(H19.11.7記 前田さんより発症率についてのご質問があり、あらためて資料を
整理しようと考えています。まずはこれまでに掲載した関連情報をひとつに
集めて、それを整理してみようと考えています。)
(初回記事はH19.10.21でした。本日H19.11.05に脊柱側わん症検診について書かれ
たサイトを見つけたので、下記に記載しておきます。内容については、また後日
書いてみたいと思います)
「脊柱側弯症 現状と治療 検診の結果」
http://www.yobouigaku-tokyo.or.jp/old/lb20_spn.htm
「脊柱側わん症検診 」
http://www.yobouigaku-tokyo.or.jp/old/lb45_sps.htm
http://www.hyogo-yobouigaku.or.jp/09/index1.html
ブログ内の関連記事
「特発性側弯症 発見時からの進行の確率とリスク」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/b573de9c4bfe8951d301c99bd5a59524
「モアレ検診の重要性」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/f0a390d93c31140b33c184244c0622e7
「お母さんは自分のことを責めないで下さい」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/22bf62ebf9707d847e57c1b56ceb81d8
(注:正しくは「側弯症」または「側彎症」と書きますが、検索の便宜を考慮して
側湾症や側わん症と表記しています)
特発性側弯症は、全国(全世界)どこにおいても毎年一定の比率で発症しています。
もしも桜中学が女子校で、各学年ともA組、B組の2クラスであるとすれば、
全校生徒200名のうち1名は特発性側弯症の女子生徒がいることになります。
平成1年度
小学4 年生~6 年生 女子受検者 33299 名
精査対象 60 名 (0.18%)
特発性側弯症と診断 35 例 (0.11%)
他の側弯症と診断 4 例 (0.01%)
装具治療 13 例 (0.04%)
手術治療を施行された児童はいなかった。
中学生女子 受検者 33557名
精査対象 274名 (0.82%)
特発性側弯症 141例 (0.42%)
装具治療 36例 (0.11%)
手術治療 2例 (0.006%)
(側弯症学会発表抄録より引用)
............................................................
札幌市における側弯症学校検診の実態調査―平成元年度から17 年度までの検討―
北海道大学 医学部 整形外科
【目的】札幌市の側弯症検診は、学校医の視診触診で行われており、精査対象と
判定された場合、市内2 大学整形外科での精査が行われる。本研究では、平成年間
の札幌市における学校検診の実態を、札幌市教育委員会に保存されている学校検診
統計から検討し、今後の側弯症検診のあり方ついて考察した。
【方法】札幌市教育委員会で把握されている平成1年度から17年度までの、学校検診
統計から脊柱側弯症等の精密検査結果を男女別に集計した。対象児童は、小学校4年
以上中学校3年以下とした。各学年の受検者数、精査対象者数、特発性側弯症と診断
された児童数、保存治療ならびに手術治療を施行した児童数を集計し、それぞれの
割合を算出し、経年的変化について検討した。
【結果】平成1年度の小学4 年生から6 年生の女子受検者は33299名で、精査対象と
なったのは60名(0.18%)、その内特発性側弯症と診断されたのは35 例(0.11%)、
他の側弯症と診断されたのは4 例(0.01%)であった。装具治療などの保存治療は13
例(0.04%)で手術治療を施行された児童はいなかった。中学生女子では、精査対象
は全体の0.817%(33557名中274名)、特発性側弯症0.420%(141例)、ブレース等の
保存治療0.11%(36例)、手術治療0.006%(2例)であった。一方小学高学年男子で
特発性側弯症と診断されたのは0.057%、中学生男子では0.11%であった。それ以降
平成17 年度まで、受検者数は漸次減少したが、精査対象や側弯症と診断される児童
の割合に大きな変動は認めなかった。
【考察】札幌市における側弯症学校検診は、大半が整形外科専門医以外の医師が
行っている。専門が異なる医師が短時間で多数の児童を検診するため、治療を開始
すべき児童の把握が遅れ、父兄からの苦情を聞く場合がある。札幌市の検診による
側弯症診断率は、緒家の報告と比べ決して劣っているわけではない。脊柱側弯症
は、児童数の増減にかかわらす、ほぼ一定の割合で発生している。小児の脊柱変形
に対するスクリーニングを、今後どう改善してくべきかを議論していく必要がある
と思われる。
///////////////////////////////////////////////////////////
ブログ内の関連記事
「側弯症 - 脊柱側弯検診 - について感じたこと」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/9720b4ea27c5440be8553fe33fc8f526
左のカテゴリより「脊柱側弯症検診」を選択していただくと検診関連記事に
アクセスできます。
整理しようと考えています。まずはこれまでに掲載した関連情報をひとつに
集めて、それを整理してみようと考えています。)
(初回記事はH19.10.21でした。本日H19.11.05に脊柱側わん症検診について書かれ
たサイトを見つけたので、下記に記載しておきます。内容については、また後日
書いてみたいと思います)
「脊柱側弯症 現状と治療 検診の結果」
http://www.yobouigaku-tokyo.or.jp/old/lb20_spn.htm
「脊柱側わん症検診 」
http://www.yobouigaku-tokyo.or.jp/old/lb45_sps.htm
http://www.hyogo-yobouigaku.or.jp/09/index1.html
ブログ内の関連記事
「特発性側弯症 発見時からの進行の確率とリスク」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/b573de9c4bfe8951d301c99bd5a59524
「モアレ検診の重要性」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/f0a390d93c31140b33c184244c0622e7
「お母さんは自分のことを責めないで下さい」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/22bf62ebf9707d847e57c1b56ceb81d8
(注:正しくは「側弯症」または「側彎症」と書きますが、検索の便宜を考慮して
側湾症や側わん症と表記しています)
特発性側弯症は、全国(全世界)どこにおいても毎年一定の比率で発症しています。
もしも桜中学が女子校で、各学年ともA組、B組の2クラスであるとすれば、
全校生徒200名のうち1名は特発性側弯症の女子生徒がいることになります。
平成1年度
小学4 年生~6 年生 女子受検者 33299 名
精査対象 60 名 (0.18%)
特発性側弯症と診断 35 例 (0.11%)
他の側弯症と診断 4 例 (0.01%)
装具治療 13 例 (0.04%)
手術治療を施行された児童はいなかった。
中学生女子 受検者 33557名
精査対象 274名 (0.82%)
特発性側弯症 141例 (0.42%)
装具治療 36例 (0.11%)
手術治療 2例 (0.006%)
(側弯症学会発表抄録より引用)
............................................................
札幌市における側弯症学校検診の実態調査―平成元年度から17 年度までの検討―
北海道大学 医学部 整形外科
【目的】札幌市の側弯症検診は、学校医の視診触診で行われており、精査対象と
判定された場合、市内2 大学整形外科での精査が行われる。本研究では、平成年間
の札幌市における学校検診の実態を、札幌市教育委員会に保存されている学校検診
統計から検討し、今後の側弯症検診のあり方ついて考察した。
【方法】札幌市教育委員会で把握されている平成1年度から17年度までの、学校検診
統計から脊柱側弯症等の精密検査結果を男女別に集計した。対象児童は、小学校4年
以上中学校3年以下とした。各学年の受検者数、精査対象者数、特発性側弯症と診断
された児童数、保存治療ならびに手術治療を施行した児童数を集計し、それぞれの
割合を算出し、経年的変化について検討した。
【結果】平成1年度の小学4 年生から6 年生の女子受検者は33299名で、精査対象と
なったのは60名(0.18%)、その内特発性側弯症と診断されたのは35 例(0.11%)、
他の側弯症と診断されたのは4 例(0.01%)であった。装具治療などの保存治療は13
例(0.04%)で手術治療を施行された児童はいなかった。中学生女子では、精査対象
は全体の0.817%(33557名中274名)、特発性側弯症0.420%(141例)、ブレース等の
保存治療0.11%(36例)、手術治療0.006%(2例)であった。一方小学高学年男子で
特発性側弯症と診断されたのは0.057%、中学生男子では0.11%であった。それ以降
平成17 年度まで、受検者数は漸次減少したが、精査対象や側弯症と診断される児童
の割合に大きな変動は認めなかった。
【考察】札幌市における側弯症学校検診は、大半が整形外科専門医以外の医師が
行っている。専門が異なる医師が短時間で多数の児童を検診するため、治療を開始
すべき児童の把握が遅れ、父兄からの苦情を聞く場合がある。札幌市の検診による
側弯症診断率は、緒家の報告と比べ決して劣っているわけではない。脊柱側弯症
は、児童数の増減にかかわらす、ほぼ一定の割合で発生している。小児の脊柱変形
に対するスクリーニングを、今後どう改善してくべきかを議論していく必要がある
と思われる。
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「側弯症 - 脊柱側弯検診 - について感じたこと」
http://blog.goo.ne.jp/august03/e/9720b4ea27c5440be8553fe33fc8f526
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後、メラトニンも自分でいろいろ調べています。