於大公園(東浦町)の薬草薬木園に咲いていました。
カノコユリの球根は食用となりますが、
薬用としても、滋養強壮、利尿、咳止め、解熱、消炎の効能があるとされています。
九州西部や四国南部、台湾北部、中国・江西省に自生しているようです。
地域によって自生環境は異なり、九州では海岸近くの岸壁や草地、四国では内陸の岩壁に下垂するように生育しているようです。
鹿児島県の甑(こしき)島は、群生地として有名です。
シーボルトによってヨーロッパに紹介され、明治~1970年代まで、盛んに輸出されました。
現在では、品種改良の親として利用されており、ヤマユリなど他の種と掛け合わせて作られた交配種の、
オリエンタル・ハイブリッドは大輪で美しく人気があるということです。