今年の大河ドラマ「光る君へ」が始まった。
昨日が2回目の放送。
「初回視聴率は過去最低」と新聞に出ていたが
平安時代が舞台ということで
華麗な王朝絵巻が見られるのではないかと
私は楽しみにしている。
子役ががんばっていた初回放送を経て
主役の俳優さんが出てきた2回目はさらにおもしろくなっていたし
今後の展開が楽しみである。
(ロバート秋山が藤原実資を演じているのには驚いたがハマりそう。)
その中で
「おおっ」と目をみはったのは
平安神宮が出てきたこと。
ちょっと調べたら
ドラマの撮影は平安神宮でクランクインしたとのこと。
私はここの屋根瓦の緑色があまり好きではないのだが
テレビ画面では
その緑色と、柱の朱色のコントラストがとても美しかった。
それから、普段の平安神宮では
テキトーなカッコをした観光客(私もその一人だが)が歩いているが
平安時代の装束を身につけた俳優さんが回廊を歩くシーンなど
「あらステキ、映えるー」とウットリした。
平安神宮の美しさがようやくわかったような気がする。
平安神宮は明治28年、平安遷都1100年を記念して
平安京の正庁・朝堂院を8分の5の大きさで再現したものだという。
明治維新前後の混乱で荒廃し、衰退の危機にあった京都。
それを、京都市民たちが努力と根性で
水力発電や市電の導入、織物工業のリニューアルなど
自らを「近代化」させることで息を吹き返した
その記念でもあると思う。
その平安神宮が
平安時代を舞台にしたテレビドラマで
こうして令和の時代に生かされているのを見ると
何だか、とても感慨深い。
( ↓ こちらは平安神宮の庭園、「神苑」。)
ロケ地として京都のいろいろな場所が
これからも出てくるのだろうか。
ドラマの展開同様、楽しみである。