私は若いころに麻雀をしたくらいのもので、競馬も競輪も手を出したことがない。自分では、賭博は自分の人生だけで充分だと思っていた。都会の暮らしが嫌になって引っ越したのも、伊東が初めてではない。四十代のはじめには、そんな理由で福島県いわき市の泉という駅の近くに引っ越した。ここも小名浜漁港のそばで、魚港のそばに暮らすと思った最初の場所だった。そういえば、いわき市にも競輪場があった。
あのころは、「関」という競輪選手が主人公の、ギャンブルレーサーという漫画が話題を呼んでいたっけ。その後、田舎に住んでいては食べられず、仕事に本格的に復帰して横浜市の青葉区に転居し、市ヶ尾のフィットネスクラブに通ったのだが、競輪選手が何人かトレーニングに来ていて、ギャンブルレーサーのTシャツを着ていたのにはびっくりした。競輪協会が来客促進のキャンペーンに作ったものらしいのだが、まったく漫画の内容の理解が出来ていないとしか思えなかった。
競輪選手の主人公は、客を鴨呼ばわりする、相当に感じの悪い人物なのだ。
実は、伊東温泉競輪の選手も、伊東のフィットネスクラブで見かけたことがある。
聞いた話では、競輪衰退の折から三十代前半で介護士に転進したとのこと。やはりプロスポーツは、トップ選手でないと収入が安定せず大変なのだなと思ったことを覚えている。
あのころは、「関」という競輪選手が主人公の、ギャンブルレーサーという漫画が話題を呼んでいたっけ。その後、田舎に住んでいては食べられず、仕事に本格的に復帰して横浜市の青葉区に転居し、市ヶ尾のフィットネスクラブに通ったのだが、競輪選手が何人かトレーニングに来ていて、ギャンブルレーサーのTシャツを着ていたのにはびっくりした。競輪協会が来客促進のキャンペーンに作ったものらしいのだが、まったく漫画の内容の理解が出来ていないとしか思えなかった。
競輪選手の主人公は、客を鴨呼ばわりする、相当に感じの悪い人物なのだ。
実は、伊東温泉競輪の選手も、伊東のフィットネスクラブで見かけたことがある。
聞いた話では、競輪衰退の折から三十代前半で介護士に転進したとのこと。やはりプロスポーツは、トップ選手でないと収入が安定せず大変なのだなと思ったことを覚えている。