少し前の話になりますが、昨年、M先生がタイに行かれた時にホテルのロビーで演奏されていたタイの楽器の写真を下さいました。
中国の楽器や、インドネシア、インド等の楽器については多少は見聞きした事もありましたが、タイの楽器は考えてみると初めてでした。
とても興味深かったのでよく拝見していたら、なんだかとっても気になったので、ちょっとお勉強。
この楽器は
コチラの説明を見ると、
キムと言う楽器みたいですね。
中国の「琴」の音から来ているとか。
弦を叩いて音を出す、ピアノの原理と同じみたい。
そういえば、
女子十二楽坊でもこれを大きくしたような楽器を弾いているお姐さんがいらっしゃいましたね。
そして私が気になったのが、この楽器。
これも、先ほどと同じページの説明を見ると、
チャケー(鰐)と呼ばれる楽器のようですね。
3弦で、インドのシタールがモデルか?とあります。
音色もあんな感じなんでしょうか?
で、何が気になったって、この楽器、大正琴ととっても良く似ていると思いませんか?
元々弦楽器の原理なんてみんな似たようなものではありますが・・・。
横に張ってある弦を押さえて音程を作り、爪ではじいて音を出す。
大正琴は弦を押さえるのに金具を使い、より安定した音程を作りやすく工夫された楽器ですから。
音色はどんな音なんだろう・・・興味ありますね~。
いっぺん弾いてみたいっ♪
大正琴の演奏時の写真。
演奏している姿の写真が欲しかったので、生徒さんに頼んで撮らせてもらいました。
チャケーと似てますよね?
ちょっとここで、大正琴の歴史のお勉強。
♪大正琴はいつ生まれたんですか?
「1912年、大正元年に、名古屋市に住んでいた森田吾郎(もりたごろう/1874~1952)が発明したそうです。彼は明笛(みんてき)という笛の名手で、1897年ごろには明笛を手に海外へ演奏旅行に出かけています。アメリカやヨーロッパに渡って様々な西洋楽器と出会い、大いに刺激を受けたようで、帰国後、当時流行していた二弦琴(にげんきん)に、西洋音階のフレットと、タイプライターにヒントを得た音階ボタンを取り付けました。それが大正琴です」
さらにくわしい説明については、
コチラのページを参照して下さい。
いろいろな国の、その国独特の楽器って面白いですね。
良く似ているものでも、その国独自の工夫があったり。
素材なんかも、きっとお国事情なんかで変わってきていたりもするんでしょうね。
民族音楽、民族楽器、これもまた、ハマると大変そうな世界です
M先生、興味深いお写真をいただきました。有難うございました