Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

迎賓館・赤坂離宮参観 (3)

2016-05-07 23:47:56 | つぶやき

 本館内は写真撮影不可。どの部屋も装飾がゴテゴテしすぎず、とても上品。

↓ チケットを買って、本館入口に向かう。このアーケード?の先がメインコース。

↓ 200円で音声ガイドが借りられる。せっかくなのでレンタルした。ガイドリストに、今回参観できる4つの部屋の配置図が書かれている。このような案内図を、全参観者に配布してもいいなと思った。

 この音声ガイドは、なくてもそれほど困らない。というのは各部屋ごと、無料で解説の音声が流れるので、それを聴いているだけでも十分楽しめる。参観通路の壁は白一色で、特に飾りはない。本館2階に上がり、最初に入るのが彩鸞(さいらん)の間。(写真は内閣府のHPより)

1 彩鸞(さいらん)の間

「彩鸞の間」は、暖炉の両脇や大鏡の上部に飾られた「鸞(らん)」と呼ばれる鳳凰(ほうおう)の一種である霊鳥(れいちょう)から名づけられた。条約調印、諸会議、記者会見のほか、来客の控えの間など多目的に使用される。
部屋の広さは約160㎡。部屋の装飾は19世紀初頭ナポレオン一世の帝政時代をモデルにしつつ、天井、壁、柱などには、日本の武器(槍?)、甲冑、鎧兜などの装飾が施されており、西洋風の部屋に日本の武具類を飾る発想になるほどなあと恐れ入った。この部屋で記者会見を行う安倍総理の写真が飾られていた。

↓ この暖炉は暖房でなく、排気の役目をしていた。

2 花鳥の間

「花鳥の間」という名は、天井に描かれた36枚の油絵や、欄間に張られた錦綴織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることに由来する。この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂で、最大130名の席が設けられる。ここで食事をとるわけだけど、意外と照明が暗い。ルームサービス用、正餐用の食器類の一部が飾られていた。ルームサービス用は、月桂樹の葉をモチーフに、あっさりとしたデザイン。正餐用は、果物の絵などがカラフルに描かれていた。見学した時、この部屋にテーブルと椅子が置かれていた。

 読んでくださり、ありがとうございます。



4 コメント

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りら様 (marine)
2016-05-08 20:58:03
こんばんは。

3日分の記事をじっくり読ませていただきました。いつも貴重な記事をありがとうございます。

写真だけ見てると日本とは思えないです。
迎賓館とは、こんなにも贅を凝らしたものだったのですね。
日本の持てる技術を結集して作ったのでしょうね。
全て洋風かと思いきや、鎧兜などの日本のモチーフも使われていて、国賓しか招かれませんが、嬉しい配慮ですね。

機会があれば、間近で見てみたいです。
いつも、後に見学される方への配慮など細やかに書かれていて、とても参考になります。ありがとうございます。
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marineさま (りら)
2016-05-09 00:02:42
 コメントをありがとうございます。

 marineさまから情報を頂いたおかげで、5月7日(土)に、NHK Eテレの「ららら♪クラシック」を見ることができました。どうもありがとうございました。ハイドンについては、りつこさまがとても興味深いコメントを寄せてくださいましたので、どうぞお読みください。

>迎賓館とは、こんなにも贅を凝らしたものだったのですね。日本の持てる技術を結集して作ったのでしょうね。

 明治期に、あれだけの建築を成し遂げたことに驚きと共に、感動を覚えました。そして日本人であることに誇りを持ちたいと思いました。欧米諸国の宮殿と比べても、決してひけをとらないです。一度は見る価値があります。marineさま、ぜひ時間をやりくりして、足を運んでみてください。私も少し時間をおいて、もう一度参観したいと思います。

 日に日に記憶が曖昧になってきており、やはり見学した折、メモを取るべきだったと後悔しております。
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りら様 (marine)
2016-05-12 23:23:47
こんばんは。
新しい記事もアップされてるのに、こちらですみません、らららクラシック、7日には家族と番組視聴の折り合いがつかず(恥)見られなくて(録画も出来なくて)、今日の再放送でやっと観られました。
私もハイドンは詳しくありませんが、あの弦楽四重奏は有名ですよね。曲の成り立ちなどは全く知りませんでしたが。
で、先だってのりら様からの返信に書いてあった、ハイドンに関するりつこさまのコメントは、どこに載ってるのでしょう?
宜しければ教えてください。
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marineさま (りら)
2016-05-13 00:15:58
 コメントをありがとうございます。

 marineさまのおかげで、見ることができた「ららら♪クラシック」。今までハイドンについて、深く追求したことはなかったのですが、とても安定した人生を送った方のようで、ちっと驚きました。
「弦楽四重奏」を「幾何学模様のよう」と仰った池田先生の表現が、あまりに的を得ていて唸りました。marineさまもこの番組を見ることができて、良かったですね。

 さてりつこさまのコメントは、次をクリックしてください。http://blog.goo.ne.jp/asumirio63/e/a9d89f0ab471aa7dafcf532741854653
 今までこういう目線で、、モーツァルトを見たことがなかったのでとても新鮮でした。クリックできない時は、「ベルばら新作エピソード6 後編 (5)」をご覧ください。
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