京都市内に無料配布されている朝日新聞のPR誌『あいあいAI京都』の2009年
11月25日(木)付号から再掲載させていただいたのは・・・
なんと、「アーナンダー」くんというお名前の、北区在住の猫さんです。
アーナンダー
もちろんご存じ、釈迦の十大弟子の一人、智恵さとく、美男でも有名な彼で
す。日本の文献では「阿難」と書かれることが多いです。これ、「女難」と書き
かえたほうがいいと思えるような、阿難に恋した女性の話がたくさんあります。
中世後期に『法華経』についてのお坊さんの談話を説話化して記録した本には、
子どもをおんぶして井戸から水を汲んでいた女が、通りかかった阿難の美貌に
つい見とれてしまい、不注意から子どもを井戸に落っことす、というひどい話
があるのですが、この女が見ていたのは阿難の「脇の下の肌」だったというの
ですから、阿難って美男の上に肉体美も持っていたようです。そんなことがない
よう、以後、お坊さんは「横被」(おうひ)という布を肩からかけて肌を隠す
ようになった、という結果になるんですが。
しかし、このアーナンダーくん、お寺の子でもないようだし、『聖☆おにい
さん』の影響でつけられたんでしょうか? 仏像ブームでもあることだし、これ
から猫の名前は十大弟子シリーズとか、八部衆シリーズとか、二十八部衆シリ
ーズとかがはやるかもしれません。
「うちのキンナラくんが」
とか、
「今朝、早くにゴブジョウに起こされてねー」
とか・・・・。
女の子の場合は、「マーヤ」さんで決まりですね。「ダイバダッタ」は、まあ、
お好みでおつけください。どんな子になっても知らんけど。
11月25日(木)付号から再掲載させていただいたのは・・・
なんと、「アーナンダー」くんというお名前の、北区在住の猫さんです。
アーナンダー
もちろんご存じ、釈迦の十大弟子の一人、智恵さとく、美男でも有名な彼で
す。日本の文献では「阿難」と書かれることが多いです。これ、「女難」と書き
かえたほうがいいと思えるような、阿難に恋した女性の話がたくさんあります。
中世後期に『法華経』についてのお坊さんの談話を説話化して記録した本には、
子どもをおんぶして井戸から水を汲んでいた女が、通りかかった阿難の美貌に
つい見とれてしまい、不注意から子どもを井戸に落っことす、というひどい話
があるのですが、この女が見ていたのは阿難の「脇の下の肌」だったというの
ですから、阿難って美男の上に肉体美も持っていたようです。そんなことがない
よう、以後、お坊さんは「横被」(おうひ)という布を肩からかけて肌を隠す
ようになった、という結果になるんですが。
しかし、このアーナンダーくん、お寺の子でもないようだし、『聖☆おにい
さん』の影響でつけられたんでしょうか? 仏像ブームでもあることだし、これ
から猫の名前は十大弟子シリーズとか、八部衆シリーズとか、二十八部衆シリ
ーズとかがはやるかもしれません。
「うちのキンナラくんが」
とか、
「今朝、早くにゴブジョウに起こされてねー」
とか・・・・。
女の子の場合は、「マーヤ」さんで決まりですね。「ダイバダッタ」は、まあ、
お好みでおつけください。どんな子になっても知らんけど。