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春日井市の絵画教室、あとりえPOPアートスクールの教室風景や内容を中心に、アートについて広く記事にします。

月庭内装改装記録

2012-05-01 10:39:46 | 作家活動の記録




朝7時丁度。
曇り。

月庭前に到着すると、針金アーティストの水谷一子さんがいました。
続いてみどりさん(月庭の奥様)大将、華丸くんとやってきて、前の晩営業後、遅くまでやった工程を確認。
内装品を数台の車に搬出し養生を済ませ、既に新たな展示ボード取り付け、壁面の穴埋め&ペンキ塗り、木部のウレタン塗布が一度行われていました。

本日は天井部や細部を塗り、最終的には斑がなくなるまで何度も塗って、店全体を真っ白にリニューアル。 木部ウレタンの重ね塗りとコーキングを施し、新たにソファの高さ調節加工、壁面と椅子背もたれの接触部に板をとりつけ、搬出内装品をきれいにして戻す。
ここまでが予定されていました。

よし。頑張るか!
もうずいぶん昔、新装開店ディスコの内装壁面に、太陽を150個描いたのを思い出します。 2年で潰れましたが。


まずは天井。
みんな素人が、ローラーでぺちゃぺちゃゴロゴロ塗っていきます。
そうこうしていると…
「こんちわ!まいど!」と陶芸家で現代アーティストの内田恭子さんと、作家の北村尚子さん、画家の後藤章子さん、飛ぶ鳥を落とす勢いの版画家、森田朋さん。
名だたる作家たちが次々登場。そこにハートフィールドギャラリーオーナー園部さん、職人さんが二人加わり、午後からは、現在月庭展開催中の中林まりこさんが駆けつけて、ハートフィールド&月庭ファミリー、有志揃い踏み完了。
総勢13名。

みんな和気あいあい、てきぱきと持ち場を探し、月庭をきれいにきれいにしていきました。

前々日、足を5針縫う怪我をされた大将も先頭にたって頑張ります。

ゴールデンウィークにも関わらず「よくこれだけそろったわよね。予定ないの?」と誰かが言えば、、独りトイレ塗装に励む一子さんが、個室の中から大声で「休みに予定がない3日目の奉仕ですが、何か?」と笑いを誘います。

皆さん各地で活躍する作家。多忙を極めるせいか、制作が恋人なのか独身女性が多いのですが、こうして一日、目的を同じく過ごしていると、それぞれの人柄がわかります。
みなさん何とも魅力的な方ばかり。

普段ギャラリーでお会いする作家の顔とは違う側面を、たくさん垣間見ることができました。


作業は進みます。
もういいだろー。完璧だ!と思っても、職人さんの目からみたらまだまだ。

ダメ出しくらいながら何度も壁を塗り、少しずつ仕上がっていく。

そして夕方。
養生を外していきます。
この瞬間は楽しい。
くっきり仕上がったお店が露わになっていく―

床を磨き、内装品を磨き搬入。
最後のカウンターウレタン塗りで、店内シンナーのニオイが充満。
頭が朦朧としてきますが、それがまた、リニューアルの醍醐味を増幅させます。
「こんなにきれいになったから、明日から天ぷらはあげるのやめよ」
大将もご満悦。

改装前にあった品々が戻されます。
以前に増して明るくなった店内で、大将コレクション品も家具も調理器も、違う品々に見えてきますから不思議。
私が描いた月も、隅に飾って頂きなんだか嬉しい。

最後に一時中断した中林まりこ展作品が再展示。
「明日から始まるみたいで得した気分」
と中林さん。
喜んでいました。

残念ながら私は、最後解散までいることができませんでした。

私に引っ張りだされ、嫌な顔ひとつせず、みんなと打ち解けて最後まで作業をしてくれた華丸君に、その様子を聞いてみようと思います。


そんなこんなで「月庭きれいにしよう大作戦。そんな名前だったか?」は完了。
本日リニューアルオープンです(休日利用しただけのマジカルリニューアル)

お店はきれいになりましたが、大将が作る絶品料理の味は不変です。

私でも平気で行けるお値打ちランチは超お得!
是非皆様、美味しいお食事とアート、大将に合いにお店にお出かけください!

すべてが気さくに迎えてくれる居心地よいお店です!

本当に作家を支援してくださる月庭さんに、まだまだですが、ほんの少しお返しができたかな? と心地よい疲れが見えた作家たちの顔が物語っていました。

皆様、お疲れ様でした。


※写真は改装風景。 ゴールデンウィーク中も休まず営業の月庭さん。
コメント (10)
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