トールペイントと薔薇と愛犬との日々  Atelier Bouquet

日々の暮らしの中にお洒落にとけこむトールペイント。
その楽しさを伝えられたら…と思っています。

手紙

2011-06-26 | 日々のできごと
連日能天気なブログを綴っておりますが。



大震災から3ヶ月が過ぎた先週、仙台在住の友人Mちゃんから、仙台銘菓と蒲鉾を頂きました。

大変恐縮してしまったのですが、そこには、達筆の文字のお手紙が同封されていました。

本当に嬉しかったから、復興した仙台の笹かまをたべてほしかったの、って。
Mちゃん、ありがとう。

そして、現地の現状が綴られていました。

被災当時の瓦礫やドロの後処理が済み、呆然と心を患ってしまった人が多いこと、
英会話講師もやっている関係でのアメリカ人の友人がボランティアにきてくれたこと、
彼女自身もボランティアに携わって自衛隊のお風呂も経験した旨を読み、心が痛みました。



わたしたちには、通常な生活があり、ひと時現実逃避の時間を過ごすこともできますが、
被災地の方々はまだ毎日が戦いなんですね。。

まだまだ復興には至らない被災地。
季節が変わっても、お花が咲いてもきれいだわ、と感じる余裕さえなく過ごしていらっしゃるようです。


両親の介護に加えて、いつも人のためになることをやっていきたい、と言っていた彼女。
毎日そのために奔走している姿が浮かびます。

大震災直後にお水さえ手に入らない時も、そして今も、必ず、
「東京も大変でしょ、気をつけて過ごしてね。」とこちらへの気遣いを忘れない。

いつも見習いたいと思いながら感心するばかり。


それに比べたらわたしって世の中の役に立つこと、何もやっていないんだな…。

ふと我に返り、これからそれが微力であろうとも何かに携わって生きていきたいと考え、
今いろいろ摸索中。。

何ができるんだろう。


蒲鉾をいただきながら被災地のことを思い、
一日も早く、一人でも多くの方が元気を取り戻してくださることをただ祈るばかりです。