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この世界のどこかに居る似た者達へ。

渇いた太陽速報。

2013-11-22 21:38:30 | お芝居・テレビ

浅丘ルリ子さん・上川隆也さん主演の舞台「渇いた太陽」が初日を迎えました。


1幕と2幕の間に15分休憩があり。

2幕の方がボリュームがあります。1幕はほぼ上川さんと浅丘さんで演じ、可愛らしく微笑ましい場面も。

この舞台では、こんな上川チャンスが観られます。


浅丘アレクサンドラに「手触り良きシルクの如きお胸」に合格をもらう。

タバコをしょっちゅう吸う。でも、タバコを吸うのは浅丘さんのがカッコよかったですねぇ~。

踊る。

ベッドの後ろからひょいっと背もたれの様な所を飛び越えてベッドに乗る。

お姫様抱っこ。

浅丘アレクサンドラに「そこそこ満足」される。

ひとり有頂天「チャンス上川・世界の女は俺のもの。」ヤダ、芸人みたい

きかんぼうの様にベッドの上でジタバタする。

歌う。

「学べぇーーっ」と叫ぶ(声だけ)。


だがしかーーーしっ


2幕からは思いもよらず、切なく痛い程現実的な物語でアタシは客席でとまどい気味に・・・。チャンスの中の何かも狂って来るような。

「恐怖」を感じる場面もあります。

先の舞台、真田十勇士では「戦いへ行く道」として客席の通路が使われましたが、今回は「逃げてゆく道」です。

シアター1010の4扉側のステージからの通路沿いの座席と、9列目1番から24番の座席のチケットをお持ちの方、2幕目が始まって舞台がカオス化して来たら心の準備を。


浅丘ルリ子さんを初めて舞台で拝見しました。素晴らしいです。

アタシの母より年上なんて信じられない。

この物語は笑えないお話です。

深く重い芯を抱いたお話です。

ラストシーンで救われると言う趣でもありません。

でも何故か、そうだとしても美しく生きたいと思えるのは、浅丘ルリ子さんの舞台での素晴らしいエネルギーとパッションがあったからなんです。

すがったり、突き放したり、包み込んだり、崩れ落ちたり、立ちはだかったり。その全てが美しかった。


勿論、上川さんのエネルギーとパッションもハンパないです

ずっと喋ってるし何かしら動いてる。

感情が爆発して、でかいトランクを投げるシーンがあったんですが、放り投げられたトランクは「ドゴンっ!」と言う音を立てて床に叩きつけられると舞台をはみだして最前列の座席前に落ちました。

まぁ、これはアクシデントでしょうけども・・・。

舞台上の上川チャンスがトランクの行方をずっと見てた気がするので。


でも、それぐらい、上川さんと浅丘さんが本気でぶつかり合うわけです。

お二人だけのシーンは沢山あったけど「長い」と言う感じはしませんでした。


最後の方でアレクサンドラの胸にうずくまるチャンスは子供の様で、二人は似ているのかもしれないなぁと思いました。





カーテンコール3回目。上川さんの手を引っ張って、走る様に出て来た浅丘さんが可愛らしかったです。


惜しみない拍手が贈られました。


全国をまわる舞台です。お近くの会場へ来た際には是非に


渇いた太陽全国スケジュール






























































































村木さん。

2013-11-18 21:17:11 | お芝居・テレビ
村木さん。




ときジャケのおにぎりに目がないの。

糸村さんに無理難題を押し付けられて「出来ません!」などと断っても、ときジャケが出現すると弱いの。

水沢課長の事がちょっと好き


糸村さんの「おねがいしまぁーす。」に抵抗する気持ちはあれど、いつも押しきられてしまう科捜研の魂


でも、村木さんが調べてくれたからこそ、いつもいつも糸村さんは真実にたどり着くのです。

謂わば、糸村さんの相棒の様な人なのではないのでしょうか。



演じるは甲本雅裕さん。糸村聡役の上川さんとは遺留捜査の他でも共演がありました。

「マークスの山」と言う、遺留捜査とはまるで雰囲気の異なるクライムストーリーで、お二人はとても男っぽいシーンを演じていらっしゃいました。印象に強く残っています。


さて、この遺留捜査には月島中央署の署長役で三宅裕司さんが出演されています。

私は三宅裕司さんのコントが大好きなんですが、NHK BSプレミアムで三宅裕司さんのコント番組があるのを御存知でしょうか?

以前、一度観て面白いなぁと思って憶えていたんですが、最近は見逃しがち・・・。

毎回色んなゲストがコントに挑戦するんです。

久々にサイト覗いたら、SHIROHに出演してた中川晃教さんがゲストに出たりしてて驚いたしだいです。コントやったんですね・・・。



三宅さんが月島中央署の署長さん役と知った時から、上川さんがこのコント番組に出たら面白いんじゃないかなぁ~いやぁ~観てみたいなぁ~~なんて思っていたんです。

そしたらなんと

コントの劇場

村木さんが出るじゃありませんかぁ~~っ

いや、正確には甲本さんですが。


放送日は11月29日金曜日。午後10時~11時。

楽しみだなぁ~























いりゅーそーさSP その4。

2013-11-16 00:53:19 | お芝居・テレビ




看護士: もぉー、いとむぅったらアタシの言う事聞かないから死んぢゃうとこだったじゃん。おこだぉー。

糸村: ごめんちゃい。


この会話は嘘です。



はい。糸村刑事は無事でした。

からの、病院の屋上で可愛い看護士さんとデートです。

あ、話してただけですか。すみません。


痛々しい姿ですね。

いかに激闘だったかが伝わって来ます。

お疲れ様、糸村刑事。





月島中央署のみんなが糸村さんの快気祝いをしてくれました。

もんじゃ焼き屋さんですよー。いいですねぇ。

真島さんのネクタイ・インがリアルで微笑ましいですねー


糸村さんみたいな人はその性格上、孤独になりがちなんじゃないかと思うんです。

人と付き合えずに人生を送ってゆくような。

自分の道が見えている人は、あまりにもそこへまっしぐらすぎると周りの人達はついて行けないし、本人もまた周囲の人の気持ちに気付かず時を経てしまう事があるんじゃないかと。

だから、こんな風に彼が周囲の人達と和気藹々としている風景を見るととても安心します。

よかった、よかった。




研修に行っていた横山さんが来てくれました。お見舞いのフルーツを鉄板に置こうとして全力で阻止されていましたね

もはやドタバタ家族の様な月島中央署刑事課の面々。署長の表情が最高です


もっとこの面々が織り成す物語を観ていたいですねぇ。


まぁ、本日のところは、いとむぅのこの笑顔でシメってことで



めでたし、めでたし。


ですかね。



遺留捜査スペシャルDVD化決定





おわり。





















いりゅーそーさSP その3。

2013-11-14 23:39:36 | お芝居・テレビ
遺留捜査スペシャルはスペシャルと言うだけあって、そう簡単にお話は終わりませんでした。

二つの事件が絡み合い、大きな事件となっていたのです。
しかしその二つの事件は、平和に真面目に生きている人間の心が引き起こす切なさに満ちた哀しい事件でした。


ケガの手当てを、と看護士さんに言われますが「まだやる事があるんです。」と言って事件の本当の終結へ向かう傷だらけの糸村刑事。本日は5割り増しぐらいで男前ないとむぅ。


難病を抱えた人質の少女はこの病院の院長の娘でした。容態の悪化したその女の子の病室では「もう一人の犯人」が銃を女の子に向けていました。

1年前にこの病院に入院していた息子を失った犯人。その死について思いもよらない真実を突き止めてしまったこの男は、真実をもみ消した院長に復讐するため犯罪に走ったのでした。




修羅場と化した病室へ表れた糸村刑事。

なんだか汗だくで顔色が悪いのが気になります。しつこいようですが、撃たれてんですよこの人は!


犯罪に巻き込まれて死んでしまった被害者は、もう何も言う事は出来ません。

被害者が遺した物に宿るメッセージを、糸村刑事は丁寧に読み取る才能を天から授かった男なのです。




生まれついての悪いヤツや、生まれついての犯罪者など居ない。

そこには必ず「理由」がある。

生きていた時分には伝え切れなかったその人の「人となり」を、糸村刑事は伝えます。

道筋が明るい方へと繋がった時、罪を犯した人間は自分の愚かな行ないを激しく後悔し、「償い」でしかその代償が払えない事を知るのです。





事件の本当の終結をむかえた糸村刑事の表情。小田和正さんの歌う主題歌の様に、嵐が去って優しく吹いて来た風を受けているかのような。


でもやっぱり・・・汗が・・・。嫌な予感・・・。





処置を受けるため、病室から運び出される少女を見送る糸村刑事と水沢課長。

「これでやっと一件落着ね。」と言う課長の言葉に「はい~・・・。」と何だかフワフワした感じで答える糸村さん。





んっ!?どうした、いとむぅっ!?





きゃぁぁぁーーーーーーーっ!!!









つつつーとすべる様に崩れ落ちる糸村刑事。目をパチパチさせて「あれ?いや、なんか力入んないって言うか・・・」




水沢課長: 何これっ!!!ちょっ、い、糸村君っ!!

糸村: なんなんでしょうね、これ・・・


ねぇ、これヤバイんじゃないのっ!!??

マジでヤバイって!!ねぇってばっっ!!!!!






糸村: なんか暗くなって・・・


いぃぃやぁぁぁぁーーーーっ!!!






いやよ、いとむぅぅぅぅっ!!死んじゃいやぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!!!!




つづく。





















































































いりゅーそーさSP その2。

2013-11-14 17:47:21 | お芝居・テレビ
ドラマ遺留捜査における”名物シーン”と言えば、”僕に3分時間をもらえませんか?”と言う台詞で始まる、事件の中で複雑に絡んだ人の心が起している誤解や憎しみを、糸村刑事が丁寧に解きほどいて「真実」を伝える感動的なシーンです。

”糸村刑事”とはその名の通り、バラバラに裁たれた”切れ端”の様な人の心を縫い合わせ、「真実」と言う大きな1枚の布を仕上げる”糸”の様な宿命を背負った人なのです。


しかし、スペシャルはこれまたいつもとは違う”3分シーン”でございました。

この事件の犯人は一人ではありませんでした。糸村刑事の下に集まった犯人は4人。




ん?何してるのかすら?





へ?




ちょこん。

・・・っておーーーーいっ!!!!!




ちょこん。

ちゃうわぁっっ!!!




犯人達もそんないとむぅに萌えたんでしょうか(ちがわいっ!)いとむぅの話に耳を傾けて居ます。なんかきっと心底は悪い人達じゃないんだろうなぁと思わせる、妙に可愛い絵ヅラ。


しかし、糸村刑事は危険な作戦に出ていたのです。リーダー格に詰め寄り、犯人達の心理を揺さぶります。よく見て下さい、銃をむけられているんですよ。本物の銃ですよ。何故そんな事を!?てか、糸村さん、1回撃たれてんじゃんっ!!!

犯人達の中に不穏な空気が漂います。リーダー格の人物が抱えている物に、糸村刑事は敏感に反応していました。何かを隠している、と。

他の犯人達は不審に思います。何かおかしい。聞いた話と違う。「ここでハッキリさせろ!」と言います。しかし、リーダー格は「こんなヤツの話なんか聞くな!」と立ち去ろうとします。



糸村: 逃げるんですか?

いとむぅ、まさかのケンカ上等発言。

により、助走つきで再度すさまじく殴られます。

痛いよぉー、もうよしてよー、撃たれてんだからさー


でも、糸村刑事がこうするのには勿論理由があったのです。




糸村: これで誰にもケガをさせずに人質を救出できます。

「何ぃっ!!」と犯人に胸ぐらを掴まれても、してやったり顔のいとむぅ。


直後、警察がなだれ込んで来て犯人確保に至りました。

突入までの間、犯人達が人質に危害を与えぬよう自分の所へわざと引寄せていた糸村刑事。それはこれ以上犯人達に罪を重ねさせないようにすると言う事でもあります。

いとむぅ、アンタって人は・・・なんてカッコイイの!!!

自分の命も危なかったのに。

しかも「誰にもケガをさせずに・・・」って、自分は撃たれているじゃないか!



か、かっこよすぎるっ・・・





つづく。