足助千年ゼミ

エコでおしゃれな21世紀の里山の暮らしを考えます

5/6『流域の木をどう使うか!!!』

2011-05-07 01:02:04 | ゼミの議事録
『流域の木をどう使うか!!!』

議題提案者 州崎
参加者 州崎、鈴木サトシ、三浦、浅野ミカコ、市川、奥山、古橋(書記)

自己紹介の後、現在の問題としての間伐後の切り倒した生木の運搬にコストがかかることをあげられました。こうした事情から、この近辺でも間伐した木は切置きするようになっています。

そうした中、奥山さん、州崎さんからの情報で各地でおこなわれつつあり、最近注目されている間伐の方法の一つに【皮むき間伐】という方法があるということを伺いました。

「皮むき間伐」とは、従来の間伐方法とは異なり、木の皮をむいて、ゆっくり立ち枯れさせ、8ヶ月程乾燥させ間伐するというものです。そのため、女性や子供でも参加でき、環境意識の高まりととも に全国的に広がっているようです。

最近では、豊橋、設楽町、豊田市においても、この方法を取り入れている方が増えてきているそうです。

この方法のメリットとしては....

1.運搬が楽になる。(乾燥して軽くなるため)
2.剥いて楽しい~♪(女性や子供でもできる)
3.綺麗な丸太になる。

など手軽に綺麗な丸太ができて、林道から離れた場所の木でも運搬可能となるようです。

そうした方法を取り入れた木を使い、どんなことが出来るかを知恵を出し合いました。

実際にこの近辺でも作られているものから言ってみると....。

1.東栄町でおこなわれている丸太を使った『チェンソーアート』
2.稲武でおこなわれている『ランプシェード』
3.綺麗な丸太を生かした、家(ログハウス)や家具
4.ペレットなどバイオ燃料
5.子供達向けに『クラフト教室』
6.扶桑町の丸太を使った橋(墨汁、木酢液を使った手作り防腐剤)
7.木質燃料を使う仕組みを広げる。
   (薪ボイラー、石釜ピザ、ペレットストーブ)
などなど様々な事例がでました。

こうした事を踏まえて重要に成るのが、ストックと作り手ということに至りました。

一つ目のストックとは、様々な材料や燃料の在庫のことです。常に安定供給出来ることが重要です。
二つ目の作り手は、ズバリ人材です。
ここでの人材は、半農半林が出来る人という意味です。

こうした田舎暮らしのメリットを、様々な電力事情を加味して考えると.....。

災害時に非常に強い!ということでした。
さらには、農業もしていれば、最強です(笑)

この扶桑町を見渡しても、各家庭には、山からの湧き水があり、すぐ目の前の自分の山から木を切れば!家の前までコロコロ転がせて持ってこれるので、輸送料タダ(笑)
ガスが切れても、薪で何とか成る!

こうしたことからも解るように、木を使う仕組みが出来上がると非常時にも強いです。

木を使った健康器具を作ることも可能!

さらに州崎さんからは、我国は温暖で雨も良く降ります。こうした気候は、世界を見渡しても日本ならではのもの!木がすくすく育ちやすい環境だそうです。

世界のかなりの地域では、こうした気候でないため砂漠化が進んでいるそうです。そうなんです!日本ほど、木が育ちやすい国は無いのです!

この事実をもっと私達は感謝しなければならないのです。
これからはこの木の魅力、木の活用方法を皆で考えて、日本から世界に発信しようではないか!

という形で本日の議題が終了いたしました。
お疲れ様でした。

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