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夏への扉、再びーー日々の泡

甲南大学文学部教授、日本中世文学専攻、田中貴子です。ブログ再開しました。

今年も・・・

2010年12月30日 | Weblog
 この一年も、きなこ主体のブログをごひいきくださいましてありがとうございまし

た。twitterの方でよくつぶやくようになってから、研究ネタをほとんど

書かなくなりました。それでも、きなこファンの方に見ていただけて嬉しく存じま

す。

 写真は、おもちゃに顔を寄せるきなこです。片手なので、ぼけぼけですが、まあ、

こんなとんでもないコンビですけど、引き続き来年もよろしくお願い申し上げます。

 みなさまもよいお年をお迎えください。

冬休みの宿題

2010年12月25日 | Weblog
 クリスマス・イヴにデパートの食品売り場なんか行くもんじゃありませんねえ。

しかし、近所だし、ちょっとはいいものもあるしで、出かけたら、寒波が来ているの

に汗まみれになりました。自分用のお肉、きなこ用ササミを買って遁走。

 冬休みになったわけですが、やらないといけないことはかなりあります。とくに

本学では卒論提出が1月のため、いつメールがくるかわからないので気をつけてお

かないといけません。お正月に家以外にいたことはもう二十年以上もないのでは

ないかしら。

 そこで、年末年始の宿題を列挙して、活を入れることにします。


1、京都新聞の連載を27日までに送る。
2、「法然共生フォーラム」原稿校正も同じく。
3、朝日書評を年明け早々に送れるように準備。
4、国立能楽堂のパンフレットに「継子」の話を書く。
5、『都市計画』という雑誌に「中世の鬼」のことを書く(なんでや?)
6、来年度のシラバスについて考える。
7、卒論執筆者のお尻を叩く。
8,書評の本を数冊読む。

 なんだか、お休みにも何にもならないようです。

 きなこは、24日にもらった新しいおもちゃが気に入って、今日は早朝から私を

起こして「遊んで」攻撃でした。君、運動するのはいいことだが、昼間にやりたまえ。

 今年はくりこを亡くしましたので、お年賀状は控えさせていただきます。

きなこ日本文学全集 (第35回配本)

2010年12月23日 | Weblog
 梶井基次郎『冬の日』


 季節は冬至をすぎたところだった。きなこの窓からは、地盤の低い家々の庭や門

辺に立っている木々の葉が、一日ごとに剥がれてゆく様が見えた。

 冬になって、きなこの身は冷えた。床暖房だけでは足りず、こたつの上でわずか

な暖をとろうとした。母が、毛皮の襟巻きを巻いてくれようとしたが、きなこは、

それに同類の匂いを感じ、かすかな違和感を覚えた。


*襟巻きをかぶせようとして、いやがるきなこの心象風景を描きました。

きなこテレビ劇場「相棒Ⅱ」

2010年12月21日 | Weblog
 「きな下左京です。あ~、朝いちばんの紅茶はおいしいですねえ」

 「大変です左京さん!」

 「なんですか田中くん。そんなに慌てるとこけますよ~」

 「事件です。○○町で変死体が発見されました」
 
 (左京、紅茶茶碗をおいて上着を手にとり)「すぐにでかけましょう」

(○○町に現着した左京と田中は、鑑識の麦沢から犯人の遺留品らしきビニール袋

を受け取る)。

 田中「左京さん、なんでしょうこれは?」

 左京「どうやら、動物の毛、のようですねえ」

 麦沢「現場にはマツバガニの殻が散乱していました。これからみて、カニ好きの

者が容疑者であろうと思われます」

 左京「そうですねえ・・・、マツバガニ、というのは、たいそうおいしい、と聞

いていますからねえ」

 田中「この遺留品の毛らしきものは、うすい茶色をしていますが」

 麦沢「そうです。ややふわふわしています」

(現場をゆっくり見ていた左京。くるりとこちらを向き、人差し指を立てて)

 左京「ああ、ひとつ、いいですか?」

 田中「左京さん、なにかわかったんですか」

 左京(うなづいて)「犯人の遺留品は、ぼくの背中の毛と、よく似ていますねえ」

 田中・麦沢「?????」

 左京「やはり、カニは、人にむいてもらったほうがおいしいですからねえ」

 田中・麦沢「・・・・・(--;」


*本番組はフィクションであり、登場する人物、ならびに事件は架空のものです。

冬の味覚

2010年12月19日 | Weblog
 この位置からTVを見るのが好きなきなこですが、今朝は大分のガザミ(ワタリガニ)

のとれとれ映像を見つめています。ガザミは大学院時代を広島ですごした私には

懐かしい名称で、もちろんお金がなかったので、もっぱら冷凍のぶつ切りを買って

きて、おみおつけの出汁にし、身も食べていました。冷凍でもこうすると案外美味

でした。
 
 きなこは、生の蟹が泳いでいる姿に釘付けです。私もガザミが泳ぐのを初めて見

ました、あの平たい足でひらひら水をかいています。



 *今朝の朝日新聞に、「書評委員お薦め3冊」と「この一年」が掲載されています。

ものすごく迷ったあげくの選択ですが、いずれも「資料」をいかに生かすか、ある

いは「忘れるか」という問題意識によって選んだものです。「資料」だけでは資料

集にすぎませんが、「資料」がまったくない本というのも私は受け入れがたいので

す。しかし、「資料」は魔物でもあり、それにとりつかれすぎるといけない、とい

う側面もありましょう。お薦め3冊は、それぞれの距離の置き方が絶妙だと感じ

ました。

 なお、年度またぎや復刊などで「お薦め」にできなかった番外編をtwitterで

ご紹介しております。

こたつの中のきなこ

2010年12月17日 | Weblog
 なぜか今日になってこたつの中に入ったきなこです。京都は真冬の寒さだからで

しょうか。しかし、電源は入れていないのです。どうやら、中に入り込んでしまった

おもちゃに関心があって、気まぐれに中をうかがっただけのようです。このあと、す

ぐに出て行きました。

 たまっていた洗濯物を片付けたら、疲れてちょっとうたたねしました。今年の原

稿はそろそろ終わりです。冬休みに読む本を仕入れなければ・・・。

二周年です

2010年12月06日 | Weblog
 きなこ、昨日をもって上洛二周年となりました。時々鼻が詰まるのを覗けばまず

まず元気で過ごしてきました。今日も床暖房でごろんとしております。

 私は授業がない日なので、運転免許証の更新に行ってきました。いつもながら混み

あっている伏見の羽束師の試験場です。ここ数年ほとんどペーパードライバーだった

ので、無事ゴールド免許をいただいて帰宅しました。

 この羽束師という地は、よく謡曲で「はずかしや 羽束師のー」と掛詞にで使わ

れますね。現代では、運転免許試験に受からなかったら恥ずかしい、という掛詞に

使えそうです。

 

もうすぐ・・・

2010年12月04日 | Weblog
 12月5日は、きなこがうちへ来て二年目になる日です。もうすぐです。

 朝日のさすタワーの上で眠りこけるきなこ。ちょっと目やにがついていますが。

朝だと、顔のしましまがよく見えます。

 きなこは以前から夜はよく寝ていたのですが、最近、午前3時42分前後(これが

なぜか守られている・・・)に、キッチンカウンターの上の物を手で払って落とす

のがくせになってしまいました。私はすぐつけられるようにハンドクリームやリッ

プクリームを端っこに置いているのですが、それを落とすのです。

 真夜中すぎに、いきなり、

「ばたっ」「ばたっ」

とくると、眠りの浅い私は起きてしまいます。いや、浅くなくても、たまに時計

を外しておいてあったりするので、「はた」と目が覚めてしまうのです。

 きなこの行動のココロは、「ササミくれ~」でした。前に風邪を引いてやや食欲

が落ちたときササミを手で裂いてやったら、それに味をしめて、「ほしいときに

ほしいまま」ササミをねだるようになったのでした。それも、私の手からしか食べ

ません(^^;

 甘やかしたつけが、今夜も「ばたっ」「ばたっ」とやってきます。きなこ、メタ

ボなるで-。お医者さんからもダイエット命令がでてんのに。