
1月から毎週絵を換えるのを楽しみにしていたベルばらカレンダーも、残すところあと2枚。今日までの絵がアントワネットの「お金が---ない!」だけどもういい。早いけれど明日22日からの絵に差し替えた。
クリスマスとオスカルの誕生日がある今週の絵は、愛の告白の場面「生まれてきてよかった---!!」の名シーン。20年以上の時を経て、ようやく想いが通じた二人。同じ屋根の下に暮らし、手を伸ばせばすぐそこに相手がいるのに、この抱擁に至るまで廻り道をし傷つき、アンドレは心中しようとさえ考える。けれど「生きている その姿こそが美しいのだと 今こそ思ったことはない」ことに気づき、生涯オスカルを守り抜く決意を新たにする。
そしてその言葉どおり、ジャルジェ将軍の成敗からオスカルを守り、遂にオスカルは愛を告白。この場面は何度読んでもじ~んと来る。
いよいよ明日はゼクシィ2月号の発売日。ウェディング姿の二人を見ることができそうで、とても楽しみ。原作を読んでいると、結婚式・夫・妻・嫁ぐ---と言った用語を口にしているのは主にオスカル。平民のアンドレは彼女が他の男性のもとに行かず、自分がずっと彼女のそばにいられればそれでいい---と願っていたように思える。
「もうどこへも嫁がないぞ、一生。」
「今夜 ひと晩をおまえと おまえと一緒に アンドレ・グランディエの妻に---」
「アンドレ アンドレ 私の夫」
「この戦闘が終わったら 結婚式だ。」
「私たちはね、夫婦になったのだから---」
これらの言葉はすべてオスカルが発したもの。アンドレは唯一、ジャルジェ将軍がオスカルを成敗しようとする場面で「結婚など 望んでおりません。」と言うのみ。オスカルは男として育てられながらも、一方では恋愛に関してとても古風と言うか、きちんとけじめをつけたいと望んでいるように受け止められる。しかし出動命令が下り、自身の吐血もあり、残された時間に限りがあることを悟ると迷わずアンドレとの結婚を決意し出動前夜、ようやく二人は結ばれる。
アンドレは二人を隔てる身分の違いがよくわかっていたから、夫や妻、夫婦と言った法律上の用語はさして重要でなく、「オスカルと想いが通じ合い、身も心も一つになる」ことが、一番の望みだった。法的手続きなど、彼にはさほど意味のないことだったろう。
オスカルがアンドレに愛を告白してから幾日か経ち、ジャルジェ家の中で将軍とすれ違ったアンドレは、将軍から「お前が 貴族でさえあったら---」と言われ「旦那さま、わたくしは---」と何か言おうとして、将軍に遮られる。「旦那さま、わたくしは---」に続けて、アンドレは何を言いたかったのだろうとよく考える。けれど将軍のこの言葉から、アンドレを(平民でさえなければ)オスカルの結婚相手に十分ふさわしい男性とみなしていることが伺える。
池田先生はオスカルとアンドレのために、どんな結婚式を考えてくださったのだろう?ところで「生まれてきて よかった」の絵をよく見ると、オスカルの右の眉のすぐ上に、一本の線が描いてあるけれど、これって何だろう?
読んでくださり、どうもありがとうございます。
ゼクシィ、私はAmazonで購入したので、実物を手にするのはクリスマス以降になりそうです…。
感情を細かく表しているなぁとおもいます。
私の好きなオスカルの表情に、めくるめくベットシーンでアンドレが覆い被さってるシーンがあります。
オスカルの眉間にシワが小さくよってる顔と、アンドレの広くて大きな背中に萌えですね(笑)
明日はゼクシィを買って
あの、すごい重い本体をどうしようかとおもっています。前回は4・2キログラム
今回は、年末スペシャルということで、もっと重いのでは…
いつも、コメント返信下さり有り難うございます。誤字脱字も多く読みにくいと思いますが、近くにベルばらを語る友もなく語らせて戴いています。
冷奴さまのお手元に、少しでも早くゼクシィが届きますように。
出動前夜の二人---当時はあれが精一杯の表現だったのでしょうが、全然嫌らしくなく、何度見ても素敵な場面です。そしてもっと恋人期間が長かったら---といつも思います。
今度のゼクシィはいろいろと付録が付くようです。前回もまるで辞典を買うような厚さと重さでしたね。しかもそのほとんどが、今の自分には不要な情報なのが悲しい。今回も覚悟しています。
こんなブログですが、いつでも気軽にコメントをお書きください。誤字脱字は気にせずに。私も送信してから「しまった!」と気づくことがしばしば。
明日が楽しみですね。