海辺の暮らし

この歳まで引越しや旅行を繰り返してきた私が、これからの旅も交えて街や漁港のことを書いていきたいと思っています。

熱海税務署の本音の話。

2009-02-06 10:04:38 | Weblog
本当にたいした収入でもないのに毎年申告ををしている。伊東に移った翌年の2月には熱海税務署に申告に行った。熱海税務署は、熱海から伊東線で1駅目の来宮の駅から4~5分のところにある。伊東から行くにも、それほど便が悪くない。
初めて行った時に驚いたのは、横浜の税務署と違い、納税時期だというのにほとんど人がいないことだった。熱海、伊東といえば温泉街で宿屋や観光客相手の自営業者も多く、人口は少ないとはいえもっと人が集まっていても不思議ではない。それが、閑散としているのだ。
そんな状態だから待たされることもなく、税理士がボランティアでやっている申告の相談員に、書き間違いがないかたずねたりしながら記載をチェックして税務署を出るまでに15分ほどですんでしまった。まあ、収入に見合った所要時間とも言えるが。
ところで、税務署に行く前にあらかじめ電話で道順などを問い合わせていたときのことだが、何かの加減で税務署員の本音がポロリと出た。つまり「税務所に来る必要があるのは儲かっている人だけです」と言ったのだ。私など、いろいろと伝票類を集めて、何とか還付申告に持ち込もうとしているような人間は邪魔なんですね。こんなことを都会の税務署員が言ったら、結構問題になると思うけれど、熱海の場合、思いやりで言っているような感じで角が立たなかった。
そういえば、やはり来宮にあった静岡県熱海旅券センターに娘がパスポートの書き換えにいったときに驚いていた。ここも、係員が3人ほどで並んで待っている人などいない閑散振りだ。横浜だと旅券センターのあるシルクセンターに行くと、気が遠くなるほど人が並んでいてうんざりさせられたものだが、地方に行くと様変わりでこれが中央集権というものかと実感させられる。