1月4日発売のマーガレットに掲載された「ベルサイユのばら エピソード9 ロザリー編 第3話」。いろいろ想像しながら読んでいる。
↓ 扉絵。「新章 ロザリー編」だから、この二人はロザリーとフランソワなのだろか?描かれている2人のお召物が豪華なので、アントワネットとフェルゼンに見えて仕方ない。(原作のバレンヌ逃亡場面を思い出してしまった。)今回のエピソード第3話は、読み進めるにつれ、フェルゼンへのオマージュが感じられる。次回完結編を読まないと何とも言えないが、もしこの扉絵がフェルゼンとアントワネットだとしたら、ロザリー編のもう一人の主人公はフェルゼン?
そのフェルゼン…第3話ではアントワネット処刑後、スウェーデンに帰国してからの彼の様子はすべて、ソフィアやフランソワそして民衆の口から語られるのみ。彼自身はまったく登場しない。先生は敢えてそのように描いているのだろうけれど、コンシェルジェリ牢獄でアントワネット最期の日々まで仕えたロザリーが、その時の様子をぽつりぽつりとフェルゼンに語る場面があっても良かったかなと勝手に思ってみたりもした。(ロザリーしか知りえないことを、フェルゼンも聞きたかったのではないか?)
第2話からの続き。ジェローデルがロザリー母子を安全な場所に避難させる。第3話のジェローデルをひとことで言うと「ミステリアス」。年を取らず、フランス革命前とほぼ同じレベルの豊かな生活を送っているように見受けられる。
↓ ジェローデルがロザリー母子をかくまったお屋敷。場所はスイス?
しかも彼の外見は、フランソワ曰く「母さん、あの人どう見てもやっと30歳そこそこだよ!」と言わしめる若さをキープ。ロザリーは「オスカルさまといくらも違わないあのジェローデルさまなら、本来はもう50歳近いお年になられているはず…」と呟く。果たして2人を助けたのは本当にジェローデルなのか?このあたり、あまり追究しないほうがよさそう。ジェローデルは、ミステリアスな設定が似合うから。
↓ 池田先生の歴史漫画を読む楽しみの1つに、建物や風景描写の見事さが挙げられる。「北欧のヴェネチア」とも呼ばれる水の都、ストックホルムの風景。
↓ こちらは写真。
少しずつ感想を書いていきます。読んでくださり、本当にありがとうございます。
扉絵、確かにアントワネットとフェルゼンに見えますね。ロザリー編はストーリー展開に勢いがあると思います。激動の時代を生きた一人の女性の回想録でしょうか。先生は人間の生と死を描ききる人なのだと改めて感じました。
ジェローデルの事、やはり気になります。なんと言ってもロココの貴公子ですから、もしかして若き日の恋の結果、彼の子供(?)と勝手に妄想しています。
りら様、今年も宜しくお願いします。素敵な年でありますように。
>扉絵、確かにアントワネットとフェルゼンに見えますね
次号の完結編を読めば、今回の扉絵の謎が解けるでしょうか?
>ロザリー編はストーリー展開に勢いがあると思います
第1話からずっと緊迫感が続いていますね。早く次のページを読みたい衝動に駆られます。しかもちょっとミステリー仕立て。いったい先生がどんな着地点を用意しているのか、現段階では想像できません。
>もしかして若き日の恋の結果、彼の子供(?)
あぁ、なるほど。それもありですね。彼と瓜二つの息子がいてもおかしくない。いろんな想像が膨らみますね。ジェローデル、次回はもう登場しないかもしれませんね。
ロクサーヌさま、どうか今年もよろしくお願いいたいします。
さてさて、ロザリー編、読んできました。気になることがたくさんありますが、あの時代を生き抜く・・・すごいなのだとあらためて思いました。続きがとても気になります。
どうぞお身体に気をつけて下さい。
>あの時代を生き抜く・・・すごいなのだとあらためて思いました。
本当にそうですね。つくづく最近の日本人って、自分も含めメンタル面で脆弱になっている気がします。打たれ弱いことが多くなったなぁと。さて続きはどうなるか、次号が楽しみです。今年もどうかよろしくお願いいたします。オスカーさまも、お体をご自愛くださいね。