ほじゃさぽ通信

北海道ジャパンサポートのかわら版

ほじゃさぽ通信 秋号 2017

2017年09月09日 19時42分17秒 | いなかFPのつぶやき
いなかFPのつぶやき

「終活を考える」
人はかならず最期を迎えるその前に


財産の整理や墓の準備など終末や死後について自ら考えて備える「終活」。

「終活」と言って真っ先に思い浮かぶのが「エンディングノートの執筆」「財産目録・連絡先と預貯金の一覧表の作成」ですが、「自分の為のお墓や埋葬の準備」も関心が高いところです。そこで、今回は「永代供養墓」と「墓じまい」について調べてみました。

 ○ 永代供養墓とは

永代供養墓とは管理と祭祀が約束されているシステムであります。法律上の定義はありませんが、条件としては次の3つがあげられます。

 ① 承継者の有無に関係なく申し込める。

 ② 生前に申し込みができる。

 ③ 永続的に管理と祭祀(供養)が受けられる。

永代供養墓の需要は、年々増えています。
単身の方や子供のいないご夫婦はもちろん、子供や家族がいる場合でも「子供が遠方にいるので、面倒をかけたくない」という方は少なくありません。

永代供養墓といってもその期間は未来永劫ではありません。
多くの永代供養墓は13回忌、33回忌までとなっているところがほとんどです。

 ○ 墓じまい

最近では、少子化により墓守をする継承者が途絶えてしまう、高齢で遠方までお墓参りにいくのが大変などさまざまな理由により、「墓じまい」をする方が増えてきました。

お墓は最後の祭祀継承者がきちんと墓じまいしないと、いずれは無縁墓として最終的に撤去処分され、中の遺骨は他人とごちゃ混ぜの合祀墓行きになります。

墓石業者や自治体のポイント調査では、すでに約40%のお墓が無縁墓化しているそうで、10年後には約60%以上のお墓は継承者不足で無縁墓になるという調査結果もあります。



そのほか「終活」で関心のある内容については「空き家になってしまう実家の処分」、そしてパソコンなどに保存する写真やメール、アクセス時に必要なパスワードといった「デジタル遺品」だそうで、時代を反映してきていますね。

【釧路 AFP 佐藤】

最新の画像もっと見る