アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ナンテンハギ - 於大公園(東浦町)

2019-10-17 19:33:25 | みんなの花図鑑

ひとつの花は クサフジの仲間にそっくりです。でも、クサフジほど連続していません。






それで一週間 お蔵入りしていたのですが、どなたかのブログでこの花を投稿されていて、もしやと思い この花なあに掲示板に確認していただきました。





ナンテンハギの名は 葉っぱが ナンテンの葉に似ていることからついたそうです。





ソラマメ属の植物なんですが、ソラマメ属の特徴である偶数羽状複葉でなく、単純な 2枚構成なので、これが識別点となります。





ヒャクニチソウ - 安城市OZ

2019-10-17 17:07:43 | みんなの花図鑑

百日草の観察。キク科の典型的な花序。中央に盛り上がって見えるのが 筒状花の集団。
下の紫色は 苞。苞の中に黄色の花が咲く。





外側から順に内側に向かって咲いていく。






筒状花の花冠は黄色で5裂し有毛。この内側に雄しべがあり花粉を付けている。さらにその内側を 雌しべが 雄しべの花粉を押し上げながら伸びていきます。(この時期、柱頭は閉じています)。こうして花粉が花冠の毛につきます。





雌しべが上まで伸びると柱頭が展開します。やがて花冠は落ち、柱頭だけがリボンのようになって残ります。





最後に、花弁のように見える筒状花の周囲の舌状花の観察。舌状花は筒状花の回りを1列で丸く取り巻く。舌状花は雌性。黄色い紐のようなものが、雌しべの柱頭。





ヨメナ - 安城市KS

2019-10-17 14:04:38 | みんなの花図鑑

ヨメナはキク科シオン属。よく似たものに ノコンギクがあります。また、カントウヨメナという種類もあります。野菊の区別は本当に難しいです。この花も直感で ヨメナかな?と思っただけで、良く調べてません m(_ _)m





ヨメナは湿地を好むそうで田の畦などの平地に多く、ノコンギクはやや山手の道沿いに多い印象があります。





で、つぼみの紫色がまた可愛いです。そこに乗っかってる虫もまたカワイイですけど (^^)





ノコンギクとヨメナのちがいは花を裂いて 冠毛の長さを調べるのが 一目瞭然だそうです。ヨメナの冠毛はたいへん短く、ほとんど目立たないのに対し、ノコンギクの冠毛は子房の2倍ほどの長さがあるといいます。






その他の区別法として、葉を見てザラザラしているのが ノコンギク、「つるつるしている」のがヨメナ とある記事にありました。




タンキリマメ - 安城市OZ

2019-10-17 13:37:32 | みんなの花図鑑

タンキリマメはマメ科タンキリマメ属。






見事に赤くなった莢(さや)のなかには 黒い艶々の豆が 通常 2個 入っています。





「莢の中には楕円形をした黒く光沢のある種子が2個入っており、莢が開裂したあとも莢の縁(縫合線)の上にぶら下がる」(wiki)





「莢の縁(縫合線)の上にぶら下がる」(wiki再掲)
そのため、莢がさらに開くと、豆は外に飛び出したようになり、莢に上下に入っていた豆は、徐々に横方向に移動し、左右に並んだ目のように見えるようになります。1枚目の写真参照。






よく似たツルマメに トキリマメというのがあるそうですが、タンキリマメの葉は、葉の基部が細まっていて、葉の真ん中より先の方が幅が広くてボリューム感があります。葉先が尖がらずに丸い感じなのも特徴です。
また「葉を覆う毛がタンキリマメと比較して少ない点で区別できる。」(wiki)