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美の渉猟

感性を刺激するもの・ことを、気ままに綴っていきます。
お能・絵画・庭・建築・仏像・ファッション などなど。

阪神・淡路大震災28年

2023-01-17 20:26:33 | その他

今日1月17日は阪神・淡路大震災が発生した日。

1995年の発生から28年が経った。

 

当時私は社会人4年目。大阪の実家に住んでいた。

まだ暗い早朝、経験したことのない大きな揺れで目が覚めた。

人形の首が飛んだことを覚えている。

 

「大きな地震やったなあ」という程度の認識で出勤すると、

29階の職場はグシャグシャになっていた。

(同じビルでも下層階は何ともなかったらしい。)

 

出勤してきたのは私の他に大阪在住者のもう一人だけ。

当時の職員はほとんどが兵庫在住者だった。

その日から安否確認の日々が始まった。

 

テレビからは

屏風が倒れたようになった阪神高速道路、

地面のすぐ上に屋根があった生田神社、

電車がめり込んだ伊丹駅など、

想像を絶する映像が次から次へと押し寄せてきた。

 

震災の数日後、高齢の大叔母が亡くなった。

お葬式はしたのだが

「焼き場が満員でなかなか順番が回ってこない」と

言っていたことを思い出す。

大叔母は大阪の大正橋に住んでいたのだが

震災で亡くなる方がどんどん増えて

大阪の焼き場まで満員になっていた、

ということだったと思う。

 

それから、私の実家は箔押業を営んでいるが、

震災後、線香の箱の注文がえらく多いと言っていた。

それだけお弔いが多かったのだと思う。

 

こうして書いていても、

胸がつぶれる。

 

震災で亡くなった方々、

改めて、

ご冥福をお祈りいたします。


新年のご挨拶

2023-01-01 16:35:57 | その他

本ブログをお読みいただいている皆様、

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

皆様にとって

幸多き一年となりますように。

 


御用納め

2022-12-28 19:18:55 | その他

今日は12月28日。

お勤めの皆様は御用納め(または仕事納め)。

 

2020年秋までは勤め人だった私。

12月28日は、

必死で仕事を片付け、そのあと、

必死で机まわりを掃除して、

いつも定時を過ぎていた。

 

幹部や上司や先輩への

年末の挨拶をするタイミングを図りながらの、

必死のパッチの一日だった。

そんな必死さとは、もう無縁。

 

「今年もよろしくお願い申し上げます」なんて

これっぽっちも思っていない相手に

お愛想で書く年賀状とも、もう無縁。

 

お給料もボーナスも福利厚生もないけれど

自由だ。


プライムニュースを見て

2022-12-27 20:15:28 | その他

昨日、BSフジ「プライムニュース」を
夜の9時頃から見ていたら、
野田元首相が故・安倍元首相との
思い出を話していた。

そのあと、
安倍元首相の同番組最後の出演(5月6日)の
映像が流された。

この人は死んでしまったのだ。
あの日の衝撃を思い出す。

賛否両論あった国葬だが、
菅前首相、野田元首相の弔辞は
心を打つものだった。

菅前首相の弔辞は
季節の移りかわりに故人への尽きせぬ哀悼を込めたもので
それは万葉集の挽歌のような
古今和歌集の哀傷歌のような
日本古来の感性が息づくものだった。

私は野田氏と安倍氏の
国会での一騎打ちのような論戦を
とても印象深く覚えているが、
その野田氏が弔辞を読むというのを聞いて、
こういう言葉遣いが適当かわからないが
粋な人選だと思った。

明晰な言葉づかいと滑舌の良さはそのままに
故人への特別な思いを十二分に滲ませた
血の通った弔辞だった。

安倍氏は一度首相を退いて復活した人なので
中曽根康弘氏のように自民党の長老になるのかと思っていた。

実弟の岸信夫氏も引退宣言。
国葬での車いす姿が痛々しかった。
まるでケネディ一族のような
岸家という政治家一族に積み重なってきた
業のようなものを感じる。

昨年秋の衆院選で石原伸晃氏がまさかの落選となったとき、
「石原家の落日の始まりかもしれない」と
思っていたら、
今年初めに石原慎太郎氏が亡くなった。

2022年は
他にない存在感で一時代を築いてきた政治家が
亡くなった年だった。
一つの時代の終わりを感じる。

だが、次が見えない。

政治信条や政策の是非などは別にして、
石原慎太郎氏や安倍氏のような存在感のある人が
私のような一般人には見えてこないのである。

新しい太陽が昇るにはまだ時間が必要か。
日本の2022年が暮れていく。


馬の名前

2022-12-26 19:45:49 | その他

昨日も今日もコラム原稿執筆。何とか完成。

いったん書き上げた原稿を

既定の文字数に絞り込んでいくのが

これまた大変。

 

しかしそのおかげで

スカッとした、それでいて密度の濃い文章になっていく。

そんなふうに文章を練り上げていく過程が

楽しくもある。

 

さて、昨日と今日の新聞を取りに行き、

昨日25日の新聞を広げてみたら、

25日は競馬の有馬記念の開催日だったようで、

JRAによる新聞広告がまず目についた。

 

出走馬の名前が列挙してあった。

1番「アカイイト」。

へ?

そんな名前あり?

 

2番「イズジョーノキセキ」。

その昔、「海燕ジョーの奇跡」という映画があった。

 

3番「ボルドグフーシュ」。私には想像不可能。

 

4番「アリストテレス」。突然ギリシャの哲学者が。騎乗は武 豊。

 

最後は16番「ディープボンド」。「ディープインパクト」の縁戚か。

 

最近の競走馬の名前って、どうなの?

と思うのは私だけか。

馬主が決めるのだろうが。

 

そういえば北島三郎の馬は

「キタサンブラック」だった。

これはスカッとしていて良い感じ。

「キタ島サブ郎の黒い馬」とすぐわかる。

(名前の由来が違っていたら、すみません。)

 

昔の競走馬の名前はこんなふうに

スカッとしていた、つまり、

口にしたとき歯切れが良かったように思う。

「テンポイント」、

「シンボリルドルフ」、

「メジロマックイーン」、

「ディープインパクト」。

 

名前の一部を受け継いで、縁戚関係もわかる。

そういった一定の法則があったように思うのだが、

今はお構いなしという感じがする。

(実情は知りませんが。)

 

文章も、馬の名前も、

スカッとさせたいものである。