

何かを知ることによって
「まだ知らないことがたくさんある」ということを知る、
という感じか。

しかし、それが楽しかったりもする。
まだまだ知らないことがある。
未知の領域がある。

まだ見ていない美しいもの。
見たことはあるけれど、
まだわかっていない美しさの理由。

この世はお楽しみでいっぱいである。

やっぱり疲れたときはこのハデさに限るな。


かぎろひ

2023-02-11 18:28:56 | その他

今朝の早朝散歩。

東の方角が輝いていた。

 

はっ、これは「かぎろひ」だ。

 

「東(ひむがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えて

 かへり見すれば 月傾きぬ(かたぶきぬ)」だな。

 

と思って、振り返ると

お月様。

 

東は朝日の光が燃えるよう。

西は白と青の透き通った世界。

自然って不思議で美しい。

 

ここは難波宮跡のすぐそば。

古代の人も

同じ景色を見ていたかと思うと

感慨深い。

 

※「かぎろひ」の歌は

  柿本人麻呂が奈良で詠んだものだそうです。


銀河鉄道999 スイートクラス

2023-02-08 17:41:40 | その他

パチンコ屋の前を通ったら

こんなポスターが。

銀河鉄道999にスイートクラスが!?

そんなんあったっけ?

それにしてもメーテルの顔が微妙。


人気の記事

2023-02-04 18:46:04 | その他

このブログをご愛読いただいている皆様、

いつもありがとうございます。

 

もしかしたら、知り合いの方々が

勤めをやめた私の状況確認のために読んでいる、

というのが一番多いのかもしれませんが(笑)。

それでも、ありがとうございます。

 

さて、

昔からの人気記事はこの2つ。

近代能楽集『綾の鼓』-成就しない恋 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

能「藤戸」-権力者に使い捨てにされる庶民の無念 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

 

ちょっと前から人気の記事はこれ。

映画化してほしい三島由紀夫『女方』 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

タイムズビル 一棟貸 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

 

そして最近人気の記事はこれである。

大阪中之島美術館のトイレ - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

 

私が自分で好きな記事は

友枝昭世のお能の感想を書いたものだ。

たまに自分で読み返すと

その時のうっとりとした気持ちと

何かあり得ないような、

奇跡のようなものを見た、

という気持ちを思い出す。

 

能楽堂で確かに見たその「美」は、

終わってみれば、目を閉じた時の、

まぶたの裏にしか存在しておらず、

私が死ねば消えてしまう。

そのはかなさに胸が締めつけられる。

だからこそ書くのであるが。

友枝昭世を視た日 能「烏頭」 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

お能は丸いもの・友枝昭世の「羽衣」 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

陰惨に裏打ちされた美・友枝昭世「阿漕」(あこぎ) - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

 

それから、中村吉右衛門さんのことを書いたもの。

追悼・中村吉右衛門丈 「運命の子」が残したもの - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

テレビで「鬼平犯科帳」の再放送を見ることがあるが

頼もしくて、しかも洒脱な雰囲気を

もう誰も出せないだろうなと思う。

 

昨年12月13日から「毎日ブログ」を自分に課して

2月の節分を越えた。

毎日書いていると

一つのブログの内容が薄くなりがちだなあと

自分で思うけれど

これからもよろしくお願い申し上げます。