初登場、ミヤスコフスキー!
今回は27曲もの交響曲を残したミヤスコフスキー(1881年-1950年ロシア)作曲の交響曲第27番をご紹介します。
ミヤスコフスキーもメジャーの一歩手前と言った感じの作曲家でしょうか。もっとたくさんの交響曲を書いた作曲家は他にもいますが、27曲の交響曲もなかなか凄いと思います。
現在ミヤスコフスキーが評価されつつあるという話も聞いた事がありますので、そのうちショスタコーヴィチくらいまで有名になるかもしれませんね。
さて、このミヤスコフスキーの交響曲第27番は彼の最後の交響曲になり、まさに「白鳥の歌」と呼ぶに相応しい内容となっております。
この曲には人生の総決算のような哀愁漂う旋律や、ほのかに美しい旋律、輝かしい演奏も聴く事ができますので、ミヤスコフスキーを最初に聴くならば、この曲かヴァイオリン協奏曲をお勧めしたいです。
それでは曲のご紹介と参りましょう。曲は3つの楽章から構成されており、演奏時間は約35分となります。
1.第1楽章
哀愁漂うメロディーで曲は始まります。そして徐々にテンポが速まり高揚感のある演奏へと続きます。そして静かな演奏になり、やがて美しいメロディーが登場します。その後は再び哀愁が漂いそうなメロディーが流れ、適度に高揚感のある演奏も展開されます。そして、再び静かで優しいメロディーが奏でられ、その後美しいメロディーが再び登場します。そして一旦静かな演奏に戻ると、徐々に高揚感のある演奏へ続き、その高揚感の中で曲は終わります。
2.第2楽章
この曲も哀愁漂うメロディーで始まります。その後は、穏やかで美しいメロディーが展開されます。
中盤くらいには高揚感のある演奏が登場しますが、再び哀愁漂うようなメロディー、その後高揚感のある演奏、そして哀愁漂うメロディーが繰り返され曲は進行します。
そして、曲の終盤には美しいメロディー(これは、ほどよい甘さです)が高らかに演奏され、その後穏やかな曲調になり静かに終わります。
3.第3楽章
小刻みなリズムで曲は始まり、徐々に高揚感のある演奏へと続きます。そして、やがて民謡風かつ行進曲風のメロディーが輝かしく登場します。
そして、最後はその民謡風かつ行進曲風のメロディーが高らかに演奏され、曲は高揚感の中で幕を閉じます。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはOLYMPIAでエフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、ロシア国立交響楽団の演奏のものです
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