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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

改訂版・中国大葉ヅタ - ブドウ科3

2020-07-21 15:40:54 | みんなの花図鑑
ブドウ科特集、3番目は ツタの仲間です。


場所は安城デンパーク。 石垣を何種類かのツタが 蔦(つた)っています。
その中で 一番目立つのが このシワシワの葉のツタです。




実は 昨年このツタに花が咲いているのに気が付いて、 デンパークさんに問い合わせたのですが、答えがもらえなかったので、 その時は
ネットの掲示板で教えてもらった名前「アメリカヅタ」で投稿してました。
そこにいつの間にか(去年の暮か、今年の春) 樹名板が設置されていました。
それによると
 Parthenocissus laetevirens
 パルテノキッスス・ラテビレンス
となっていました。
(実際は 樹名板は2つあり、どの樹名板がどのツタのことを指すのか 混乱し、 初回(7月10日) 間違ったツタの画像で 投稿していました。)




Parthenocissus (パルテノキッスス)というのは ツタ属のことです。
「パルテノキッスス・ラテビレンス」でググっても もちろん?何もヒットしません。
Parthenocissus laetevirens でググると、ようやく wikipediaやら 画像やらがヒットします。





英文記事を翻訳してみたりするうちに、 このツタは 葉を観賞するために 「テンモクヅタ」という名前で、よく盆栽に使われていることが分かってきました。




さらに検索を続けると、 植物のほうでは 同じものが 「中国大葉ヅタ」という名前が付いていることも分かりました。




花は ヤブガラシやノブドウと同じく、咲き始めは 花弁(花被片)と雄しべを付けています。
そして Parthenocissus laetevirens(中国大葉ヅタ)の 他にない花の特徴は
めしべ(子房)がピンク色をしている
ことです。




受粉すると、 雄しべと花弁(花被片)を落とします。
この画像は 去年の8月、同じ場所で撮ったものです。



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