goo blog サービス終了のお知らせ 

美の渉猟

感性を刺激するもの・ことを、気ままに綴っていきます。
お能・絵画・庭・建築・仏像・ファッション などなど。

ここも村野藤吾。

2023-03-01 19:49:12 | 建築

今日はお朔日(おついたち)なので

執筆は休んで氏神様へお参り。

氏神様は生國魂(いくくにたま)神社。

 

正面の大鳥居は

サントリー創業者・鳥井信治郎氏の寄進。

「やってみなはれ」の人である。

境内には

浄瑠璃神社や

井原西鶴や織田作之助の銅像があるなど

「大阪バンザイ!」という感じ。

 

帰りにシェラトン都ホテル大阪の前を通った。

ホテルから駐車場へ向かう道を歩いていて

気づいた。

 

駐車場の壁も面取りしている!

 

そして

カーブも何だか優雅。

 

コンクリートの外壁はもうドロドロだが

(このホテルができたのは1985年)

端々まで

村野藤吾していた。

 

※ご参考

 村野藤吾LOVE~あふれ出る愛 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)


村野藤吾LOVEふたたび~魅惑の階段

2023-02-21 18:47:26 | 建築

京都の思い出シリーズ。

 

村野藤吾設計、ウェスティン都ホテル京都。

の、階段。

 

この優美な雰囲気がステキ。

 

階段に映るシルエットもステキ。

 

手すりの先端がここでも「クニュ」と丸まっている。

 

降りた先に

「どんな美しい世界が待っているのかしら」と思わせる

魅惑の階段である。

 

どうかいつまでも

このままにしておいてほしい。

 

※ご参考

 村野藤吾LOVE~あふれ出る愛 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)


磯崎新「建築家はカッコいい」を植えつけた人

2022-12-30 21:54:29 | 建築

建築家の磯崎新が亡くなった。

といっても、その作品を見たことはないのだが。

(関西には見当たらないような・・・。)

 

しかし私が子供の頃(昭和50年代半ば~終わり頃)、

建築家と言えばこの人だった。

建築そのものは知らなくても

名前だけは誰でも知っていたように思う。

 

スラッと背が高く、白髪の蓬髪(ほうはつ)で、

いつも黒の詰め襟ジャケットを着ていたような。

「建築家というのはカッコいいものなんだな」という

イメージを、

一般に植え付けた人だったように思う。

 

この人と

作曲家の黛敏郎と

俳優で映画監督の伊丹十三とで

「黒の詰め襟・三羽ガラス」というイメージを

勝手に持っていた。

(作曲家の團伊玖磨も入るか。)

 

ご冥福をお祈りいたします。


佳水園の思い出

2022-12-20 20:47:04 | 建築

毎日ブログ書くって大変だな。

ということで、過去の思い出の写真を。

 

かなり過去だが、

京都・蹴上のウェスティン都ホテル京都の

数寄屋風別館「佳水園」に泊まったときの写真。

 

まだ写真を撮り慣れていなかったので、

アングルも焦点もいい加減。

(今もそうかもしれないが。)

 

 

 

 

 

 

 

 

佳水園の設計は村野藤吾。

(庭は違います。植治の息子、小川白楊です。)

家具も村野藤吾。

村野藤吾がデザインする椅子の特長は、

椅子の脚が短く、座面が低いこと。

だから私のようなチビで胴長短足の人間でも、

安心して座れるのである。

 

近年、改装されたそうで、

宿泊料金もビックリするような額になっている。

もう行けないな。

 

※2009年夏の宿泊時に書いたブログはこちら。

細部にまで行き渡る「程のよさ」―ウェスティン都ホテル京都「佳水園」 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

 


梅田吸気塔 上から

2022-12-18 19:25:43 | 建築

先日、所用のため

梅田阪急ビルオフィスタワー(象が乗れそうな巨大エレベーターがあるビル)に行ったところ、

15階に広ーい休憩スペースがあり、

その窓から、

梅田吸気塔が上から見えた。

 

上はこんなふうになっていたんだ。

 

どんどん変わっていく梅田の景観の中で

不変の姿を保っている。

(昭和38年(1963)にできたそうです。)

 

さすが村野藤吾。

 

※私の「村野藤吾」愛はこちらをどうぞ。

村野藤吾LOVE~あふれ出る愛 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)

細部にまで行き渡る「程のよさ」―ウェスティン都ホテル京都「佳水園」 - 美の渉猟 (goo.ne.jp)