法統継承式

私は、５日の第二十四代即如門主さまの御消息発布式に行ってまいりました。

３７年お勤めくださったご門主さまの「退任に際しての消息」披露であります。



心配された雨も降らず、風も爽やかで涼しく、本当にありがたいご縁でございました。

この発布式のあと、ご門主さま最後の「日没勤行」をご一緒させていただきました。

私と同時代をともに、宗門の護持発展のためにご尽力くださった、即如門主さまに、感謝申し上げます。


今日の法統継承式は、自坊のほうで、本願寺ＨＰのネット中継で、ご縁に会いました。



そして、最後に、前門になられた即如さまからの、お礼のお言葉がありました。

３７年間の、ご門主在任の間で、ずっと、ご門徒さんとの触れ合いの中で、記憶に残っている二つのことを述べられました。



一つは、「組(そ)巡教」です。

全国の一つ一つの組(そ)を、ご門主自らが、巡回教化されたことです。

そこで、基幹運動の実践としての「組(そ)連研」を確認できたことが大きな記憶に残っているとおっしゃっていました。

二つは、「念仏奉仕団」のことです。

これは、本願寺の宝でもあるとも言っておられます。

そして最後に、

今の教団には、「閉鎖的」な部分がある。

ご法義の仲間が増えることを喜ばない傾向がある。

どうか、あたらしい法友を受け入れる教団であってほしいと。………


そして、最後の最後に、短く、

「長い間ありがとうございました」と締めくくられました。

長い間、本当にご苦労さまでした。称名


　
きょうも来てくださって、ありがとうございます