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かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

♪リンリン リンリン リーンリン♪

2012-09-26 16:29:21 | 日記
京都嵐山にある「鈴虫寺」は、恋愛成就・
縁結びのお寺だそうで。




鈴虫の鳴き声を聴きながら、お読みください。


月参りの往来での通り道に、

鈴虫の鳴く声が聞こえるお家がある。

私も、20年前ぐらいだろうか、叔母が持ってきてくれた

鈴虫数匹を飼いはじめて、5、6年飼ったことがある。

川に行って川砂を取ってきて、それをきれいに洗い、

金魚を飼っていた水槽に入れて、本格的に飼ってみた。

メスが砂に産卵をしたら、ずっと湿気を保っておくと、

次の年の6月ごろに、孵化をする。

数年もすると、鈴虫は増え続けて、すごい数になる。

大きめな水槽を買い求め、孵化した幼虫をそれに入れる。

それでも、まにあわないので、倉庫に放置してあった

金だらいまで持ち出したこともある。

そして、多くの方に、「鈴虫、飼ってみませんか」と無理やり

押しかけていくのだ。


見た目はグロテスクだが、予想外に、鳴く声は涼やかだ。

でも、数十匹以上の大合唱になると、もはや、「涼やか」

ではすまされない。(笑


その習性は、まず“夜行性”であるということ。

夕方の5時ぐらいから鳴き始めて、夜中まで鳴き続ける。

いったん、静まり返ったかと思うと、また、朝方鳴くのもいる。


その次は、“共食い”という習性。

エサが十分でないと、孵化した幼虫同士でも、共食いを始める。

エサは、キュウリとかナスでいいのだが、共食いを防ぐため

には、「かつお節」とか「煮干」を与えてやる。

私は、「チーズ」を試しに置いてみたが、すごい嗅覚というのか、

黒い集団がすぐに、群がってきた。

鳴くのは、“オス”だが、いよいよ命尽きて、鳴かなくなった

オスたちの黒い遺骸が、砂の上に見えるようになるのが、

だいたい今ごろの時期だと思う。

「さて」この遺骸をどうしようかと思っていても、心配はいらない。

次の日までには、見事に遺骸がなくなっている。

メスが、オスの遺骸を食べるのだ。

共食いという習性は、産卵というメスの大使命を果たすための

自然の摂理なのだろう。


私も、ぼちぼち、鳴く力が弱くなってきました。


坊守さま。

どうぞ、私の遺骸を食べて、長生きしてくださいませ。

少しでも、あなたのお役にたちますれば。。。。。



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