夏への扉、再びーー日々の泡

甲南大学文学部教授、日本中世文学専攻、田中貴子です。ブログ再開しました。

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「きなボード」

2011年10月24日 | Weblog
 あせって原稿を打ち込んでいる私のもとへやってきたきなこ。机の下からうずうず

と上に上がりたい気持ちを表していましたので、いつものようにキーボードと

画面の間を開けてあげたところ、一気にジャンプしてきました。

ところが、リラックスしすぎてこのような姿に・・・。

 私はその間に必死でキーボードを叩いていたのですが、「F7」のキーに指を伸ばす

となにやらふんわり柔らかい感触が。

きなこのお腹を「打って」いました(^^;

うーん、「きなボード」ですな。これを打ってれば原稿がすぐに出来る、という

のならいいのだけど。

 食事で中座した後も、きなこは夢を見ながら寝ておりました。

平和な、自宅研修日の一コマです。

きなこ日本文学全集 (第39回配本)

2011年10月15日 | Weblog
 田中きなこ 校注  『源氏物語』「桐壺」


 平成のおほん時にか、スコ、アメショー、あまたさぶらひ給ひけるなかに、いとや

むごとなききはに生まれしが、すぐれて時めき給ふエキゾありけり。朝夕、鶏のさ

さみにのみ心を動かし給ひ、つとめて母をおどろかす事もえはばかり給はず、げに

世のためしにもなりぬべき御もてなしなり。

 もろこしにも、かかる事の起こりにこそ、体重も重り、あしかりけれ、と、楊貴

妃のためしも、ひきいでつべくなりゆく。「温泉水なめらかにして太き腹を洗ふ」

も、「母助け起こすに、ぎゃあと言ひて走り逃ぐ」。

 そのころ、高麗人の参れる。なかにかしこき相人ありけるをしのびて家のうちに

召したりけり。相人おどろきて、あまたたびかたぶきあやしむ。「家の皇子となり

て、帝王の上なき位に昇るべき相おはします人の、そなたにて見れば、生活習慣

病の憂ひやあらむ。」


*秋は猫の姿が美しく見える季節です。しかーし、きなこにおいては断然食欲の
秋なのでした。夏にプレーンヨーグルトの味を覚えたきなこは、より濃い味に
目覚めて、今やクリームチーズを食後のデザートに正々堂々と要求するようにな
りました。もちろん、私が人差し指にすくって舐めさせるのです。その後は
決まってTVの前に陣取り、私が電源を入れるまで待っております。このような
生活環境によって、きなこは写真のように横になると、腹のあたりがでれんと
垂れるようになってしまいました。顔は案外小顔なのですが、そのせいかより
いっそう体部のでろりん度が強調されて見えます。あやうし、きなこ。