私は伊東時代もいまも産経新聞を購読している。友人たちの多くは朝日新聞で稀に赤旗も併読していると言う人間もいる。この人たちにはどうも、産経新聞に偏見があるようで非難の臭いのする「え~」の後に、いろいろと忠告されることになる。つい先日も同じ経験をした。それは、構わない。私も考えがあってとっているのだから。
伊東時代のある日、その産経新聞に挟み込まれた不動産広告チラシに何気なく目をやると、驚く数字、驚く売り物件が出ていた。価格は、2億円くらいだったと思う。もとは、全室離れの高級旅館が売りに出されていた。写真を見ると、5千坪とか言う広大な敷地の日本庭園に、小ぶりな家が点在していた。
今ではバブル崩壊も遠い話で、目の前の大恐慌に目が眩む思いをしているが、前の大崩壊も大変長く尾を引いたもので、つい5年前までその後処理が続いていて、この広告物件もそのひとつだった。
実のところ、伊東に移ってすぐの頃にあちこち見て歩いたのだが、閉鎖された会社の保養施設がやたらと多かった。維持費や固定資産税のことを考えれば一刻も早く手放したいところなのだろうが、買い手が付かないらしい。管理をしている小父さんがむなしく玄関周りを掃除していたりする姿は、侘びしい。
今回は、バブル崩壊どころではない。トヨタでさえ赤字に転落してしまうのだから、何が起こるかわからない。そんなときに、日本の国会は内向きの話で空転を繰り返しているのだから、お先が本当に暗い。眩暈がしますね。
伊東時代のある日、その産経新聞に挟み込まれた不動産広告チラシに何気なく目をやると、驚く数字、驚く売り物件が出ていた。価格は、2億円くらいだったと思う。もとは、全室離れの高級旅館が売りに出されていた。写真を見ると、5千坪とか言う広大な敷地の日本庭園に、小ぶりな家が点在していた。
今ではバブル崩壊も遠い話で、目の前の大恐慌に目が眩む思いをしているが、前の大崩壊も大変長く尾を引いたもので、つい5年前までその後処理が続いていて、この広告物件もそのひとつだった。
実のところ、伊東に移ってすぐの頃にあちこち見て歩いたのだが、閉鎖された会社の保養施設がやたらと多かった。維持費や固定資産税のことを考えれば一刻も早く手放したいところなのだろうが、買い手が付かないらしい。管理をしている小父さんがむなしく玄関周りを掃除していたりする姿は、侘びしい。
今回は、バブル崩壊どころではない。トヨタでさえ赤字に転落してしまうのだから、何が起こるかわからない。そんなときに、日本の国会は内向きの話で空転を繰り返しているのだから、お先が本当に暗い。眩暈がしますね。