こんばんは!
今日はお天気は良かったものの
肌寒い1日でしたね。
さて、昨日のこのクルマ、正体が分かった方はいらっしゃいましたでしょうか?
正解は、ルノーのアバンタイムでした。
昨日のこのブログをご覧になり、早速1名の方が、実車を見にいらっしゃいました。
その方は、ご自身でも以前ルノーに乗っていた事があり、
元横綱の曙がアバンタイムに乗っていたなど、さすがに詳しくご存知でした。
でも、実車をご覧になったのは、初めての様で、スカイルーフを開けて窓が全開の状態にしますと・・・
『なんだ!この解放感は!なんかトロッコ電車に乗ってるみたいだね・・・』
と、感想を仰っていました。
ご興味のある方は、是非、御来店頂きこの解放感を味わってみてくださいませ。
さて、今日の作業場からは・・・
マセラティ・3200GTなのですが、
突然、エアコンの風が出ない!というトラブルのお話です。
いつも通り普通にエンジンを掛けて、普通にエアコンを掛けて、出発したらしいのですが、
途中、トイレ休憩に寄って、再度エンジンを掛けたらエアコンの風が出ない!という事で緊急入庫してきました。
早速点検しようとしたのですが・・・
あれ?普通にエアコンの風が出ます。
何回か、エアコンのダイアルを回したり、エンジンを切ったりしてもその症状が出ません。
これは、困った・・・症状が出ない事には点検もしようがありません。
お客様の話では、途中休憩で止まってから・・・という事なので、
少し試運転して、エンジン、室内などを暖めてみてその症状が出るか確認してみる事にしました。
出ました!20Kmほど乗って、会社に戻ってきてエンジンを切り、再度エンジンを掛けた所、
エアコンの風が出ません!
さあ!ここからです。
エアコンのコントロールパネルに電気を送るのに、何個かのヒューズとリレーでコントロールしています。
エンジンルーム内と室内の助手席の足元にあるヒューズ・リレーBOXです。
エンジンが温まってその症状が出たという事は・・・
まずは、エンジンルームにヒューズとリレーを点検してみます。
ヒューズは切れてなく、リレーも正常なようです。
という事は室内側・・・
室内側リレーBOXは助手席の足元にあります。
まずは、順当にヒューズを点検。
なんだこれは!
右が正常なヒューズ、左側が付いていたヒューズです。
熱で、異常にふくらんでいます。
ヒューズBOXを丸ごと外して裏側を見てみると・・・
この、ヒューズが入っていた所が見事に溶けてしまっています。
これが、原因なのは明らかです。
しかし、ヒューズがこんなに熱を持ってしまうのは絶対におかしい!
このまま、ヒューズだけ交換してもまた、同様な事が起こる事は目に見ています。
という事で、原因究明に入ります。
エアコンのリレーはこの、ヒューズBOXのすぐ隣にあります。
リレーを外して、リレーが作動しているか、単体点検をしてみましょう。
と、リレーを外そうとしたら・・・
簡単に、す~っと取れてしまいました。
リレーは結構しっかりはまっていて、少し力を入れないと取れないのですが・・・
単体で点検した所・・・電気の流れが変です。
正常に流れたり、違う所に流れたり・・・
チョットリレーを開けてみましょう。
小さいスプリングがあるのがわかるでしょうか?
このスプリング本来は、上下(画像上)とも、止まっているのですが、
片方しか止まっていません。
この、スプリングの作用で、電気を流したり、切ったりしているのが、これでは出来ません。
それどころか、このスプリングが、違うところに接触すれば、そこに電気が流れてしまします。
異常な、電流の原因はこれでした!
と、言う事で、まずはリレーを交換して、ヒューズBOXも取り変えて、
新しいヒューズを入れて、再度点検します。
まずは、アンペアの低いヒューズをいれて、
(この、リレーが原因ではない場合、コントロールパネルに異常な電流が流れないようにヒューズを切れやすいようにしておいて)
ヒューズは切れました。電気は正常に流れました。
徐々に、アンペア数を上げて正規のヒューズを入れて・・・
エアコンの風は、無事に出ました!
しかし、何故エアコンのリレーの足が浮いていて、おそらくは、それが原因で、リレー内部が壊れ、
ヒューズBOXを溶かしてしまうほどになったのか・・・
実は、このクルマ。
グローブBOXの下、この、ヒューズBOXの上に
社外品のナビが付いているのですが、その配線が結構めちゃくちゃにまとめてあり
そのまま、ヒューズBOX付近に放置してあるような状態でした。
それと、こちらも社外品のキーレスが取り付けてあり、その、その配線をヒューズBOXのすぐ上にある
集中ドアロックのコントロールユニットから取っている為、
おそらく、その作業をした業者がなんらかの形でリレーに触れて、もしくは作業上邪魔だったためにはずして
組み戻す際に、チャント奥まではめなかったのが原因ではないかと推測しています。
どこで、作業をしたのかはわかりませんが、はっきりいっていい加減な作業です!
へたをすれば、そこから火が出て車両火災になってもおかしくありません。
やっぱり、マセラティは豊富な経験を持っている当社のような専門店に任せるのが一番安心だと思います。
マセラティのことなら、どんな事でもお気軽にご相談くださいませ。
求人募集 !!
この度、アウトピッコロでは業務拡大の為、
新たにアウトピッコロをサポートしてくれる仲間を募集中です!!
詳細はHPにありますので、ご確認下さい!!
みなさまのご応募お待ちしてます!
http://www.autopiccolo.com/
是非皆様ご参加ください!!
★アウトピッコロからのお知らせ★
只今アウトピッコロでは、修理・ご納車準備など、たくさんの車両を順番に作業しております。
只今修理をその場でお受けできませんので、事前のご来店予約をお願いいたします。
マセラティのことなら、是非当社まで!!
貴重で希少な各種パーツ類を格安でご用意できます!
(有)アウトピッコロ
TEL; 048-291-5130
MAIL; auto.piccolo@ld.dream.jp
HPアドレス; http://www.autopiccolo.com/
この度アウトピッコロでは Face book を始めました!
Face bookでは作業風景などの写真のアップを行っていこうと思います!
ブログよりも細かくアップしていきますので、ご興味のある方は是非 Face bookもチェックしてみてください!!
アカウントをお持ちの方は、是非いいねをお願いたします!!
アウトピッコロのページはこちら↓
http://www.facebook.com/advertising#!/pages/Auto-Piccolo/415320398560020?fref=ts
そして、早速いいねを押してくださった皆様ありがとうございます!!
いいねを押してくださってご来店頂いた方には、アウトピッコロステッカーを差し上げます!!