豪暮らしの覚え書き

日々の暮らしの覚え書き。

初めての救急病院 その2 診察と帰宅編

2018-05-06 | ネコ

初めての救急病院 その1 誰も理解してくれない編 からの続き

 

私たちの番になり個室に通されテーブルの上にネコちゃんを乗せ獣医さん(女性)にネコちゃんの説明をする。

たぶん今年で13歳オーバー、7年前に私が飼い主になってこんな事は初めてだということも。

そしたら先生、矢次に質問する。

一日の餌の量とブランド、飲む水の量、尿の量と回数、便の状態などこっちはパニック状態しかも英語・・・

だから矢次に質問されるとあせって上手く答えられない。

そしたら先生が「はぁ、飼い主なのに!こんなことも直ぐに答えられないの?」と・・・。

すみません・・・。

 

そしたら先生がネコちゃん(腰を下ろした状態で座ってる)のお尻を押して少し歩かせ

「ねえ、これ、こうやっていつも歩いてるの?」という。

こうやってと言うのは・・・?

通常猫は頭が右側だとして後ろ足が「く」の字になってつま先立ちしている状態で歩く。

その時のネコちゃんは「L」字になって腰を下ろした感じで歩いた。

私「え、すみません良く覚えてn」まで言ったところで先生が私の言葉をさえぎり

「これ、diabetes(糖尿病)のサインだから。飼い主なのになんで気づかないの!」

先生の言葉にショックを受け泣いてしまった。

友人も私のネコちゃんとの付き合いが長いからショックを隠せない状態。

「動物は言葉を話せないんだから飼い主がちゃんと見てないと!」と言う。

もっともなことです。自分の愚かさとネコちゃんに申し訳ない気持ちでどうしようもない状態。

先生が「とにかく糖尿病の検査と尿検査するから」とネコちゃんを連れて行った。

 

友人と震えて検査結果を待つ。

しばらくして先生とネコちゃんが戻ってきて、

「Glucose(糖)テストしたけど糖尿病ではなかった。」と先生が言った瞬間の私の安堵って言ったらもうね。

「尿検査はkidney disease(腎臓病)の疑いがあるから血液検査したほうが良い」と言われた。

新たな病気・・・猫の病気に多いのが腎臓病。ついにうちのネコちゃんも・・・。

糖尿病と腎臓病のショックで忘れてたけど、ネコちゃんが救急で来た理由は上手く吐き出せないか飲み込めないから。

そのことを聞いたら「原因は腎臓にあるかも。だから上手く吐き出せなかったり飲み込めなくなる。

今日、血液検査してもいいけど救急扱いになるから通常より高い。今日明日死ぬわけじゃないから近日中に血液検査しなさい」と。

結局、病院にいる間ネコちゃんは吐きもせず。

 

掛かった費用救急で193ドル(1万5千円位)大した事なかった!

もっと300ドルとか500ドルかと思ったから安いとさえ思ってしまった。

でも友人が「190ドルは高いねー!通常だと半額くらい。でも腎臓の事は高齢になると仕方がないよ。

うちのネコちゃんは高齢じゃなくても腎臓疾患で亡くなったから・・・

早いうちに気がついてあげれればって亡くなった後に思っても遅いんだけどね。」

友人のネコちゃんそうだったね。病気に気がついた時には手遅れだったんだ。

友人「それにしてもあの先生本当にひどいわ!私たちを散々心配させておいて糖尿病じゃなかったって!」

本当にそう。でも何でもなくて良かった。

 

夜9時半、帰宅して明日の準備しようかと思ったら・・・うげーとやりだした・・・。

1時間半以上病院にいたのに一度もしなかったのに?なんで帰宅してから・・・

本当に苦しそうで苦しそうで・・・。大体30分置きに2、3回は吐き出したいけど何も出ない唾を飲み込むを繰り返し。

生肉(牛)を食べさせれば喉のつかえが取れるかも?といつもあげてる大きさ(1.5cm角x3)を手のひらに乗せ、

ネコちゃんの口元に持っていったら食べた!!結構食べた!!

けど、しばらくするとまたうげーとする(食べたものは吐かない)。

 

いつも私の枕の横にネコちゃんのベッドがあってそこで寝てるけどネコちゃんも苦しくて眠れないし私も眠れない。

本当に大丈夫なの??と心配になるほど。

今度はドライフードを手のひらに乗せあげると食べる(13粒)

食欲は普通にあるんだよね。水は飲まないけれど。

 

眠れないからもし私が日本に行っている間にネコちゃんに何かあった時のために

今回の状態と日常(食べ物、おやつ、水飲み量、おしっこ、ウンチ)など詳しく書いて置いた。

友人にもし、今日と明日水を一切飲まなかったら病院に連れて行ってとお願いした。

そして友人がいつものように最寄駅まで送ってくれて空港へ向かった。

 *いつも私が一時帰国するときに友人に家の鍵を預けてネコちゃんの面倒を見てくれる*

 

空港にむかっている時、30分おき位に友人がネコちゃんの様子を写真とメッセージを送ってくれた。

だけど本当に心配で心配で仕方なかった。

帰国するの止めようかと何度も思ったほど。

もし何かあれば直ぐに帰ってくるつもりだった。

 

飛行機の搭乗が始まると通信は一切出来ないからネコちゃんの様子が分からず心配。

前日から一睡も出来ずに日本へ。

約9時間のフライト中、本を持ち込んで読んだけどネコちゃんが心配で一切内容が入ってこず。

眠れもせず。もし何かあったらと思うと泣けてきて。

 

ホテルに着いてレンタルwifiを繋げてメールチェックすると件名なしのメールが14件も届いてて、

血の気が引く思いをした。もしかして何か・・・・

恐る恐るメールを見てみると・・・寝てるよー(写真付)、歩いてるよ(写真付)、ビーフ食べたよ、ドライフードこれだけ食べたよ。

とかで、大丈夫そうだから安心してホリデー楽しんでとのメールで物凄く安堵。

一睡も出来なかった事とか長時間のフライトとか諸々の疲れでシャワーを浴びて髪も乾かさずに寝てた。

独身の私はこの時ほど友達がどれだけ大切か分かった。

そしてもしネコちゃんがいなくなったら・・・私は生きていけるんだろうか・・・

 

友人のメール(写真付)ではすっかり元のネコちゃんになっている。

冷静になってあの日の夜の事を考えるとちょっとした怒りが沸いてくる。

あの獣医がネコちゃんのお尻を押して歩かせ「この歩き方は糖尿病のサイン」って言ったときの事。

友人が送ってくれたメールを見ても通常の足の状態だ。

メールで友人にネコちゃんの歩き方を見てもらうと

「先生が言ってたような歩き方はしていないよ。ちゃんと普通に歩いているよ」と。

ネコちゃん、あの時はただ単に病院が怖くて縮こまっちゃっていただけだよね。

それなのに、それなのにあの獣医!!

ま、過ぎたことだし腎臓病の疑いが分かっただけでも良かった。

直ぐに帰らなくても大丈夫なようで少し安心。

帰ったら検査してもらわないと。

 

いつも私が一時帰国する時は友人が2、3日に1回位のメールでネコちゃんの報告してくれるけど、

今回は私が帰るまでほぼ毎日朝晩ネコちゃんの報告(食べ物、水、おしっこ、ウンチ)などをメールで教えてくれた。

本当に感謝しかないよ!

 友人メールが送ってくれたネコちゃんの画像

 私が日本に発った日

2日目。いつも日向ぼっこする所。

3日目。友人の膝の上 

4日目。なんだよこの変わりようは!元気になってよかったよぉー

7日目。友人の上で毛繕い。

最終日。早く会いたい!会ってこねくり回したい!!

 

血液検査 採血編 へ続く



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