トールペイントと薔薇と愛犬との日々  Atelier Bouquet

日々の暮らしの中にお洒落にとけこむトールペイント。
その楽しさを伝えられたら…と思っています。

涙は封印

2011-01-11 | 愛犬リチャード
リチャードが昇天して20日が過ぎました。
まだ20日しか経っていませんが、リチャードと別れてもう何年も過ぎた感じがします。



毎朝起きると、ベッド廻りにいたのに…、いないし、
外出から戻っても「おかえり!」といってくれたリチャくんもいない。

いつも一緒で、夜寝る時も寝室まで足元にくっついて来たのに…、「あ、いない。」
(潔癖症の母には理解できないらしいけど)ベッドも一緒だった。

冬は、ベッドに入れてとRosaの顔をペロペロし、無視するとガリガリと穴掘りの行為。

Rosaが留守の時はパパのベッド。
二人共不在の時は仕方なく、おにいさんのベッド。

(きっとこれが我が家の順位なんだわ~~)

まだ「いない」ことに慣れていなくて、夕方の寒さに一瞬「やだな~。」と思い、
ふと、「散歩がいらないこと」に気がつく。

リチャくんはRosaの身体の一部であり、生活の一部となっていました。


これから犬のいる生活から犬のいない生活に慣れなくてはいけません。



父には躾のできていない犬だ、と叱責を頂いたこともあったけど、
お正月にリチャくんの話題に触れ、
「散歩っていうと喜んで飛び跳ねて、人間の言葉がわかる、人間に近い生き物だ。」by 父
(そうそう、リチャードは運動神経がすごくて、1F~3Fまで走り回り、新築だった家も傷だらけ。今ではそれもいい味です。)

「ホントに人馴つっこい子だったね。」 by 動物嫌いな母
(そう、犬の嫌いな人にもじゃれついていたわ。)



お正月、実家に大変お利口なシュナイザー、ロージィちゃん連れでの来客があったのですが、
甥が、「おとなしくて、ぬいぐるみみたいだな。」と。

大変お利口さまでございました。

帰られた後、
「犬は少しくらいバカな方がかわいいな。」by 甥

「K太、それって、リチャくんを褒めれくれてるの~?」by Rosa
「そうだよ!」 by 甥

そういえば、受験の時も緊張しまくっているK太をリチャくんは慰めてあげてたよね。
リチャくんってすごい。


トールはやらないくせに、お教室にも必ず参加。

必ず一緒におやつをいただきます。

「うるさい。」とRosaに怒られ、優しいONさんには「怒らないで!」なんていってもらってました。


無駄吠えが多くて怒っても怒っても凹まないリチャくんっておバカさんともいうかもしれない…。
でもそこが可愛かった。


年末の忙しい時期に昇天してしまい、Rosaがメソメソしていてもその後の手続きを淡々と行ってくれていた夫でしたが、
最近、「りぃ~、りぃ~、mjko@pytrnmdfabgyモニャモニャ…。」と寝言を言う…。毎夜夢をみるんだって。


リチャくんとの思い出はたくさんあって、そんな話題に振られると涙がでます。
でも、天寿を全うしたのだから!と自分に言い聞かせ、涙は封印いたします。