グアダルーペの聖母（絵付け中）

展覧会用に2016年から制作を開始し、原画描いてガラスカットしたきり何年も！放置していた「グアダルーペの聖母」。昨年色々なイベント事がなくなり制作時間が増えたのをきっかけに一年発起して絵付けを再開しました。

　

これだけの大きさのものを一度にやろうとするとしんどいので、他の細々とした仕事と並行しながらちょっとずつ進めることにし、2回目の調子付けが一通り終わりました。たとえ1日1つでも２つでも絵付けしていけば、きっといつかは終わるかと…。全体的にもうワントーン暗くして、特にピンクの衣服と顔はもっと強くしてもいいかなと思っています。色んな絵がありますが、マリア様の表情はグアダルーペ寺院にある絵に近いイメージで描きました。

エスニック雑貨のお店でもよく見かける「グアダルーペの聖母」は、ルルド、ファティマと共にカトリック教会が公認している三大奇跡（聖母出現）の一つで、メキシコ、中南米で特に崇敬を集めています。1531年12月9日、メキシコ・グアダルーペのインディオ、フアン・ディエゴの前に聖母が現れ、司教に聖母の大聖堂を建設することを伝えるよう求めました。しかし司教はディエゴの話を信じず、何か証拠になるものを聖母に願うようにと言いました。聖母に司教へ証拠としてバラを持って行くようにと言われたディエゴが（なので周囲にバラが描いてあると思われ）、花をマントに包んで司教館に届けたところ、マントには聖母の姿が映し出されていました。そのマントが今でもグアダルーペ寺院に残っており、 フアン・ディエゴは2002年に列聖されました。

これを書いている今は色々他にやることがあってまたストップしてしまってますが7月辺りからまた絵付けが再開できたらなと思っています。組み立ても大変そうですがあわよくば今年の秋頃には仕上がるといいな～。

北十字

「ハレルヤ、ハレルヤ。」前からもうしろからも声が起りました。ふりかえって見ると、車室の中の旅人たちは、みなまっすぐにきもののひだを垂れ、黒いバイブルを胸に当てたり、水晶の珠数をかけたり、どの人もつつましく指を組み合せて、そっちに祈っているのでした。思わず二人もまっすぐに立ちあがりました。カムパネルラの頬は、まるで熟した苹果のあかしのようにうつくしくかがやいて見えました。（『銀河鉄道の夜』七 北十字とプリオシン海岸）

　

「北十字」完成。ミニパネル「銀河鉄道の夜」シリーズは、これで作ろうと思っていたのはひとまず終わりました。カンパネルラの髪に使っていたブルーグレーのガラスもちょうど使い切りました（実はワゴンセールで1枚500円だった（笑））。もしまた新たなイメージが湧いたら、作ることもあるかもしれません。コロナが落ち着いて、良いギャラリーが見つかったらこれまで作った18枚を一挙展示したいと思っています。



ついでにこれは昨年夏に作ったものですが、どうしても気になるところがあり、ジョバンニの顔を一旦取り出して、髪部分を色ガラスに変えて再度ハンダしました。



↑パッと見あまり変わってないように見えるかもしれませんが、こちらが修正前。髪部分は顔と同じガラスに茶色の顔料で焼き付けています。色ガラスの強い色には敵わないので、やはりエマイユなどでガラスに色を付けるのは最低限にした方が良いと改めて思いました。ジョバンニも心なしか雰囲気が変わった気がします。

しかし1年も経つと同じ人物を描いていても顔付きがまるで変わってきてしまう…まぁ、漫画でも長期連載してるうちにキャラが成長（?
）してしまうのはよくあることだけど

似顔絵フォトフレーム

最近作った定番のフォトフレーム２つ。このタイプは只今在庫なしなので近々また作りたいと思います。



似顔絵入りは友人への結婚祝い。おめでとうございます！



入ってない方は義母からの依頼。CS生徒さんの大学入学祝いにプレゼントするそうです