かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

一口のバナナ

2014-04-23 20:33:17 | 日記
弟が、具合が悪くなってから、お世話になった病院は3つ。


その一つの病院の前を、今日通りました。

この病院は、入院していたのは、1週間にも満たない数日間でしたが、いろいろと思い出深い病院です。

施設で、食欲が無くなった弟が、施設の方がその異変に気づいて、最初に入院したのが、この病院でした。

病院食も受け付けず、私たちがお話していた、弟が大好きだったバナナを、看護師さんがわざわざコンビニまで行って買ってきてくださいました。

僕が、そのバナナを、一口サイズに切って、弟の口に入れてやりました。

弟は、にこりと笑顔を見せて、食べてくれました。

弟が、最後に口にしたのが、

1本のバナナ。

それも、一口でした。

でも、そのとき、弟は肺炎を併発していました。


次の日の朝、病院から電話をいただきました。

「今朝、弟さんに排便がありましたよ」

「でも、ちょっと呼吸が苦しいみたいなので、救急病院へ今電話をしているところです」

そして、その日のうちに、次の病院に入院させていただいたのです。


短い間でしたが、みなさんの暖かい思いに、改めて感謝申し上げます。


広島ブログ
 
きょうも来てくださって、ありがとうございます
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