かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

棺おけ、かついで、何しよるんかね?

2011-12-10 16:13:04 | 日記
          沢庵のおもしに茶袋!
          「少しの役にも立たない」私のことです。

「12月10日は、何の日か知っとる?」

突然、母がこう切り出しました。

「12月8日なら、わかるけどな」


「今日は、私たちの“結婚”した日なんよ」

「へぇー。でも、もう、父さんは死んでおらんでー」

母は、寂しそうな顔をしました。

しまった!

いらんことを言うてしもうた!


もう六十年も前の昔、母は、この寺に嫁ぎました。

「あの日は、大雪が降ってねぇ
 大変じゃったのよ」」



♪♪ あれから六十年 ♪♪ 

  綾小路きみまろ風




 ♪♪ 炭が減ったら、お取替え! 


冷蔵庫を担いだ女の人が、“脱臭炭”を探して、森の中を

走り回っている、このCMをご覧になったことはありませんか。


このCMを見ていた母が、突然、言いました。


「この人、棺おけ、かついで、何しよるんかね?」




最近、長いものは、何でも、

“棺おけ”に見えるようになった母です。



“棺おけ”が、いよいよ現実味を帯びてきたぁぁ!



広島ブログ






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お母さんからのメッセージ | トップ | ため息の智慧 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事