18世紀の王侯貴族たちは、たとえ冬でも外で遊ぶ。お付きの者は大変だったろうなぁ。
↓ そり滑りを楽しむマリー・アントワネット。ネックウォーマーに似たマフラーを着けてはいるものの、胸元が冷えないだろうか?防寒着も纏わず、従者にそりを押してもらい川か湖の上をそりで滑る。「もっと飛ばしてちょうだい。」と言ったかどうか知らないが、押す方は汗だくだったろう。王妃さまが「今日はそり滑りがしたい。」と言った日には、従者は内心ため息をついていただろうなぁ。
↓ 18世紀、オランダ製のそり。外側に描かれている絵が優雅。
↓ スウェーデン、ストックホルム王宮に残る18世紀のそり。3人がかりで押していたのだろうか?これは重労働。しかも従者たちの服装は、極寒の北欧向きとは思えず。おそらく上に何らかの防寒具を羽織ったことだろう。
↓ 18世紀、人々はスケートも楽しんでいた。これはパリでスケートをする男性。そりのように、刃の先端がクルッとカーブしているのが特徴。
↓ カップルでスケートに興じる。何だかフィギュアスケートのアイスダンスみたい。ワルツを踊るかのように、優雅に氷上を滑っていただろう。
ジャルジェ家にもきっとそりが1つ2つあり、オスカルとアンドレは子ども時代、冬になると大きな川か湖に行き、代わるがわる乗る側と押す側を務め、きゃっきゃ言いながら寒風をものともせずそり滑りを楽しんでいた気がする。スケートならきっと短距離走でもして争っただろう。子どもは風の子。こうして体を鍛えていた。外での遊びを終えてお屋敷に戻ってくれば、ばあや特製の温かいショコラが待っている。
読んでくださり、本当にありがとうございます。今年もぼちぼちと、書き綴っていこうと思います。間があくことがあるかもしれません。本年もどうかよろしくお願いいたします。2018年はすべての人々が平和で健康、そして安心して暮らせる年になりますように。
今年の「ベルばら」は、どんな話題を提供してくれるでしょう?さしあたって4日に発売される、マーガレット掲載の新章ロザリー編の続きが気になります。
フロレルさまはどんなお正月をお過ごしですか?風邪などひかぬよう、お体を大切にしてくださいね。
冬は好きな季節です
ワルツを踊るような・・・どんなワルツだったのでしょうか
あのころはまだ無かった曲ですが、春を待ちながらならシュトラウスの「春の声」かな・・・♪
二人で雪まみれになって・・・ばあやに文句をいわれながらも温かいショコラを飲ませてもらっていたのでしょうか・・・
昔、寒い地域に住んでいた時のこと
朝、窓に息を吹きかけると、氷の結晶ができて、とてもきれいだった事を覚えています(どんだけ昔やねん)
小学校の校舎の北側を少し掘り下げて水をためて、凍らせて季節限定のスケートリンクになっていたことなどを思い出しました。
昔のことなので、スケート靴を持っている子供などほとんどいなくて、長靴ですべって楽しみました。
ヴィヴァルディーの「ふゆ」の1楽章が聞こえてくるような光景が好きです・・・・・最初の凍りついた寒さを表現しているあたりが・・・
冬は野鳥が庭に来てくれるのも好きです・・・・♪
フィギュアスケートのアイスダンスの原点は、この時代にあるのかなあと思ってしまいました。アクロバティックな技などせず、ただひたすら2人が寄り添い、氷上を優雅に舞う。根っからダンスが好きなんでしょうね。
>小学校の校舎の北側を少し掘り下げて水をためて、凍らせて季節限定のスケートリンクになっていたことなどを思い出しました
今は地球温暖化の影響で、このような天然の野外リンクは作れなくなってきているでしょうか?長靴でも結構滑るものですか?
>冬は野鳥が庭に来てくれるのも好きです・・・
なんだか日本画を見ているよう。そして桜の枝が少しずつ伸び始めているのです。「冬来たりなば、春遠からじ」を実感します。
>二人で雪まみれになって・・
お屋敷内に雪を持ちこまぬよう、しっかり靴裏の雪を落としなさいと、きつく言われていたでしょうね。