所得税は申告納税と言われればそれまで
今年の5月中旬に平成24年分所得税の更正通知書が到着し、納付した所得税の一部が戻ってくるということになった。
事の次第は、今年3月に社会人1年目を迎えた二女に将来役に立つこともあろうと思い、自分個人の所得税の確定申告を手伝って貰うことに。
すでに申告・納税済みの平成25年3月(所得は平成24年分)の申告内容を記載例として「収入と所得の考え方」「損益通算」「各種控除の説明」「課税所得の計算方法」等の具体的記載方法を説明していったところ迄は良かったが、二女からはなぜ基礎控除の38万円をとっていないのか?との質問(指導か)あり。
【 基礎控除を忘れるか? 】
「何のこっちゃと」思いつつ、申告書の控え確認すると「がぁ~ん」、なんと基礎控除はブランク(ゼロ)になっている。
毎年1月税務署から前年所得税納税者宛に送付されてくる申告書には初めから基礎控除額(38万円)が入っているが、この年はなぜか汎用の申告用紙を使用したために基礎控除には金額がブランクだった。
【 申告納税だから仕方ない! 】
所得税の基礎控除は全ての納税者に無条件で適用されるので、ここがブランクであることは記入漏れであることを税務署は当然分かっていたはず。
しかも、本申告書は郵送ではなく地元の税務署に持ち込んで受付印を押して貰っている。
1年以上も余分な税金をとられて、還付してもらっても利息は1円もなし。
とぼやく私に、二女は「申告納税だから仕方ない」とばっさり。(ちなみに、二女は学生時代にFP3級は取得済みで2級にチャレンジ中)
【 懲りずに手書きでいこう。 】
敗戦処理よろしく、早速国税局のHPから更正の請求書をダウンロードして更正の請求をすることに。
二女には心せず応用編の説明まですることになった。
電子申告をすればそんな誤りはあり得ないと言う声も聞こえてきそうだが、基本的な税務申告の流れを確認し忘れない様に自分の所得申告は今後も手書き・手計算で続けて
いこうと思う。
結局、還付金を元に家族で美味しいものを食べに行こうという話になったものの、自分にとってはほろ苦い食事になりそう。 【釧路 金子】