エンジンキーを回してセルモーターは動くがエンジンがかからない...
うーん。診断機を掛けても何も出てこない...
まずはヒューズを点検すると、燃料ポンプヒューズが切れている!
ヒューズ入れ替えてセルを回すと、その瞬間ヒューズが切れる!
燃料ポンプモーター本体がダメになっている可能性が高いので、車両をリフトにあげて燃料ポンプを外して点検することに。
車両フロア下部に、燃料タンクがあり、タンクを降ろさないと燃料ポンプが脱着できません。
車両のフロアパネルを外しタンクを外そうとしましたが、マセラティでクラッチ交換をする際に、使用するプロペラシャフトを支える治具を使うとタンク本体を完全に降ろさず、半分降ろす程度で燃料ポンプを外すことができました。
燃料ポンプ外すためには専用SSTが必要。
実際に外した燃料ポンプがこちら。
ポンプと燃料の残量を表示させるフロートも一緒に付いているんですね。
ポンプ本体に直接12ボルト電流を流してみると、まったく稼働しません。
おそらく燃料ポンプ本体のモーターが焼き付いたのか、リークしているのだろうと思われます。
よって燃料ポンプをアッセンブリーで交換したところ、無事エンジン始動となりました。
名前はスマートですが、整備は毎回スマートにいかない車種だと痛感した作業でした (笑)