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マイペースおくやまの進化的考察

進化の研究は楽しい!というわけで、日常の研究生活で考えたこと、感動したこと、あるいは思いつきのネタの備忘録です。

春到来?

2007-02-27 22:44:41 | 日常
今日は今年はじめてフィールドに出かけました。京都は北山の貴船です。
例年だとまだまだ土が凍っているくらいの時期ですが、今年の暖冬を反映して今日は異様に暖かかったです。ぱっと見はまだまだ真冬の景色なのに、この暖かさ。かなりの違和感を感じました。

調査地に着くと、例年であれば3月の中旬まで花が無いはずのコチャルメルソウがすでにちらほら咲いているではないですか!桜の開花は例年より2週間早いと聞いていますが、チャルメルソウ花便りは約3週間の前倒しのようです。やれやれ。

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写真のページ追加

2007-02-23 18:53:34 | 日常
だいぶ前の事ですが、友人と台湾に調査に行った時の写真をアップしました。台湾の生き物の多様性の一端に触れられるように写真を選びました。良かったらこちらからどうぞ。
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ダーウィンの悪夢

2007-01-30 18:48:29 | 日常
気になっていたドキュメンタリー映画「ダーウィンの悪夢」を見てきました。

衝撃的な内容でした。この映画の内容に対しては賛否両論あるようですが、確かなことは、監督の主観による編集はあるにせよ、この映像は大筋では真実であろうということです。
経済学的な視点からは、この映像で示された貧しさはある一面だけを取り上げたものであり、一方でヴィクトリア湖周辺の諸国に大きな富をもたらしたという事実が重要だという意見もあるかもしれません。

しかし生物学の観点から言えば、やはりこのナイルパーチの移入とそれに由来する産業システムは不可逆的な破滅の構図と言わざるを得ないように思います。映画の後でオランダ人の元研究者、Goldschmidtさんの著書(丸武志訳)「ダーウィンの箱庭ヴィクトリア湖」も読みました。ここにはナイルパーチ導入以前の湖の生物多様性がいかに豊かであったかが描かれており、また導入後いかにそれらが急激に失われたかについても多くの記述がありました。かつてシクリッドの仲間はその種の数に応じた、極めて多様な生態学的役割を果たしてもいました(例えば多くの藻食魚など)。それらの多くが滅び、全て肉食魚であるナイルパーチに置き代わった生態系では(小さなナイルパーチは共食いによって大きな個体に食べられ、食物連鎖ではかつての小型藻食魚の役割も果たしているという)、湖の水質汚濁などが進行するのも想像に難くありません。もちろん湖の水質が悪くなっているのには他にも様々な原因があるようですが、その大きな一部を担っているはずです。

もう一つ本質的に重要だと私が思うのは、本来地元の人々が安価に依存していた資源(シクリッド)が無くなり、代わって日本や欧米といった経済大国の資源となっているということです。さらにこの映画が示唆しているように、魚という資源の見返りがもしも武器という形でアフリカ側にもたらされているとしたら、この産業が地元におしなべて幸福をもたらしているとは到底考えられないように思えます。

ナイルパーチの不気味なまでの巨大さが印象的でした。
一台の貨物輸送機が50トン超の魚の切り身を国外に運んでゆく。そのナイルパーチは全てビクトリア湖の固有種を食べて大きくなって、それがどんどん湖外に持ち去られる。単純にそう考えただけでも、失われた生物多様性の大きさに愕然とさせられます。

この映画では、じゃあわれわれはどうしたら良いのか?という問いへの答えはもちろん示されていません。しかしまずは現実を知ることが重要なのであり、そこから望むと望まざるとに関わらずこの破滅的システムの一員になってしまっている自分としてできることも考えていけるのかなと思いました。


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限定盤

2007-01-27 00:26:29 | 日常
ここ数日かかりっきりだった仕事がようやく片づきました。
それでようやく2日遅れで大好きなMr.Childrenのニューシングルを買いに行ったら、、、
う、売り切れ!?
限定盤って、そんなの聞いてないっす。
調べてみると40万枚完全限定とか。
忙しくてしばらく店に行けなかったファンとかは見放されてしまったのでしょうか?限定盤である必要性がよく分からないのですが。

ネットオークションとかでミスチルのシングルにプレミアが付くとかそういう事態になるとしたら1ファンとしては悲しいです。ただ音楽が聴きたいだけなのになあ。

「限定版商法に絶望した!」って感じです(ネタが分からない方すいません)。
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謹賀新年

2007-01-04 23:01:35 | 日常
新年明けましておめでとうございます。
昨年はたくさんの方にお世話になり、シンポジウムのオーガナイズなどはじめての経験もでき、非常に実り多く楽しい一年でした。今年もよい一年になるように頑張っていこうと思います。
と、いうわけで手始めに気分一新で仕事に励めるよう、長年ひどい有り様だった僕の仕事机を片づけてみました。
すごいキレイになりましたが、今度は他人の机みたいで落ち着かなかったりして。

ともかく、本年もよろしくお願い致します。

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縁起の悪いブログ

2006-12-20 14:28:12 | 日常
研究者にとって最も忌むべき言葉、それは間違いなく「リジェクト」です。ずっと気になっていたのですが、ブログに付いているアクセス解析で調べると週に一度くらい、「エディターリジェクト」という検索ワードでここを訪れる方がいます。
試しにGoogleで「エディターリジェクト」と入力してWeb検索をすると、、、

ぶっちぎりでトップに私のブログが来ました。

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冬の植物採集

2006-12-17 23:56:20 | 日常
色々と重なっていた仕事が一段落したので、研究室のみんなで徳島へ合宿に行ってきました。

12月も半ばなので植物はいまいち楽しめないかと思っていたのですが、予想外に素晴らしい出会いが沢山あって、大満足で帰って参りました。冬の植物探訪もたまにはいいものですね。
写真は徳島県東部固有の野生菊、ナカガワノギクです。渓流沿い植物でもある美しいキクです。

この冬の寒空の下、驚くべきことにキシツツジやナカガワノギクはきれいに花を咲かせていましたし、四国の石灰岩地らしいものとしてはヒメウラジロなんかが 沢山見られて嬉しくなりました。珍しいイワユキノシタがびっしり岩壁に生えているのも感動的でした。写真を撮りまくってしまいました!

もちろんお目当てのチャルメルソウの仲間もバッチリ発見。特にトサチャルメルソウは四国の個体群にははじめて出会ったので感慨もひとしおです。

また他の写真をアップする予定です。お楽しみに。
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暑さと猫と

2006-08-11 00:05:28 | 日常
暑い、、、。 ここ数日のひどい暑さに参ってしまいそうです。京都の夏は、台湾なんかよりよっぽど暑いのではないでしょうか。
じつは家にはエアコンがなく、睡眠にも影響が出てきたので、氷まくらを買いました。 たった1000円で何とか耐えられます。期せずしてエコロジーな生活してますよ。やれやれ。

さてそれよりも問題は、大事な私のチャルメルソウ達です。
かなり丈夫な植物なのですが、そうはいってももともと深山のしかも沢沿いの植物なので、はっきりいって暑さにはかなり弱いです。一日二回くらい水をやって周りごと冷やしてやって何とか凌いでいます。

そこにさらに頭を悩ませてくれるのが、吉田キャンパスに住み着いている野良猫。 白黒のシマシマのやつです。
何を思ったのかいつも特定のチャルメルソウの鉢をメチャメチャにひっくり返してくれます。 土から出た貴重なその数株は、強い日差しでカラカラになってしまいました。

そういうわけで、夏は猫が嫌いです。次見たら尻尾踏んでやる!
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台湾から帰ってきました

2006-08-08 15:11:27 | 日常
しばらく書き込まなかったのには、特に理由があるわけではありませんが、
その間に急遽台湾に調査で行くことになり、そして帰ってきました。
今回は台湾の研究者の方に案内してもらえたので、外国人ではアクセスが少し難しいような場所にも行くことが出来ました。
10日間という短い期間でしたが、思いきり台湾の自然を満喫できました。
例えば日本では極めて珍しいイワタバコ科のシシンランを初めて見ることが出来て、しかもそれがタイワンチャルメルソウと同じ場所に生えているのには感動し ました。シシンランは台湾では珍しくないと聞いてはいましたが、しかし葉の形が非常に美しい着生植物です。花も咲いており、マルハナバチが訪花するところ まで観察できました。

今回初めて知った、台湾オリジナルの面白い飲み物としては愛玉子が あります。これはイチジクの一種オオイタビの果皮(といっても集合果なので、種子のように見えるそう果の周りのペクチン質です)から採れるものだそうで、 植物学を学ぶものとして非常に興味をそそられました。パッションフルーツやレモン果汁のジュースに氷と一緒に入れられて飲むのですが、これが何とも美味し い!台湾に行く機会が有る方はぜひ飲んでみて下さい。向こうではセブンイレブンにも置いてあります。日本でブームが起こる日も近いかもしれません。収 穫量はあまり多くないようですので、どのように供給を確保するのかが問題になるでしょうね。

台湾は日本人に親切な国で、非常に旅行しやすい国です。有名な観光スポットには日本語表示もしばしば見られます。
最後に、世界最高のビル、TAIPEI101のカフェで見つけた奇妙な日本語メニューを紹介。英名はMilky Wayでした。
その日本語訳「熱の銀河の酋長」
全然名前から品物が想像できません!
私は普通にコーヒーを頼んでしまったので、誰か真相を解明して下さい、、、。

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ニューヨークシティーの送粉共生系

2006-07-03 16:30:50 | 日常
今日は本当に盛りだくさんでした。先輩の記憶をたよりに、ニューヨークシティでフィールドワークを決行!
ニューヨークシティの海岸部はこの著名な大都市の姿からは想像できないほど豊か(というほどのものかは分かりませんが)な自然を育んでいます。ブルックリンの浜にはアメリカカブトガニの死骸がたくさんうち上がっています。日本では絶滅危惧種のカブトガニですが、こちらではふつうのカニよりたくさん目につくくらいです。親子連れの釣り人はたくさんいて、しかもみんななかなかよく釣れています。魚はかなりたくさんいるみたいです。
そして、こちらは自然とはいえませんがニューヨークの海岸部に逸出したユッカの一種Yucca filamentosaにその共生のパートナーであるユッカガ(Tegeticula yuccasella)を発見することができました。
その後はニューヨークシティの地下鉄に乗ってマンハッタン島へ。アメリカ自然史博物館を訪れました。しかし訪れたときにはすでに夕方で閉館寸前の時間。特別展示のダーウィン展も結局見られずじまいでした。(次回に続く)
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