
1688年、ルイ14世が王令によってヨーロッパでの石けん製造の独占権をマルセイユに与えた。以後厳しい品質管理を続け、今日までその伝統を守り続けているフランス南部の名産品であるマルセイユ石けん。当時「材料の72%はオリーブオイルにすること」という決まりがあった。アントワネットもオスカルも使ったであろうマルセイユ石けんを、実際に作ってみたらどうなるか?
果たして伝統の石鹸はできるのか?作り方を簡単に説明すると、40℃の水と油を苛性ソーダを仲介役にして混ぜ合わせ、約1カ月寝かせるだけ。オスカルが使ったかも…この一言が頭を駆け巡る。ならば作ってみよう。失敗しても気にしない。
マルセイユ石けんの材料
・オリーブオイル 500cc
・ココナッツオイル 120cc
・パーム油 70cc
・苛性ソーダ 83g
・精製水 250cc (今回、精製水125cc、牛乳125ccで作ってみました)
・好みのエッセンシャルオイル
こちらは水系。苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)と精製水を混ぜて、40℃にする。
ボールに3種類の油を入れ、湯せんで40℃にする。オリーブオイル500ccを一瓶丸ごと使うとは、何とも贅沢!ココナッツ・オイルは泡立ちを良くするため、パーム油は、石鹸が型崩れするのを防ぎ、硬い石鹸にするために入れる。
石鹸作りが成功するか否かの鍵は、温度調節にあるらしい。正確に測るのがポイント。
40℃の油に、同じく40℃の苛性ソーダ水を少しずつ加えて最低20分間混ぜる。初めのうち、色はオリーブ・グリーン。水と油は本来なら混ざらないけれど、脂肪酸と苛性ソーダが結びつき次第に白いカスタードクリーム状になっていくから不思議。
油と苛性ソーダ水を混ぜて、約11時間経過。とろ~んとしている。
ここに牛乳を加えて混ぜる。
さらにエッセンシャルオイルを垂らす。
型に入れる。あとで抜きやすいよう耐油紙を敷く。次回はもっと形よく仕上がるよう、牛乳パックを使ってみよう。
3日~1週間放置したのち型から出し、約4週間風通しの良い場所で乾燥させて出来上がり。石鹸作りは空気が乾いている秋から冬が最適とか。
石油系物質を一切使わない、とても贅沢な石けん。アントワネットもオスカルも香りの違う石けんをいくつか常備し、優雅なバスタイムを過ごしていただろうか?初挑戦のマルセイユ石鹸がどんな仕上がりになるか、今から楽しみ。
読んでくださり、ありがとうございます。
マルセイユ石鹸。 実際に作られたのですね。
りら様の『ベルばら』から広がる好奇心と、行動力、 本当に素晴らしくて、感動してしまいます。
オリーブオイルやココナッツオイルたっぷりの、とても贅沢な手作り石鹸ですね。
以前、たまたまご近所にラトビアの手作り石鹸のステンダースというショップがあって、本当にたくさんの種類のハーブや花などを練りこんだ美しい石鹸が並んでいました。 その時は、石鹸が素人でも簡単に作れるなんて想像もしていませんでしたが・・
石油系の成分が入っていないオリーブオイルたっぷりの手作り石鹸。きっと、保湿力も違うのでしょうね。
出来上がりが楽しみですね。U+2661
私には出来ない作業だわ~
固まりましたら是非とも使った感想お願いしますね
所で、ベルばらの絵が今度はジュエリー絵画になったとか、まあ、キラキラしてるだけじゃく、本当に素晴らしい出来ばえで、
リトグラフ諦めた私には、最高額700ン十万円なんて・・・
店舗での展示はあるのだろうか?
まああったとしても、関西までは見に行かないですが、そこまでは書いてないからな~
まだまだベルばらは止まらない~~~
現在、石鹸はパウンドケーキの型の中で、少しずつ固まりつつあります。水と油が結合することにびっくり。17世紀の人はこうして1つ1つ、手作り石鹸を作っていたのだなと感慨深い気持ちになりました。
>本当にたくさんの種類のハーブや花などを練りこんだ美しい石鹸が並んでいました
まるでアートのような石鹸ですね。並べて見ているだけでも楽しめそう。
>石油系の成分が入っていないオリーブオイルたっぷりの手作り石鹸。きっと、保湿力も違うのでしょうね。
洗顔、メーク落とし、シャンプーにも使えるそうです。オスカルもアントワネットも、毎日使っていたでしょうから、きっと美しい肌を保っていたのでは?出来上がりが本当に楽しみです。
>固まりましたら是非とも使った感想お願いしますね
2月下旬には完成予定です。さてどんな石鹸に仕上がるでしょう?
>ベルばらの絵が今度はジュエリー絵画になったとか、まあ、キラキラしてるだけじゃく、本当に素晴らしい出来ばえで、
リトグラフ諦めた私には、最高額700ン十万円なんて・・・
今日、制作発表会がありました。日テレのニュースでも取り上げられました。ぜひ本物を見てみたいです。海外でも発売するとか。海外のベルばらファンが、爆買いしたりしていったいどんな方が買うのでしょう?。次から次へ発表される新作グッズに驚いています。リトグラフも結構なお値段でしたが、ジュエリー絵画はさらにその上をいきますね。