最近、真面目なネタは植物園のブログに書いていて、こっちに書くとしたらしょうもない話題しかないけどそればっかりだと、アホだと思われそうなので(いや、まあ実態は紛れもないアホなのですが)、なかなか書くことがないという事態に苦しんでいます。
こちらでの仕事に、唐突にやってくる数々の質問に答えるというものがあります。もちろん植物に関する質問ではあるのですが、これがなかなか多岐にわたっていて毎回苦戦します。
最近の質問では、「なぜオジギソウに触れると葉をたたむのか」というのがかなり勉強になりました。これは植物の接触刺激応答の最たるもので、動物の神経のような電気信号で刺激が伝わっているというのです。さらに、エーテルで麻酔すると葉を閉じなくなるとか!遺伝子発現レベルで調べれば、目に見えないだけでどんな植物もすばやく反応しているのかもしれません。SOS物質の話もありますし、思っているよりずっと植物には「動き」があるようです。
そんで今日は専門に関することを植物園ブログに書きました(公開は24日ですが)。なぜ鳥媒花は赤いのか?これも、「鳥は赤い色を好むから」だと思っていたら、おおっとこれは半世紀以上前の認識だったようです。実際には鳥はヒトより遥かに色覚も含め視力に優れていて、赤い色を好むという証拠はどこにもないようです。げげっ。
これについても結構新しい論文が出ていて、それでようやく認識したのですが、まだはっきり決着がついていなかったのですね。鳥の側ではなく、競争者のハチの知覚系と関係しているという考えが有力なようです。
しかし鳥媒花がたいてい赤くなるというのは疑いようもない事実だけに、その進化生態学的な理由付けがまだなされていないというのにはかなり驚きました。思えば、紅葉のことといい、植物の赤色という形質それ自体がかなり興味深いですね。
やれやれ、結局自分の無知をさらしてしまいました。博士(雑学)の称号に値するのはいつの日か、、、。
こちらでの仕事に、唐突にやってくる数々の質問に答えるというものがあります。もちろん植物に関する質問ではあるのですが、これがなかなか多岐にわたっていて毎回苦戦します。
最近の質問では、「なぜオジギソウに触れると葉をたたむのか」というのがかなり勉強になりました。これは植物の接触刺激応答の最たるもので、動物の神経のような電気信号で刺激が伝わっているというのです。さらに、エーテルで麻酔すると葉を閉じなくなるとか!遺伝子発現レベルで調べれば、目に見えないだけでどんな植物もすばやく反応しているのかもしれません。SOS物質の話もありますし、思っているよりずっと植物には「動き」があるようです。
そんで今日は専門に関することを植物園ブログに書きました(公開は24日ですが)。なぜ鳥媒花は赤いのか?これも、「鳥は赤い色を好むから」だと思っていたら、おおっとこれは半世紀以上前の認識だったようです。実際には鳥はヒトより遥かに色覚も含め視力に優れていて、赤い色を好むという証拠はどこにもないようです。げげっ。
これについても結構新しい論文が出ていて、それでようやく認識したのですが、まだはっきり決着がついていなかったのですね。鳥の側ではなく、競争者のハチの知覚系と関係しているという考えが有力なようです。
しかし鳥媒花がたいてい赤くなるというのは疑いようもない事実だけに、その進化生態学的な理由付けがまだなされていないというのにはかなり驚きました。思えば、紅葉のことといい、植物の赤色という形質それ自体がかなり興味深いですね。
やれやれ、結局自分の無知をさらしてしまいました。博士(雑学)の称号に値するのはいつの日か、、、。
と、いうわけでそのときすでに行動が終わっていました。
今回はこの超娯楽映画「トランスフォーマー/リベンジ」のレビューを熱く語ります。
まずロボットのかっこよさは前作の150%増くらいになっています。どこかの映画レビューで、「かっこ良くて泣いたのは生まれて初めての経験だ」と書いている方がおられましたが、その気持ちはよく分かります(さすがに私は泣いてませんが)。特にヒーローであるオプティマスプライムの活躍のさせ方は、監督のセンスなのかシナリオライターのそれなのか知りませんが、本当に「お約束」をよく分かってらっしゃると感じました。日本の少年マンガ(特にジャンプ系)の王道をまさにこれでもかというくらい突き進んだという感じです。
ともかく前作のファンの期待を全く裏切らない作りになっていますので、前作を楽しめた方は今作もまず間違いなく楽しめるでしょう。話のテンポも極めて良いです。
その他の見所としては
・どう見てもゾイドなラヴィッジの活躍。これはゾイドで遊んだ僕らの世代にはたまりません。
・合体!超パワーアップ!!いや、実写でこんな絵が見れるとは、、、。
・サム(主人公)の両親の演技。ギャグ役オンリーのように見せかけて、最後はちょっと感動ものです。
・肉屋大活躍。特に前作を覚えていれば爆笑です。
逆に、ドラゴンボールをはじめとする少年マンガを楽しめない人には「話の底が浅い」とか「子供騙し」と映るかもしれません。
だがそれがいい。
意欲作すぎる今作には、しかし、ファンとしていくつか文句を言いたい部分もあります。
・まず、せっかくものすごい種類のトランスフォーマーたちが登場するのに、期待していたトランスフォーム(変形)シーンがはっきり表現されないキャラクターが多い。特に、敵役の重機(ミックスマスター、ロングハウル、ランページ)が変形するところはもっとちゃんと見せてほしかったです。これでは事前知識が無いとロボット形態と車形態の対応付けが出来ない人が多いのではないでしょうか。ここはトランスフォーマーという作品の肝なのでかなりもったいないです。
・人間の軍隊が強すぎ、また兵器の使用が苛烈過ぎる。これはたぶん撮影に米軍の大きな協力を得た代償なのでしょうが、平和主義の人間が予備知識無しに見ると、どうしてもネガティブな印象を禁じ得ないのではないかと思います。実際私も最初ちょっとひきました。それに人間が強すぎるとどうしてもトランスフォーマーたちの魅力が霞んでしまいますし。こういうものだと思うようにしてからは気にならなくなりましたが、前作くらいのバランスを保って欲しかったです。
・シナリオごとのボリュームのバランスが悪い。例えば学校に関わる場面はもう少しカットしてクライマックスに回すこともできたのではないか?さらに学校に登場するあのトランスフォーマーを出す必要が感じられない。だって格好よくないし、、、。
・前作で秀逸だった、普通の風景(実写)から滑らかかつ突然の異形の出現(CG)、という場面がかなり減ったこと。今作でも冒頭の場面は一応これに当たりますが、それ以降は常に画面にトランスフォーマーがいる状態で、あの自分が非現実の世界に投げ込まれる感覚がちょっと減った気がします。前作のヘリとパトカーの変形で、劇場で開いた口が塞がらなかった時の感覚はさすがにもう味わえませんでした。これは予備知識を持った上で望んだ続編である以上ある程度仕方ないのだとは思いますが。
総じて、この映画は劇場で10回は見る価値のある映画(IF10)だと言えます。はい、結局そういう評価です。だってファンですから。
それと、これは映画館で見ないと、ほんまに後悔しますよー。DVDじゃ価値ないですよー。DVDはあくまで映画館で見た感動を思い出すための補助器具です。
今回はこの超娯楽映画「トランスフォーマー/リベンジ」のレビューを熱く語ります。
まずロボットのかっこよさは前作の150%増くらいになっています。どこかの映画レビューで、「かっこ良くて泣いたのは生まれて初めての経験だ」と書いている方がおられましたが、その気持ちはよく分かります(さすがに私は泣いてませんが)。特にヒーローであるオプティマスプライムの活躍のさせ方は、監督のセンスなのかシナリオライターのそれなのか知りませんが、本当に「お約束」をよく分かってらっしゃると感じました。日本の少年マンガ(特にジャンプ系)の王道をまさにこれでもかというくらい突き進んだという感じです。
ともかく前作のファンの期待を全く裏切らない作りになっていますので、前作を楽しめた方は今作もまず間違いなく楽しめるでしょう。話のテンポも極めて良いです。
その他の見所としては
・どう見てもゾイドなラヴィッジの活躍。これはゾイドで遊んだ僕らの世代にはたまりません。
・合体!超パワーアップ!!いや、実写でこんな絵が見れるとは、、、。
・サム(主人公)の両親の演技。ギャグ役オンリーのように見せかけて、最後はちょっと感動ものです。
・肉屋大活躍。特に前作を覚えていれば爆笑です。
逆に、ドラゴンボールをはじめとする少年マンガを楽しめない人には「話の底が浅い」とか「子供騙し」と映るかもしれません。
だがそれがいい。
意欲作すぎる今作には、しかし、ファンとしていくつか文句を言いたい部分もあります。
・まず、せっかくものすごい種類のトランスフォーマーたちが登場するのに、期待していたトランスフォーム(変形)シーンがはっきり表現されないキャラクターが多い。特に、敵役の重機(ミックスマスター、ロングハウル、ランページ)が変形するところはもっとちゃんと見せてほしかったです。これでは事前知識が無いとロボット形態と車形態の対応付けが出来ない人が多いのではないでしょうか。ここはトランスフォーマーという作品の肝なのでかなりもったいないです。
・人間の軍隊が強すぎ、また兵器の使用が苛烈過ぎる。これはたぶん撮影に米軍の大きな協力を得た代償なのでしょうが、平和主義の人間が予備知識無しに見ると、どうしてもネガティブな印象を禁じ得ないのではないかと思います。実際私も最初ちょっとひきました。それに人間が強すぎるとどうしてもトランスフォーマーたちの魅力が霞んでしまいますし。こういうものだと思うようにしてからは気にならなくなりましたが、前作くらいのバランスを保って欲しかったです。
・シナリオごとのボリュームのバランスが悪い。例えば学校に関わる場面はもう少しカットしてクライマックスに回すこともできたのではないか?さらに学校に登場するあのトランスフォーマーを出す必要が感じられない。だって格好よくないし、、、。
・前作で秀逸だった、普通の風景(実写)から滑らかかつ突然の異形の出現(CG)、という場面がかなり減ったこと。今作でも冒頭の場面は一応これに当たりますが、それ以降は常に画面にトランスフォーマーがいる状態で、あの自分が非現実の世界に投げ込まれる感覚がちょっと減った気がします。前作のヘリとパトカーの変形で、劇場で開いた口が塞がらなかった時の感覚はさすがにもう味わえませんでした。これは予備知識を持った上で望んだ続編である以上ある程度仕方ないのだとは思いますが。
総じて、この映画は劇場で10回は見る価値のある映画(IF10)だと言えます。はい、結局そういう評価です。だってファンですから。
それと、これは映画館で見ないと、ほんまに後悔しますよー。DVDじゃ価値ないですよー。DVDはあくまで映画館で見た感動を思い出すための補助器具です。
ついに日本では6月19日になってしまいました(私の滞在しているアメリカ西海岸ではまだ18日ですが)。
今から1週間以内に映画館に行ってトランスフォーマー・リベンジを観に行ったよと私に自慢すれば、もれなく本気で悔しがる私の姿を見ることが出来ます。
、、、うらやましい。
今から1週間以内に映画館に行ってトランスフォーマー・リベンジを観に行ったよと私に自慢すれば、もれなく本気で悔しがる私の姿を見ることが出来ます。
、、、うらやましい。
昨日印象に残った出来事。
NHKのニュースで、新型インフルエンザの由来の話をやっていましたが、そこにちらっと分子系統樹が映りました。マスコミ向けに研究者の方がつくったポスターみたいなものが映ったようです(調べてみるとこちらにその図がありました)。ウイルスは進化が早いので、分子系統樹の応用にはうってつけの材料なのですね。それにしても、ほんの1ヶ月程度で分化した9株の間に、13kb中「わずか」4塩基の変異が生じるとは、、、速い!
分子系統学なんて世間の関心から相当縁遠いところにあるような気がしていましたが、よく考えてみるとそうでもありません。むしろ一番分かりやすい進化生物学の応用例ですね。原理自体も簡単なことだし、そろそろ高校生物で分子系統樹の基礎的な概念と見方くらい教えてもいいのではないでしょうか。
そういえば私もこれから高校生の教育に関わる機会がたびたびありそうなので、「ナルホド系統樹」みたいな短いレクチャーを準備しようかな。
それにしても、今年1月中旬にSan Diegoでひいたひどい風邪(咳、頭痛、発熱、関節痛全て有り)の正体が気になる、、、。ちなみにSan Diegoはカルフォルニア州にあるメキシコとの国境の街で、徒歩でメキシコに入れるので有名です。
NHKのニュースで、新型インフルエンザの由来の話をやっていましたが、そこにちらっと分子系統樹が映りました。マスコミ向けに研究者の方がつくったポスターみたいなものが映ったようです(調べてみるとこちらにその図がありました)。ウイルスは進化が早いので、分子系統樹の応用にはうってつけの材料なのですね。それにしても、ほんの1ヶ月程度で分化した9株の間に、13kb中「わずか」4塩基の変異が生じるとは、、、速い!
分子系統学なんて世間の関心から相当縁遠いところにあるような気がしていましたが、よく考えてみるとそうでもありません。むしろ一番分かりやすい進化生物学の応用例ですね。原理自体も簡単なことだし、そろそろ高校生物で分子系統樹の基礎的な概念と見方くらい教えてもいいのではないでしょうか。
そういえば私もこれから高校生の教育に関わる機会がたびたびありそうなので、「ナルホド系統樹」みたいな短いレクチャーを準備しようかな。
それにしても、今年1月中旬にSan Diegoでひいたひどい風邪(咳、頭痛、発熱、関節痛全て有り)の正体が気になる、、、。ちなみにSan Diegoはカルフォルニア州にあるメキシコとの国境の街で、徒歩でメキシコに入れるので有名です。
ようやく今月から茨城県民になりました。
んで今日はつくば周辺の買い物ポイントを探索しました。
しかし、京都とも北上とも違って、つくばは郊外型の超巨大ショッピングセンターが目立つのですね。ある意味便利ですが、なんだかアメリカみたいであまり好きにはなれません。とりあえず論文執筆の拠点に出来るTully's Coffeやスタバがあるのは北上よりいいところなのですが。
それと、北上では当たり前のように売っていた種々の海の幸(ナマコとかホヤとか、新鮮な魚)が全然売っていない!辛うじて切り昆布は少し売っていましたが、サラダで食べるにはちょっと鮮度が悪そう、、、。やはりというか、僕は貴重な環境に住んでいたのですねえ。
さて、この数日のまとめ
Q. あなたはゴールデンウィークに何をしましたか?
A. ・・・何もしませんでした。
それでも、今年は半ば諦めていたチャルメルソウの交配が少しはできたので、良しとします。いや、あかんやろ、、、。
私の性格:他人に甘いが、自分にはもっと甘い
んで今日はつくば周辺の買い物ポイントを探索しました。
しかし、京都とも北上とも違って、つくばは郊外型の超巨大ショッピングセンターが目立つのですね。ある意味便利ですが、なんだかアメリカみたいであまり好きにはなれません。とりあえず論文執筆の拠点に出来るTully's Coffeやスタバがあるのは北上よりいいところなのですが。
それと、北上では当たり前のように売っていた種々の海の幸(ナマコとかホヤとか、新鮮な魚)が全然売っていない!辛うじて切り昆布は少し売っていましたが、サラダで食べるにはちょっと鮮度が悪そう、、、。やはりというか、僕は貴重な環境に住んでいたのですねえ。
さて、この数日のまとめ
Q. あなたはゴールデンウィークに何をしましたか?
A. ・・・何もしませんでした。
それでも、今年は半ば諦めていたチャルメルソウの交配が少しはできたので、良しとします。いや、あかんやろ、、、。
私の性格:他人に甘いが、自分にはもっと甘い
これだ!(音注意)。ついにトレイラーが公開されたようです。ちゃんと続編作られてて一安心です。あまり期待しすぎてガッカリしたら嫌だな、と思いながらも期待してしまうのがファンの悲しいところです。いやいや、期待以上の出来に違いない!
TRANSFORMERS REVENGE OF THE FALLEN
アメリカ公開は6月26日です!!ってどこの映画会社の回しもんやねん、、、。
TRANSFORMERS REVENGE OF THE FALLEN
アメリカ公開は6月26日です!!ってどこの映画会社の回しもんやねん、、、。
昨日の観光があまりにアカデミックでなかったので今日はバランスをとることにしました。と、いうのは冗談ですが、本日はUCLAとその中の植物園を訪ねました。植物学者としては恥ずべきことなのですが、今回は国際免許証を取る暇がなかったせいで、採集に出かけていません。チャルメルソウの仲間の多様性が著しいカルフォルニア州に来ているというのに!まあそんな欲求不満を解消して、風邪で無駄にした日々を少しでも取り返すべくせめて植物園にでも、というわけです。
植物園みたいなところは採集できないしちょっと、、、という向きもあるかと思いますが、一方で植物の名前を見ながら観察できるので、勉強するにはもってこいという側面もあります。
さてUCLA植物園。なんというか、良く管理された京大植物園という雰囲気でとても共感が持てます。植えられている植物は、地理的な利点からかメキシコ及び中南米原産のものが多く、多くは名札がついてなかったら何の仲間か見当がつかないほど見たことが無いような植物たちでした。普通に葉っぱが生えているサボテンとか、葉がなくなってカラタチのようになっている(カラタチには小さな葉がありますが)クロウメモドキ科の植物とか、渦巻き状に曲がった毛むくじゃらの長いツノがついた実を付けるバラ科の植物とか、久々の本格的な送粉シンドロームの論文としてEvolutionに載っていた仕事(Smith et al., 2008)の主役であるIochromaとかがあって植物好きの魂に火がつきました。しかしIochromaってのはナス科の低木だったのか、、、。良くこの材料であの仕事したなあ。
それにしても、こうして所狭しと植えられた魅力的な植物たちをたくさん目の当たりにすると、種を高々2000にも満たない4文字の記号の羅列に圧縮するという行い(これが20億になっても本質的には変わらないと思いますが)が、生き物の一番魅力的な部分を削ぎ落とす行為なのだなあと思えてしまいます。思うに情報の圧縮というのは、それをもとの情報に戻す知識があってはじめて生きてくるものでしょう。そういう意味で、ナチュラルヒストリーに根ざした生物学というものはこれからも輝きを失うことは無いし、自らも鍛錬を怠らないようにしないとなあなどとふと考えました。
ともあれ、残った時間はまたダウンタウンに移動してトランスフォーマーたちの戦いに巻き込まれる妄想に耽っておりました。だって好きなんやもん、、、。
植物園みたいなところは採集できないしちょっと、、、という向きもあるかと思いますが、一方で植物の名前を見ながら観察できるので、勉強するにはもってこいという側面もあります。
さてUCLA植物園。なんというか、良く管理された京大植物園という雰囲気でとても共感が持てます。植えられている植物は、地理的な利点からかメキシコ及び中南米原産のものが多く、多くは名札がついてなかったら何の仲間か見当がつかないほど見たことが無いような植物たちでした。普通に葉っぱが生えているサボテンとか、葉がなくなってカラタチのようになっている(カラタチには小さな葉がありますが)クロウメモドキ科の植物とか、渦巻き状に曲がった毛むくじゃらの長いツノがついた実を付けるバラ科の植物とか、久々の本格的な送粉シンドロームの論文としてEvolutionに載っていた仕事(Smith et al., 2008)の主役であるIochromaとかがあって植物好きの魂に火がつきました。しかしIochromaってのはナス科の低木だったのか、、、。良くこの材料であの仕事したなあ。
それにしても、こうして所狭しと植えられた魅力的な植物たちをたくさん目の当たりにすると、種を高々2000にも満たない4文字の記号の羅列に圧縮するという行い(これが20億になっても本質的には変わらないと思いますが)が、生き物の一番魅力的な部分を削ぎ落とす行為なのだなあと思えてしまいます。思うに情報の圧縮というのは、それをもとの情報に戻す知識があってはじめて生きてくるものでしょう。そういう意味で、ナチュラルヒストリーに根ざした生物学というものはこれからも輝きを失うことは無いし、自らも鍛錬を怠らないようにしないとなあなどとふと考えました。
ともあれ、残った時間はまたダウンタウンに移動してトランスフォーマーたちの戦いに巻き込まれる妄想に耽っておりました。だって好きなんやもん、、、。
学会が終わり、今は観光でロサンゼルスに滞在しています。しかし悲惨なことにいきなり風邪を引いてしまい、2日間何もできずに棒に振ってしまいました。ようやく楽になったので、とっておきの計画を実行に移しました。いや、実はこっちに来てから思いついたのですが。
こちらに滞在中、こんな素晴らしいウェブサイトを見つけてしまったのです。このウェブサイトによると、ロボットたちの死闘の巻き添えになってとてもひどいことになったあの街は他でもないこのロスなのだそうです。
というわけで、まずはトランスフォーマーたちのお友達、サムの家を訪問。
すげえ。普通の民家で、人も住んでます。残念ながらバンブルビーとサムはお出かけ中なのか留守でした。いつまでも人の家の前をうろうろするわけにもいかないので、次の目的地へ。
サムがパトカー(に変形したロボ)に襲われた場所も確認。個人的に一番好きな場面です。なぜか車置き場になっててフェンスで覆われていて中には入れません。ちょっと残念。
つい2年前にえらいことになったはずのダウンタウンは見事に復興してました。ジャズがメガトロンに真っ二つにされた(オォウ)あの時計塔もそのままあります(しかしえらく小さい)。ヘリコプターのロボ(ブラックアウト)が降り立った塔もずばり。テンション上がりまくりでした。
〆にハリウッドのグリフィス天文台に上り、オートボット集結の面影を辿りました。すごくたくさん人が観光に来ていましたが、きっとみんな私と同じ目的でしょう(強い願望)。ついでに偶然見つけたタイ料理屋で本場さながらのラーブやトムヤムを食べきれないくらい食べ(20ドル!)、宿に帰りました。しかし、ファンには感涙ものの場所がそこかしこにあってほんまに最高の一日でした。
先ほどおさらいしたら、まだいくつか見落としがあったのでまた明日チェックに行きます。いやあ奥が深い、、、。
こちらに滞在中、こんな素晴らしいウェブサイトを見つけてしまったのです。このウェブサイトによると、ロボットたちの死闘の巻き添えになってとてもひどいことになったあの街は他でもないこのロスなのだそうです。
というわけで、まずはトランスフォーマーたちのお友達、サムの家を訪問。
すげえ。普通の民家で、人も住んでます。残念ながらバンブルビーとサムはお出かけ中なのか留守でした。いつまでも人の家の前をうろうろするわけにもいかないので、次の目的地へ。
サムがパトカー(に変形したロボ)に襲われた場所も確認。個人的に一番好きな場面です。なぜか車置き場になっててフェンスで覆われていて中には入れません。ちょっと残念。
つい2年前にえらいことになったはずのダウンタウンは見事に復興してました。ジャズがメガトロンに真っ二つにされた(オォウ)あの時計塔もそのままあります(しかしえらく小さい)。ヘリコプターのロボ(ブラックアウト)が降り立った塔もずばり。テンション上がりまくりでした。
〆にハリウッドのグリフィス天文台に上り、オートボット集結の面影を辿りました。すごくたくさん人が観光に来ていましたが、きっとみんな私と同じ目的でしょう(強い願望)。ついでに偶然見つけたタイ料理屋で本場さながらのラーブやトムヤムを食べきれないくらい食べ(20ドル!)、宿に帰りました。しかし、ファンには感涙ものの場所がそこかしこにあってほんまに最高の一日でした。
先ほどおさらいしたら、まだいくつか見落としがあったのでまた明日チェックに行きます。いやあ奥が深い、、、。
「ありのまま今日起こったことを話すぜ。金曜日が終わったと思ったら、なぜか金曜日の朝だった!」と、いうわけで現在SanDiegoでルームサービスで頼んだSamuel Adamsを飲みながらアメリカ渡航の長い一日がようやく終わります。
飛行機の中で観たPIXARのWALL-Eはなかなか秀逸でした。なんか自分がすごい「ロボット物」好きであることを再認識してしまった、、、。ストーリーは非常にほのぼのしていて、シンプルでそれでいてどこかリアルで、かなりおすすめです。
飛行機の中で観たPIXARのWALL-Eはなかなか秀逸でした。なんか自分がすごい「ロボット物」好きであることを再認識してしまった、、、。ストーリーは非常にほのぼのしていて、シンプルでそれでいてどこかリアルで、かなりおすすめです。